なんとか読了、パソコンを触る機会ができました。

次の感想は、saw　様の「眠り姫は箱庭で幸せを乞う」です。

いやな夢から始まる朝、幸せな、とてもみんなに愛された女の子の日常。うらやましいと思いながらも、あの夢のことがちらつきました。

とても読みやすい文体で、一人称が途中で別視点に切り替わるのですが、空行もあるせいで、混乱もせず読み終わることができました。

なんというか、キャッチコピーの意味を考えて、答えがでなかったです。

さて、ネタバレ感想書きます。

☆

夢のシーンは、ホラーでしたね。

しかも電子音。未来からのなにかだと思いましたが、違いましたね。

誕生日を友達に、母に祝福され、幸せな日常を送る主人公。ああ、なんていい環境なんだと羨ましくなるくらいでした。

けれども、夢のことを考えるとこれから真っ逆さまに落ちる運命なのか、そんな風に覚悟しながら、読み進めます。

そうして真相がわかったとき、悲しくなりました。

冒頭でも書きましたが、「本当の幸せって何だろうね」というキャッチコピーについて考えました。

彼女にとってはこのままが幸せかもしれない。

なんとも物悲しい気持ちになる物語でした。

願わくば、彼女が目を覚まして、みんなを幸せにしてほしいなあと。

それは彼女の幸福とは遠いものになるかもしれませんが。

「本当の幸せって何だろうね」

本当に何なのでしょうね。

考えさせられる物語でした。

この度は企画にご参加いただきありがとうございました。

次の感想は、Ｋ・Ｓメッセ　様の「アリスドリームストーリー」です。

時間を見つけて読むようにしますが、もしかしたら感想は月曜日になるかもしれません。

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