叙詩

華末諧謔之詩

翻於昏門華之旗

崩城壁而唸鬨声

旧握天下之人影

今只為書中墨跡

我迎客人山中庵

談以此一編故事

寂寥世是幾何乎




たそがれの門にひるがえる華の旗、


崩るる城壁に唸るときの声。


ふるく天下を握せし人影も、


今はただ書中の墨あとと為りぬ。


我山中のいおりに客人を迎えて、


此を以て一編の故事ふるごとはなせば、


世は幾何いくばくぞとて寂寥せきりょうたりや。

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