第28話 RE:Mission-13 AOW
(?)今回の話の中、私が何回も”
その人が、本当に”
私に出来る事は、出来る限り……面白可笑しく分かり易く……ッ! ◯者の皆さんに向けて、実況や歴史をお送りする事ぐらいしか、出来ないのである……。
_________________________________
――”
それは、日本では「
この頃の日本の時代区分は「江戸時代」と「明治時代」。そして”江戸から明治”へと移り変わろうとしていた”激動の時代”でもあった……!
御用だ! ”
”
ヤバいよ!? どうしよう!? 尊王攘夷志士達、マジ本気だよッ!? そうだ! 将軍を辞めよう……ッ!
そして、日本の
ここまで
ホラ、日本で起こっている事には『気を付けなきゃ!?』と思えど……外国で起こっている事には『ヘェ〜そうなんだ〜フ〜ン』……と、そんな程度で済ませないためにもッ! ……そういうイメージである。もっと言ってしまえば……”自分の庭が火事じゃあない限り、ど〜でもいい”……と言った精神を持たず、聞いて欲しいのだ……ッ!
さて、まずは大変恐縮ながら……「アメリカ合衆国」という国は、ヨーロッパの暗黒時代にも負けない程に、その広大な大地が……”大量の血”と”
では何故? そこまで比喩される程に、戦争は起き続けたのか……? 今回フォーカスする「西部開拓時代」の終わりに至るまで……大小の規模に関わらず、おおよそ”五十以上”の戦争に対して”ほぼ勝利”を収めてきた、「アメリカ」という国の始まりを語るには……まずは
『ねェ〜? 西から”インド”に行くための資金〜、出資してよ〜! (意訳)』……そう語るのは、”クリストファー・コロンブス”。
……もしもの話だが……彼は、この物語の主人公である”ボス”と出会ってしまった際……真っ先に、
だが(ただし、あくまで
では何故? そんなクズ……失礼、偉大な冒険家はそう思ったのか? ザックリ言ってしまえばそれは、当時のヨーロッパの
当時の中世ヨーロッパには「冷蔵庫や冷凍庫」といった、現代では”アタリマエ”に
「胡椒に金貨十枚」という価値を付ける異世界では余程、保存技術が発達していないのか……あるいは、「
話は少し逸れたが、当時の中世ヨーロッパの食生活を支えたスパイス達。だが、その”調達ルート”には問題があった。当時の胡椒などスパイスは、
この際、主に取引に使われていた市場は”インド”である。
そんなヨーロッパから見れば、”スパイス天国”な場所は……”
だが、当時の時代は進み……
現在はトルコ共和国の首都、”イスタンブール”の前身となったこの場所は……当時は「世界の中心」と言われていてもおかしくない場所であった。この場所は、古来よりアジアとヨーロッパを結ぶ東西交易ルートの
そして……ここを管理していた”
つまり、簡単に行けなくなった以上……スパイスに対して”高まる需要”はそう簡単に満たす事が出来ず……”スパイスの品薄”により、スパイスに対する価値と言うのは、爆発的に上昇していく……! その結果が「胡椒
極端に言えば、”
『ヴァスコよ、
クズ……失礼、”コロンブスさん”と比べると、彼は
ただそれは、現代の”南アフリカ共和国”……当時では、”アフリカ大陸の最南端”を目指すように迂回しては、様々な場所に停泊しつつも、現代の”モザンピーク”と”マダガスカル”に挟まれた海を渡り、”ケニア”辺りで停泊。そして、そこから真っ直ぐ……インドの最南端辺りの場所を目指して、突き進むと……現代の人達から見れば、
それでも、その航路の発見は革新的であった。何せ、「シルクロード」の
そんな
マゼラン……「フェルディナンド・マゼラン」が成した事は、
だが、現代のブラジルやウルグアイ、アルゼンチンの一部、チリの最南端に訪れた後……太平洋へと船を進める。そして、グアム、
そうして彼は、世界初の「世界一周」を成し遂げたのだ。いいか? 世界史での”マゼランさん”は「世界一周」を成し遂げた男だ。トイレに八時間近くも
さて、長々と話してきて大変恐縮だが……ここでようやっと、クズ……失礼、”コロンブスさん”の話に戻る。
コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン……それ以前からも、
因みに、みんなが大好きであろう”海賊”が活発的に活動した、「海賊の黄金時代」と呼ばれる期間は……おおよそ「
更に余談だが、ボス達が第一章で”
さて、話を戻そう。ここでクズ……失礼、”コロンブスさん”は何故、
前述の話で、長〜く語った通り……彼が活躍していた時代は、”オスマン帝国”が新たに
だが、彼は”とある学説”を聞いて以来……下記のような考えに至るのである。
『……あれ?
……まぁ、現代の世界地図を直ぐに拝見すれば、即座に”
もうルビに表記された、”ザックリ説明”で察した人がいると思うが……聖書に記されていた時代からあった「地球平面説」に相反するような考え方である。こちらは、近いイメージで言うならば……
ただし、この際に”マゼランさん”の「世界一周」によって、この「地球平面説」が
さてさて、この「大地球体説」を知っていたクズ……もとい、”コロンブスさん”。これを信じていたが故に、上記の「オレは、西からインドを目指すッ!」……と言った、後輩の”マゼランさん”が聞いていたら、鼻で笑われそうな事を言ってのけ……実現してしまうのだ。
前述していた「
そう、このクズ……いや、”コロンブスさん”。ヨーロッパでは初めて発見された「アメリカ大陸」を……何の冗談か、当時のスパイス天国であった「インド」と、盛大に勘違いしていたのだ。
一応弁護するならば……当時の「大地球体説」は、彼が「
時代が時代故に、まだまだ”無知”や”未知”に溢れていた……と、言い換えられるかもしれない。それでも彼の”浅はかな考え”を近いイメージで言うならば……「どこで◯ドア」だろう。
そんな
そうして、ここから始まってしまうのだ……! アメリカ原住民達と、ヨーロッパの国々の間で次々と巻き起こる、実に”二百年以上”にも渡って続いた……
トアル小説家は、こう語っている……「”インディアン”と”白人”が互いに相手を
どうしてそんな血で血を洗うような、
ただ、誠に恐縮ながら……私がこうも”歴史の先生
でなければ、『
一つ例を挙げるならば……太古の昔、◯者の皆さんの祖先がまだ”
……最後は絶対にあり得ないだろうが恐らく、”狩り”や”部族間の争い”で必ず
そんな
……さて、最後に「何故、西部開拓時代と言う時代が出来上がっていったのか……?」……と言う歴史の
それはヨーロッパから見て、
現代のフロリダ州に近い位置にある”サン・サルバドル
新たに樹立され……
ここまで、要点を摘むようにして語ってきたが……それが、「西部開拓時代」という時代なのだ。
Approximately 50 days after reaching another world...
(異世界到達から、およそ50日後……)
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「……あぁ……! 当たらないよぉ〜ボスゥ〜ッ!?」
「……おいおい、もう何回目だと思ってるんだ? チャンと的に向かって、集中して撃ってるのか?」
――月明かりが差し込んでも、未だ暗闇に包まれた森の中……少し開けた森のトアル場所で、一つの”焚き火”による灯りがぼんやり浮かんでいた。この
だが、そんな中……そんな
「……ねェボスゥ? このジュウ、バレルがチョッピリ曲がっているんじゃあ……?」
「銃の
――ほう? どうやら、音の正体は
そして、その原因であると主張する”銃”を、オルセットは右手で
「エェ〜?」
「エェ〜!? ……じゃあ、ねェよッ!? そんなクソエイムばかりの、”FPSプレイヤー”みたいな言いワケを言う前になぁ……?」
「……クソエイム? エフピーエス?」
――今や
「あぁ……オレが言っていた”ゲーム”の、ジャンルの一つだよ。主に銃だけを使って戦うゲームの事。そのFPSの由来は一人称……分かりやすく言うなら、銃を構えると基本的に”自分の両手”以外、自分の体は見えないだろ? その視点でずっと戦い続けるのが、FPSって言うゲームのジャンルなんだ」
「ヘェ〜。”アールピージー”とチガうのかなぁ……?」
「まぁ、基本的に、全く別のゲームだ。ただ場合によっては、FPS視点のRPGってのはあったりするかもな?」
――確かにだろう。恐らく、該当するなら……
「じゃあ、クソエイムって?」
「……今のオルセットみたいに、”全弾ハズレ”になっている奴の事」
「モォ〜! ボスのイジワルッ!」
――握っていた”SAA”を投げ出すような勢いで両腕を振り抜き、ボスに向けて怒りを
「フッ……言われたくなきゃ、命中させろ。もう一ヶ月近くも教え込んでんのに……ほとんど命中していない奴は、逆に珍しいぐらいだぞ〜?」
~ ウィィ~ン、ピピピピピ! ~
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<シングル・アクション・アーミー>
全長 約26.6cm
重量 約1.00kg(銃のみの重さ)
装弾数 6発
使用弾薬 45ロング・ウォルト弾
(「フリーバイチケット」を使用。本来は”MP:149990000”の
略称「SAA」。
1872年、西部開拓時代の真っ
1800年頃、
これは、今まで主流となっていた”
その先駆けとして、”
……暴発の危険性が高かった”
そうして時代は進み、1860年代の頃……現代の銃火器の弾薬の
そんなSAAの性能は、”
「
「
「
そして余談ながら……この”SAA”は、軍用であった「キャバルリー」という長銃身モデルを短小化させた物で、「
また……西部の保安官達が好んで使用し、平和をもたらしていたとの事で、この銃は”ピースメーカー”と呼ばれる通称があるのだ。
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<基本性能>
(
(
(
(
<破損箇所>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……それと一応、”スキャン”のスキルで調べたけど……その
「エェェ〜ウソだ〜!?」
――オルセットが握る”SAA”を「スキャン」しては、目の前の
だが、認めたくないのか……嫌そうな表情と口調で、抗議する彼女……だったのだが……?
「イヤ待った! あったぞッ!」
「……ホラァ〜やっぱりアッタでしょ〜?」
――一瞬、口元がニヤけたボスが声を上げ……その反応に、『言ったトオりでしょ〜?』……と言わんばかりの”したり顔”で反応するオルセット。
「ナニナニ……
「ぼ、ボクのショ〜ネ? ぼっ、ボスゥ? それって、どうやって直せば……!?」
「そうだなぁ……とりあえず、前に言った”テレビ”みたく……オルセットの
「ッ!? ゼッタイ、チガうでしょッ!? ボスゥッ!?」
――ボスの話の
「ハッハッハッハッハッァ〜! オルセット? こう
「……フゥゥゥゥ……ッ!」
――弱々しい威嚇音を
「……オレの事を守りたいんだろ? オルセット?」
「……フゥゥゥゥ……」
――
「ほら、もう寝る時間だってのに……急に『ジュウのクンレンがしたい!』……って言った、言い出しっぺさん? 落ち込んでる暇があんなら……サッサと三回くらいは、
「……ムゥ〜ッ! 分かってるよ〜ッ!」
――
〜 チキキ……カチッ! カチンッ! 〜
「ッ!? あっ、アレッ!?」
〜 チキキ……カチンッ! チキキ……カチンッ! 〜
――【たっ、タマが出ない!? 何でッ!?】――そう心の中で慌てながら、二度も”
「……
「えっ?」
「
――どこぞの”
「ゴッ、ゴメンッ! ボスゥ!」
〜 カチャ、チキキ……チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ……カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン……! 〜
――”SAA”などの古いタイプの
この場合だと、”
そのため、
……と言うよりも、昔の古いタイプの
「落ち着いて
「わっ、分かってるよ〜! ボスゥ!」
――今のオルセットが
そして、
更に言えば、彼女がボスに謝った直後……一番初めの”カチャ”という音は……弾薬や空薬莢を出し入れする”
〜 ……チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ…… 〜
――そして、排莢動作と同じように……
銃本体を、親指が
または……複数の弾薬を利き手に保持しながら、一発を込めたら親指で
前者は、確実な装填方法であるが、
「……ウワッ!?」
〜 ……カランッカラン……! 〜
――このように、慣れていなかったり焦っていたりすると……弾薬を取り落としてしまう危険性があるのだ。そうして、少し引きつったような……慌てた表情をしながら、取り落とした弾薬に手を伸ばすオルセットに、ボスはニヤニヤしながら注意を促す。
「ホラァ〜焦るなって言ったろ? それと、何で六発目を込めようとしたんだ? オルセット?」
「いっ、今はセントウチュウみたいなモンでしょう!? ボスゥ!? だったら”ゴハツ”じゃあなくて、”ロッパツ”をコメなきゃイケナイっていったのは、ボスでしょッ!?」
「そうだ! オルセットッ! よく覚えていたな〜! いいか? 絶対に、敵と戦う時以外は……五発しか、弾は込めちゃあいけないぞ? そして、シリンダーの”空の穴”に、必ずハンマーを合わせておく事だ。良いな!?」
「もぉ〜分かってるよ〜ボスゥ……」
――この上記の二人のやり取りの意味は、先程言った”ハーフコック”などの”
そこで、西部のガンマン達は……
また、”ハーフコック”の状態や、”ハーフコック”から
〜 ……スッ、チャキ、カチャン……! 〜
「いいか、オルセット? 何度も言っているが……銃ってのは、真っ直ぐ構えた際……銃口の近くにある”フロントサイト”と、ハンマーの近く……目の前に見える”リアサイト”が、
「分かってる! タマが出る穴のトコロの、先っぽのデッパリが”フロントサイト”! ボクのオヤユビでオこした、ハンマー近くにあるのが”リアサイト”でしょッ!?」
「そうだ! じゃあ、そのままトリガーを引いて的に当たるか?」
「当たらないッ! 必ず、的よりも下をネラうように、ちょっとジュウコウを下げるッ!」
「そうだそうだ! じゃあ、何で的より下を狙う必要がある?」
「ウッたトキのハンドウッ! ”マズルジャンプ”ってヤツでしょう!? ボスゥッ!?」
「よしよしッ! じゃあ、”マズルジャンプ”が起こる際に気をつけなきゃいけないのは?」
「ボクのカマえてる、シングルアクションアーミー! そ〜ゆ〜リボルバーをカマえているトキは、ウツさいにウマくヒジを曲げて、ハンドウをニガす事ッ!」
「ご名答だッ! じゃあ、何で”マズルジャンプ”の際の反動を、リボルバーの時は逃す必要がある?」
「手やウデをイタメナイためッ! もうッ、しつこいよッ! ボスッ!?」
「おいおい……オルセット? そう怒るな? 強者及び熟練の兵士ってのは、そんな基本……”アタリマエ”を何度も確認しては、絶対に間違わないようにして……」
「分かったよッ! もうウツからねッ!?」
……私が言いたかった解説を、ほぼ言われてしまったが……それはともかく、ボスの”確認”に
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「……おいおい、最後まで話聞けって……」
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「……ンアァァァァァァッ! 当たらないッ! 当たらないよォォォォ〜ッ! ボスゥ〜ッ!?」
「……”撃つ時のルール”をチャンと覚えてんのに……何で、一発も当たらねェんだよ……?」
――オルセットが撃った六発の弾丸は、どれも
そもそも、ここまでに行った”
【こうなると……オルセットには”リボルバー”や”
「……オルセット? キチンと銃を握ってるよな? 初めの頃に注意していた、
後は、まだ火傷はしてないみたいだけど……リボルバーだと、”トリガーガード”上部に人差し指を置く構え方は、絶対にするなよ? 発射時にシリンダーから漏れた高温の発射ガスが、お前の指を燃やすが如く……」
「……モウッ! ボスがやってよッ!」
「……ハッ?」
「ボスやってッ! オテホン見せてッ!」
「……あのなぁ、オルセット? お手本なんて、お前が今みたいに
「サッサと見せてよッ! ボスゥッ!?」
――【……全く、”いいセンスだ”って、褒めれるようになるのは……いつになる事やら?】――そう内心、”やれやれだぜ”と言わんばかりに……首を左右に振りながら、オルセットの立つ射撃場へと歩いて行くボス……。
因みにだが……オルセット=サンは、癇癪のあまりサラッと流してしまったが……ボスが言っていた注意事項は、現実の射撃で
そのため、旅行などで”射撃場”に行った際は、インストラクターの方の注意を聞きつつ……宜しければ、ボスの注意と照らし合わせてみて欲しい。
おっと、そんな事を言っている合間に……彼が彼女の隣、射撃をする際の
「……フゥ……
〜 ……ポワァァァァァァ……メギャンッ! 〜
……色々とまたツッコミたいトコロがあるが……今は黙っておこう……。
「見てろよ……? オルセット!」
――シッカリと
〜 チキキ…パカァァァァンッン! チキキ…パコァァァァンッン! チキキ…パチャァァァァンッン! チキキ…パコォォォォンッン! チキキ…パカァァァァンッン! チキキ…パカァァァァンッン! 〜
――すると、放たれた弾丸達は……空き缶達へと軽快に穴を開けつつ、それらが並べられた”折りたたみ式のキャンピングテーブル”から次々と、缶が吹っ飛ばされて行く……ッ!
〜 クルクルクルッ、クルクルクルッ……ガシッ! 〜
「……フゥッ……まぁ、ザッとこんなモンだ……」
――全ての空き缶を見事撃ち抜いた後……”
そして、回している最中に”
いやぁ……”スタ◯ドごっこ”は楽しいねェ〜! 「
けど、何故か知んないけど……”
「ブゥ〜ボォスゥ、ズ〜ル〜イ〜ッ!」
……”
……分かってる。
「……オルセット? ズルイもクソもねェぞ? オレだって……銃を初めて握った頃は、全然当たらなかったんだぞ?」
「……え?」
「けど、この世界に来る前に……たくさん練習していたからこそ、今みたく”カッコ付けられるような腕前”が出せるんだよ、分かるか?」
「……ん〜まぁ、タシかにィ〜?」
――銃のセンスはなくとも、やはりそれ以外のセンスはあるのか……ボスを少し見つめた後、そっぽを向いては、先程彼がしていた”ガンプレイ”を再現しながら、それを見つめるオルセット。
「だろゥ? カッコよかっただろゥ?」
〜 ……プッツン……! 〜
「なら、オルセットも頑張って練習を……!?」
〜 ジャキィィンッ! 〜
「バッ、ババババババッ!? バカッ! オルセットッ!? 例え、弾切れだったとしても……絶ッ対ッ!
――まるで
この様に
2010年代……アメリカのとある州で、
やがて少年の元に現れたのは、新米の警官とベテランな警官の二人組。『あっ! ポリスメンだ〜!』……的なノリで、ギャングごっこでもしたかったのだろう……その少年が持っていたエアガンを抜いた瞬間……ッ!
”ズダァァァァンッン!”……その直後、少年がエアガンを抜く動作を見た警官の一人が、少年に向けて
このように、”
……この問い掛けに
無論、”くだらない事”で……命を落としたくないのであればだが……?
「……チョッピリ、ムカついたから……!」
〜 ガスンッ! 〜
「フギャアァァァ〜アァァッ!? イッタイよォ〜ッ!? ボスゥッ!?」
……うわぁ……”SAA”を握ったまま、その”
流石は
例えムカついても……
「このッ! バカ野郎がッ! その行為は、ブン殴られて当然の事なんだよッ!?」
「でっ、でも……!」
「でももクソあるかッ!? オルセットッ! 例え冗談だとしても、この世界で銃を持ってるような奴がいなかったとしても……! 武器を向けられるってのは!
――
それに対し、彼女は
「……ご、ゴメン……ボスゥ……! ゴメンッ…てば……ッ!」
「……ゴメン? ゴメンで済んでんなら……こんなブチギレねェよ、クソッタレがッ!」
「ニャヒィィィィィィィィッ!?」
――”静かな
「なぁ……おい? 冗談でも武器を仲間に向けて……それで誤って、”人殺し”してすみませんでした〜って……それで済まそうとする、
「ち、チガウ……! チガウってボスゥ……! ボッ、ボクッ、そんなつもりじゃあ……!?」
「そんなつもりじゃあって、済まねェ事なんだよッ! クソッタレがッ! アァッ!? テメェ、今まで何回同じ事をやってきたと思ってんだッ!? そして、そ
”仏の顔も三度まで”……ってッ! そ
「ぼ、ボスゥ……! オッ、オネガイ……! ハナシを……キいて……ッ!」
「……あぁ、そうだよな? 話を今まで聞いて、軽〜く免除してきたよなぁ……? ……そして、その結果が……今みたいな”絶対にフザケちゃあいけない事”を、ヤラかしているんだよなぁ? コレの何処に……
〜 ドガァァッ! ガサガサガサガサガサ……ッ! 〜
……今度は、何も知らずに地雷原へと足を踏み込み、数十歩の静かな時間の後……突然、地雷が爆発してしまったかの如く……ボスはその怒声をもうとっくの昔に、”尻尾
その彼の怒り様は、
本当は、オルセットに向けて……という気持ちが、ない訳でもなかろうに……。
〜 ……ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……! 〜
「……ボスゥ……! ……ボスゥ……! ゴメン……ってば……! ……ボスゥ……ッ!」
……”ブルー◯リ
恐らく、一ヶ月以上の間でも……基本的に、彼女に対して
そんな様子の彼女に、一方のボスはと言うと……?
〜 ……ボリボリボリボリボリ……! 〜
「……あぁ〜参ったなぁ……コリャァ……」
――流石にヤリ過ぎたとでも思ったのか……後頭部を無造作に掻きむしった後、困惑するかのようにボヤいていたのだった……。
〜 ……トン、トントン……。 〜
「……おい、オルセット? お〜い?」
――ヤンキー座りの状態から、優しくオルセットの肩を叩いては、彼女への呼びかけを
〜 ……ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……! 〜
「……ボスゥ……! ……ボスゥ……! ゴメン……ってば……! ……ボスゥ……ッ!」
――だが以前、
〜 ……トン、トントン……。 〜
「……おい、お〜い? オルセット? もう、怒らねェから……おいっ?」
〜 ……ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……! 〜
「……ボスゥ……! ……ボスゥ……! ゴメン……ってば……! ……ボスゥ……ッ!」
――だが以前、
「ハァ……まぁ、ヤリ過ぎたか……」
――左右に軽く頭を振りつつ、反省するボス。そうして何を思ったのか……スクッと、素早く立ち上がると……?
「……トレーニング、リセット」
〜 ギュゥオォォォォォンッ! ……キュルキュルキュルキュル……ピロリン! Reset complete 〜
「……ニャ、ニャレ? アタマのイタみがキュウに……!?」
「おい、オルセット?」
――突如として、
「ニャヒィッ!?」
「おい、落ち着け。そう、後ろに逃げんなよ? もう、怒んねェから……」
――尻餅を付いたような状態で、未だ怯え切っては……後方に逃げようとしていたオルセットに対し、そう優しく語りかけるボス。
「……ホ、ホント……?」
「あぁ、ホントだ。マジ。後、嘘だと思うなら……コッチ来なくてもいいぞ?」
――チョッピリ
だが……彼女がこの時以前からよく見ていた、口角だけを僅かに上げるボスの”不器用な
「……フゥゥゥゥ……」
――それでもまだ警戒心があったのか……未だ怯えきったような、弱々しい威嚇音を口から漏らすオルセット。
〜 ポン、サラサラ…サラサラ…サラサラ……。 〜
「……フニャァ……ッ!?」
――しかし、ようやくボスの元に擦り寄った、オルセットに待ち受けていたのは……彼の右手が、彼女の頭にポンと乗せられた事と……その後に間髪入れず始まっては、いつも良く味わう……
だが、そんな呆気に取られた、彼女の”
「……ゴメンな? オルセット。
「……エッ?」
「……何だよ? それだけ? ……って、感じの表情しやがって……。悪リィけど、それ以外は謝れねェよ……。何たって、それは絶対……オルセットに対して、
……今まで、オレが甘過ぎたって……一瞬、思っちまう程にな?」
「……ボクに、オコんなくっちゃあ……いけないコト……?」
――今もポロポロと涙を流すオルセット。そんな彼女にボスは一旦、頭を撫でるのを止めたかと思えば……ズボンのポケットからハンカチを取り出しては、彼女の両目を優しく
「オレはな? ”正しい”と思ったからやったんだ。ここはシッカリ、オルセットの事を……例え、ブン殴るような事になったとしても、怒っておかないと……ってな? 今後絶対、オルセットがそう言った”間違い”を犯さないためにも……って事だよ。……分かるか? オルセット?」
「……ボクのため……?」
「そうだ。決して、オルセットの事が嫌いだったり、憎かったり、殺したいとか思って……さっきの事をやったんじゃあねェんだよ? ホント……今後、オルセットには”間違って欲しくない”からこそ……厳しく怒ったんだよ……」
――『涙を流す女性に、優しくハンカチ』……なんて、
……クソ
……立派だねェ……ボス君。不器用な程に……。
「……ジュウコウを……ボスとかの……”ナカマ”に……向けちゃあ……ダメ?」
「……勿論、ダメだ。銃以外の武器でさえもだ。……それとも何だ? またフザケては、今度は頭以外にも……手足もボッキボキにして欲しいのか?」
「……それだと、ボクが勝っちゃう……」
〜 スコンッ。 〜
「イタッ!?」
――ボスの態度に、だいぶ緊張が
「
「ッ!?」
〜 ブンブンブンブンブンブンブンッ! 〜
――その発言に対して、瞬時に
「……嫌だろ? 今回、オレの”
「……ウン。分かった……。ジュウやブキは……ナカマに向けない……だね?」
「……そうだ。そして出来れば……”無関係な人”にだって向けるんじゃあねェぞ? 絶対にな?」
「……ウン……」
「ヨシッ! じゃあ、もう……仲直り……って、事でな? オルセット?」
〜 ポン、ワシャワシャワシャワシャワシャ……ッ! 〜
――『それは仲直りの◯手の代わりだ』……と、荒々しい事をした”
「ちょ、ボォ〜スゥ〜ッ!? カミが……ミダれちゃうよ〜ッ!」
「エェ〜? 何だって〜? 一ヶ月前はそんな事ォ、とことん
〜 ……ワシャワシャワシャワシャワシャ……ッ! 〜
「ちょ、ボォ〜スゥ〜ッ!? ヤメテ……ヤメテよ〜ッ!」
「ハッハッハッハッハッ……。ホラ、これに
「……ウン、分かったよ……ボスゥ」
「ヨシッ、良い子だ」
――サラサラなモノの……チョッピリ、”ライオンっぽい髪のハネ方”に掻き乱されていたオルセットの髪を、軽く
それに対し、オルセットはボスが再び、折りたたみ式ソファの方に戻っていくのを見ながら……撫でられた所に手を当てた後、その手を眼前に
「ヨシッ! じゃあ、オルセット? さっきの続きだ……! 全弾命中を三回……! ホラ、頑張れェ〜!」
「……モォ〜、分かってるよ〜ボォスゥ〜」
――そう言っては、先程の「トレーニング」のスキル効果で一緒に復元していたのか……
どうやら「トレーニング」の”リセット”は、細かく
……何だよ?
「……リロード!」
〜 カチャ、チキキ……チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ……カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン……! 〜
……君の服……いつのまに、”リセット”されたのだろうか?
……何故か知んねェけど……「アウトドアセール」の中に、”ボスのスポーツジャケット”とか……ご丁寧に、
〜 ……チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、カチャン……! 〜
……ほぉ? それは良かったではないか……?
……
……失礼だなぁ? 一回イケナイお喋りをし過ぎてしまった事は謝るが……それでも、君達の損失になるような事は、私は一切していないぞ〜?
「……リロードカンリョウ! ウつよ、ボスゥ!」
「……あぁ、好きにやれ」
……どうだか? オレより先輩な”ナントカ・グレイラット”さんは……異世界で、”ゲス神”とか言う奴みたいに
ちょうど、
……ほぉ? いい警戒心じゃあないか、ボス君? いい心掛けだ……。だが、私をあんな”ビチクソ神”と同じにしないで欲しい物だ……。あっ、◯者の皆さんは実際に”無◯転生”! 是非、原作小説などを買っては、私達の話の”真意”を探してみて下さいね〜? アニメも、気合の入った作画で制作されてますよ〜ッ!
……ホント……◯者の皆さんって、誰だよ……?
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「アタレ……アタレ……ッ!」
……さて、お遊びはここまでにして……!
……何だ? やっとオレらを、何かにハメる気にでもなったか……?
……いや全く。ですが……最後に一つだけよろしいですか?
……何だよ? ”
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「アタッて……! アタッてッて……ッ!」
新たに入手した筈の「”フリーバイ”チケット」……。
アレの効果は確か……『「ガンズクリエイト」で生産が
それこそ、”
……バカかっての、テメェは……?
……えっ?
確かに……ドッチも強力な銃だ。特に”バトルライフル”なんてロマンがある……! 異世界で一丁でも
〜 チキキ……カチッ! パァァァァンッン! チキキ……カチッ! パァァァァンッン! 〜
「アァァァァ……ッ! アタラナァァァァイッ!」
……と言うと?
いろんな異世界物や、アニメとかドラマとか映画とかも見てきたつもりだけど……その中で、二つだけツッコませて欲しい……!
そして……ヤタラメッタラ、
「……いや、もう一回ッ! リロードッ!」
〜 カチャ、チキキ……チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ……カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン……! 〜
”銃の整備”と”弾薬の互換性”……? そっ、そんな物……一丁、強力な物を出せれば……!
じゃあ、その一丁が
それで?
……エェェ……!? かっ、考え過ぎじゃあ……ッ!?
〜 カチャ、チキキ……チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ……カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン……! 〜
「……リロードカンリョウッ! コンドこそ……ッ!」
……異世界に来て、サバイバル生活に近い物を送っている、オレから言わせてもらえば……異世界に来る事を、
むしろ、何の装備持たずに……”未開のジャングル”や、溶岩流れる”火山地帯”、あるいは”北極”や”南極”に裸で放り出されるような……
しかもほぼ無法地帯。日本どころか……地球の法律なんて意味を成さない、『自分の身は自分で守れ』を地で行くような世界だぞッ!? もっと言っちまえば、元の世界で何の”知識”も、”技術”も、”努力”でさえも……蓄えなかった奴が、別の世界に来て、”成り上がり”なんて……
現に、オレもそんな”ご都合主義”にハマってんなら……とっくの昔、一ヶ月経った今は”王様”か”
まぁ、ただ……偉そうに言って恐縮だが……転生とかで、”奴隷”とかの最底辺から……ほぼ何の力もなく成り上がった奴に対しては……素直に、賞賛に値するかなぁ……。純粋な、”努力”の二文字で成り上がってる訳だろうし……。
〜 チキキ……カチッ! パカァァァァンッン! 〜
「ッ! あ……アタッたッ!」
……で? 結局、何が言いたいのだ?
〜 チキキ……カチッ! パコォォォォンッン! 〜
「……ウン! ……アタッてる! アタッてるッ!」
……悪い、愚痴を言い過ぎた……。まぁ、要するに……コイツの
〜 ヴィィン 〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈クリエイトメニュー〉
<
・「38SP弾」
➡ MP:280(BC:
・「9mmパラベラム弾」
➡ MP:232(BC:
・「45ACP弾」
➡ MP:640(BC:
・「45
➡ MP:0(本来はMP:840)
・「357マグナム弾」
➡ MP:736(BC:
<
・「12ケージ弾(
➡ MP:112(BC:
・「12ケージ弾(
➡ MP:122(BC:
・「12ケージ弾(
➡ MP:96(BC:
<
・「5.56x45mm NATO弾」
➡ MP:380(BC:
・「7.62x51mm NATO弾」
➡ MP:730(BC:
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これがよォ……? 十発ずつでもなく! 百発ずつでもなく!
弾を無限に出せるようになったとしても、その銃弾が効かない敵が出たら”一貫の終わり”……ってな状況で、一体ド〜すんだよッ!?
……じゃあ何で、
〜 チキキ……パチュゥゥゥゥンッン! チキキ……パカァァァァンッン! 〜
「……ヨシッ! ……分かってきた気がする……ッ!」
……カッコイイからに決まってんだろう?
……えッ!?
……冗談だ。もっと安い「
……だから、威力が高い「
「……フゥゥゥ……」
……そうだ。それもあるが……まともな”
それに、「9mm弾」や「45ACP弾」と言った……有名かつ
……えっ?
〜 パコパカァァァァンッン! 〜
「フニャァァァ……ッ! ヤッタァァァァァッ! ボスゥッ! ボスが言っていた”ファニングショット”ッ! デキたよ〜ッ!」
「……えっ? え、エェェェェェッ!? 嘘だろッ!?」
「ウソじゃあないよォ〜ボスゥ〜? ホラ〜、ミテミテ〜ッ!」
……先程の最後辺り、もう一度問い
【あの”実況野郎”と話していると……大抵、
「おぉ〜、やるじゃねェかッ! オルセットッ! ファニングについては半信半疑だが……それでもやっと、この一ヶ月で初の”全弾命中”を果たしたかッ!」
――そう言いつつ、軽く口元を
「……ムゥ〜! ちゃんと見ててよ〜ボスゥ〜ッ!」
「
「……ムゥ〜!」
――完全に納得がいかないのか……膨れっ面のまま、可愛らしい
「ハハッ、悪かったって……。今度はチャンと見てるから……ホラ、先にリロードしておけ」
「エェェェ〜」
「最低でも……”三周”はって、言ったろ? ホラ、リロードを始めて。ガンバレ後、二周ッ!」
「……モォォ……ンッ?」
〜 ヒクッ、ヒクヒクッ……。 〜
「ねェ、ボスゥ? どっかケガした?」
「あぁ? 何でだ?」
「イヤ、だって……チョットマエまで……”シングルアクションアーミー”のショ〜エン? ……のクッサイニオイで、気づかなかったケド……ボスのイるホ〜コ〜から、
「……オレの居る方向? 血の臭い?」
――”フリピス”や”SAAのブラックパウダーモデル”の発射薬として使用される”黒色火薬”は……”
その内、”硫黄”は活火山などで採取される。温泉街で嗅ぐ事のあるであろう……あの
……何、あの”
「……オルセット、直ぐに”SAA”をリロードしとけ……ッ!」
――おっと、私とした事が余計な”ツッコミ”を受けてしまった……申し訳ない。さて……? 『ボスがいる方向』と言われ、自身の背後辺りの風景を警戒するように眺めては……そうオルセットに、指示を飛ばすボス。
「えっ?」
「早くしろッ! 何かしらで、手負いになった”魔物か何か”が、コッチに向かって来てるって事だよッ! 今直ぐに戦闘準備に入れッ!」
「えっ、じゃあ……ボスのテキッ!?」
「あぁ、そうだッ! その可能性が高いから、戦闘準備をしておけって事だ!」
〜 ……プッツン……! 〜
「……フゥゥゥゥ、フゥゥゥゥゥゥッ!」
――腹の奥底から
”尻尾の毛”がジョジョに逆立ち……獣人特有の立派な”犬歯が見える歯”を剥き出しになっていき……チョッピリキツくも
……恐らく、一ヶ月以上前からの”後悔”が……彼女をこのように
「おい、オルセット! 闘志を燃えさせるのは後にして、早くリロードをしとけッ!」
「……ゥゥゥゥゥ……えっ!? で、でも……ッ!?」
「でももクソもあるかッ!? さっき出来たって言う、”ファニングショット”! オレに見せたくないのか!?」
「ッ! ……う、ウン! 分かった、ボスゥッ! リロード!」
〜 カチャ、チキキ……チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ、チャキ……カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン……! 〜
――ほう? だいぶ、彼女の扱い方が上手くなってきたようだねェ……ボス君?
当たり前だろ。一ヶ月も”
〜 ……チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、チャキ、キリッ、カチャン……! 〜
「リロードカンリョウッ! いつでもオ〜ケ〜だよッ! ボスゥッ!」
「ヨシ、いつも通り……オレが近づく。後、オレが指示するまで……絶対に撃つなよ、オルセット?」
「分かってるよッ! ボスゥッ!」
――【周囲の警戒も頼むぞ?】――そう言うとボスは、左手に逆手に持った”ナイフ”を……右手にズボンの腰のベルト、その背中側に挟み込んでいた”SAA”を引き抜いては……先程警戒した方面へと、”SAA”を両手で構えつつ……ソロリソロ〜リと、慎重に歩みを進めるのであった……ッ!
〜 ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……。 〜
『……オルセット、血の匂いの方向は?』
『……トクにカワッてないよ、ボスゥ……』
……おや? ボス達の口は、
〜 ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……。 〜
『……けど……なんだろう……?』
『……ん? どうした、オルセット……?』
『……いや……今までにクンクンしてきた、マモノのニオイとは……ゼンゼンチガウ……』
『……って事は、
――ボスから離れた位置に残ったオルセットは、”SAA”を両手で強く握り締めつつも、軽く首を横に振る。
『……ウゥ〜ウ〜ン、チガウ。ボスゥ……キミョウだとオモうケド……血は血でも……”サワヤカなニオイ”がするんだ』
『……爽やかなニオイ? ……どんなニオイだ?』
『……ナンだろう? ウマク言えないけど……”モリ”かな?
『……人間臭くない……か。それと”森”だな?』
『ウン、”木”とか”ハッパ”のね。マエにボスが話していた、”トッタド〜!”とかじゃあなくて……』
『……いや、”
――ハッ! 二人とも”首の
……おっと、失礼。つい自分の発見に興奮しては、お恥ずかしい
『……ヨシッ、オルセット? いつも通り警告するぞ? 後、確認だが……オレが合図するまでは……』
『ボクはウッちゃいけない! ……でしょ? それに、ボスがタイショできないテキだったら……マッサキニ、ボクがハシリデルって……ッ!』
『そこは”
『……ウ〜ン、”ニホンゴ”……ムズカシイ……ッ!』
『ハハッ、焦るなって。ゆっくり覚えてけば良いからな、オルセット?』
『……ウン』
〜 ……ガサッ……! 〜
『『ッ!?』』
――ボス達のテントがある小さな広場と、森の境界線……その
『……始めるぞ? オルセット……?』
『……ウン、分かった。気を付けて、ボスゥ……!』
「スゥゥゥゥ……オイッ! 武器を捨てて、両手を上げろッ! こっちはもう、お前達に向けて武器で狙っているッ! おかしな真似をせずに、大人しく出て来いッ!」
――赤子や幼児であれば、聞いた瞬間に泣き出しそうな……ドスの効いた怒鳴り声を、ボスは”不審人物”のいるらしき方向に向け浴びせ掛ける……ッ! ……しかし、何も反応は起きず……彼の声は虚しく、夜の森に響くだけであった……。
『……臭いはどうだ? オルセット?』
『……ウゴイてない。止まってるよ、ボスゥ。けど……マヨッてる?』
『……迷う? ……それじゃあ、ここら辺に迷い込んだ”旅人”か?』
『……ウ〜ン、分かんない……!』
『……分かった。オルセットはそのまま周囲の警戒を頼む。オレはこのまま、呼びかけを続ける』
『リョ〜カイッ! ボスゥッ!』
「スゥゥゥゥ……オイッ! 武器さえ捨ててくれれば、こっちもそちらを攻撃しないッ! だから……変な真似をしないで、大人しく出て来きてくれッ! もし、食糧に困っているなら……交渉次第で、幾らか分けてやる事も出来るぞッ!?」
――再び呼吸を整えた後……夜の森にボスの大声が響き渡る……! だが、その声にはもうほとんど”怒り”の感情はなかった……。彼が推測した”旅人”と言う予測から、相手がある程度安心するような”内容”と”声色”に、彼は変えていたのだ……!
『……今度はどうだ? オルセット?』
『……まだウゴかない。けど……オビえてる?』
『……何だ?
『ちょ!? ボスゥッ! 今、ダイジなトコ何でしょ!? フザケないでよッ!』
『……ハハッ、
『……ボクにキかれても、分からないよォ……!?』
『……まぁ、そこはオレが考えなきゃいけないって所か……。オルセット。引き続き、警戒を頼む』
『ウン、ダイジョウブだと思うけど……キをツけて、ボスゥ』
『あぁ、お前もな?』
――ちょっとした軽口を交えつつも、ボスは再び大声を上げる。
「スゥゥゥゥ……オイッ! 魔物とかに襲われたのかッ!? オレらは”奴隷商人”とかみたいな、クソ野郎供じゃあないッ! 捕まえて売り飛ばすとか考えてねェから……頼むからッ! 武器だけは捨てて出てきてくれッ! そっちがコッチに危害を加えたら、助けたくとも助けられなくなるからなッ!? 分かったか〜ッ!?」
――最低限の用心は残しつつ、ボスは森の闇に潜むらしき”不審人物”に向け……最大限の譲歩を提示するのであった……! ……だが、ボスの声は虚しく……!?
〜 ……ガサッ……ガサッガサッ……! 〜
『『ッ!?』』
『ボスゥ、ウゴいてる……! ボスの方に、マッスグ向かってキてるよ……ッ!』
『……オルセット、トリガーからまだ指は離しておけ。後、ハンマーもまだ起こすなよ?』
『分かってる! けど、ボスがアブなくなったら……オネガイがなくても、ボクはオドリデルからねッ!?』
『……頼りにしてるぞ、オルセット?』
〜 チキキキキキ……カチッ! 〜
――そうオルセットに、念話(?)で伝えると、ボスは自分が向いていた森の闇に向けて”SAA”を構え……相手に聞かれないためか、”
「オレの声が聞こえるな!? 聞こえるなら……武器を捨ててから、この声の方向に来てくれッ!」
〜 ……ガサッガサッ……ガサッガサッ……! 〜
――【……ぎこちない動きっぽいな……やっぱり、負傷してるのか?】――そう思いつつも、葉音の方向に照準を合わせ続けるボス。
〜 ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……。 〜
「……手を貸さなくて大丈夫かッ!? 頼むから、何か返事をしてくれッ! だけど……武器は捨ててくれよッ!?」
『……ボスゥ、ホント……ダイジョウブ?』
『……大丈夫だ、指示があるまで待て。オルセット……!』
――【……フゥゥ、人間……と思わして、今まで倒した事のない……新手の魔物でも来るのかぁ……?】――緊張感で、手汗が湿ったのか……両手に握る”ナイフ”と”銃”を再び握り直しては、照準を音の方に向け直すボス……。
〜 ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……。 〜
「……ハァ……ハァ……ハァ……!」
――蚊が鳴くような
「……おいッ!? 本当に大丈夫かッ!? 本当……済まないが、武器を持っていない事を確認しないと……助ける事が出来ないんだッ! 本当に、済まないけど……頑張って、この声のトコロまで来てくれッ!」
――未だ銃を構え続けるも……相当悲痛かつ、
〜 ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……ズッ…ズリィ……ガサァ……ッ! 〜
――ボスの
それは、二人の……?
「……ハァ……ハァ……ハァ……!」
「……こっ、子供……ッ!?」
――そう……それは、”ボロ
「……ハァ……ハァ……ハァ……! ……フフッ……」
〜 フラッ……バタンッ! 〜
「……おい、おいッ! シッカリしろッ! おいッ!?」
――少年を背負っていた少女は、何を思っていたのか……一瞬、微笑んでいた……。膝から崩れ落ちるように倒れる直前、未だ銃を構えていたボスを見て……何故か、微笑んだのだ。
彼女達は、初めから武器どころか、何も持ってなかったかのように……服と言えるかどうかの”
〜 カチャ、チキキ……ペイッ、カチャン、キリッ、チキキ……! ザッザッザッザッ……! 〜
「おいッ! しっかりしろッ!? おいッ!?」
――少女が倒れたのを見るや否や、ボスは”SAA”の最も安全な状態である”
だが……離れた位置からの、焚き火のボンヤリとした灯りでは不十分だったのか……ボスは、片手で持てる”LEDライト”を素早く、
「おいおい……こりゃぁ、ミイラかよ……ッ!?」
――ボスの言うように、その少年と少女の肉体は正に
……想像が付かない? それならば恐縮だが……ダイエットに目が
【クソッ! 極度の栄養失調か何かか……? あぁけど……男の子の方なんかは、女の子よりも傷が多いし……ッ! 右腕と左脚が……
……んな事、分かってんだよッ!? クソッタレッ!
『オルセットォォォォォォォォッ! 早く来てくれッ!』
〜 ザッギュゥゥゥゥンッ! キキキキィィィィィィッ! 〜
「モォォォォォッ! ボスゥッ!? ウルサイよォッ!? イッシュン、アタマがパッカンッ! ……って、ワレちゃうかと……ッ!? ……エッ、ナニコレ……ッ!?」
――物凄い頭痛が起きた後のような……涙目なオルセットが、ボスの頭に”
だが、実際に蹴り飛ばされる事なく、彼女は急ブレーキを掛けるかのように立ち止まると、その怒りをボスにブチ撒けようとした。したのだが……ボスが直視する、重なり合うように横並ぶ”二つの何か”によって、その言葉はそれ以上出なくなったのであった……!
「怒鳴ったのは済まねェ! けど、それよりも今はコッチに手を貸してくれッ! 時間がねェんだッ!」
「エェ……ボスゥ? ど〜ゆ〜事……!?」
「
「エェェッ!? エルフッ!? しかも、キズだらけッ!?」
……そう、僅かな間だが……オルセットがスッ飛んでくる間、ボスが手早くながらも隅々まで体を調べた結果……その”二人の耳”には、ある特徴がある事が判明したのだ……!
枯れ木や落ち葉のような”茶色い肌”と……涙でクシャクシャに汚れ切った、悲痛な表情のまま気絶している”
透き通った”雪”や”水晶”……あるいは”
お互い、その筆舌に尽くし
「とにかく! テントに運ぶぞッ! オルセット! こっちの女の子の方を頼むッ! オレはこっちの黒肌の男の子を運ぶッ!」
「エェ……ハコび方ァ……?」
「今からやるから、それをマネしろッ!」
「りょ、リョ〜カイッ! ボスゥッ!」
――必死な怒鳴り声をオルセットに向けつつも、ボスは少年エルフを”
その少年は、日本で言えば”中学生”くらいの体格であったのだが……ボスの持ち上げた感覚としては、”羽毛布団”を持ち上げたと錯覚するかのような、軽さだったのだ。
【……ヒドイ。ボスに助けられたトキの、ボロボロだったボクよりヒドイや……!】――ボスに怒鳴られ、少々困惑していたオルセットだったが……彼に言われるまま、彼の行動を真似して少女エルフを持ち上げると……その少女エルフの軽さに、オルセットのボスに対する困惑は、真っ先に掻き消えていたのであった……!
〜 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ……! 〜
「派手に揺らすなよッ!? 焦らず、ゆっくり素早く運べッ!」
「ボスゥ!? ハコぶのはいいけど、この子タチ……ド〜するのさッ!?」
〜 パチパチ、パキッ、パチパチパチパチ、パキパッ! 〜
「……とりあえず、俺らの寝床に寝かせよう……!」
「エェッ!? 血だらけだし、ヨゴレマミレだよッ!? それをボクタチのトコロにッ!?」
「んな事、言っている場合かッ!? 早く寝かせるんだッ!」
――少々納得のいかない様子のオルセットだったが……ボスは、彼女のテントに少女エルフを寝かせるように指示を飛ばす。無論、そう指示したボスは何の迷いもなく……両手に抱える今にも”消えそうな命”を救うため、少年エルフを自身のテント内にあったエアーベッドの上に、そっと寝かせるのであった……!
その時、オルセットがボスのテントに駆け込んでくる……!
「ネかせたよ、ボスゥ!」
「ヨシッ! チャンと、ゆっくりそっと寝かせたな?」
「もう、ダイジョウブだって! ボクもボスに言われてばかりじゃあないからッ! ボスだって、『ジブンで考えてウゴけるように、ウゴくコトが大切』だって、マエから言ってたでしょッ!?」
「……だったな、済まねェ。……じゃあ、次やる事は分かってるか? オルセット?」
「モチロン。シュウノウバコから、”キュウキュウキット”をモラっていい? ボスゥ?」
「あぁ。ついでに資材テントから、備蓄している”水”や”タオル”もいくらか持っていけ。それで傷口の洗浄や、ついでに体の汚れも拭き取ってやるんだ。応急処置の方法は大丈夫だよな? オルセット?」
「ダイジョウブ。アルコールショ〜ドクしたり、ホ〜タイをマくぐらいなら、ボクだってデキるよ。それに、ボスにやってモラッているのを、ナンドも見ているからね」
「フッ、そうか。もし骨折とか……処置が分からない傷があったら、オレに言ってくれ」
「ウン、分かった!」
「頼んだぞ! オルセ……!」
「オラァッ! ガキ供ッ! 隠れてないで出てこいッ!」
「「ッ!?」」
――ボスとオルセット。この二人の素晴らしいコンビっぷりが見られて……と言うところで、酷く汚い怒鳴り声が響き渡る。どうやら、その声の持ち主は……少女エルフ達が来た、
「ガキドモって……まさか、ボスゥ……!?」
――ボスとオルセットの視線が、エアーベッドに横たわる”黒肌の少年エルフ”に一斉に集まる……!
「……人違い……イヤ、
「出て来いッ!
「……ですよね〜、クソが……ッ!」
――少
「……計画変更だ。オルセット、収納箱の中から……ポーションを持っていけ」
「エッ!? オバアちゃんのポーションをッ!? ぼっ、ボスゥッ! アレもうノコりスクないんじゃあ……!?」
「外の奴らの所為で、応急処置をしている時間がねェんだッ! それに、どっちみち”骨折”とかしているなら、ポーションを使わざるを得ない時が、オレ達にもあっただろうがッ!?」
「そっ、そうだけど……」
――ボスの事を思ってなのか……彼の意見を
「……オレの事は心配すんな。適当にアイツらと”O・HA・NA・SHI”して……オルセットが二人に”ポーション”を飲ませる時間ぐらい、稼いでやるって……!」
「でっ、でも……!」
「じゃあ、オルセットがたぶん”人間”なアイツらと上手く”O・HA・NA・SHI”しては……時間を稼いでくれるのか?」
――恐らく、思っている事と違う事を言われたのだろうが……それでも、ボスが言った事が図星だったのか……低く唸りつつも黙り込んでしまうオルセット。
「……それに、あのポーションは何もオレ達ばっかに使ってくれって、ベルガの婆さんが頼んでた訳でもないだろ? なら、使える時は使わなねェといけねェだろうし……その使う時ってのが、
「ボスゥ……!」
「フッ、じゃあ……頼んだぞ、オルセット? ただし……心配過ぎて、雑な処置をするんじゃあねェぞ?」
「し、シツレイだよォッ!? ボスゥッ!? ボクだって……ッ!」
「……チャンと出来る……だろ? 分かってる。だから行ってくるよ、オルセット」
――そう言っては立ち上がり、足早にテントの中から立ち去るボス。
「……気を付けて、ボスゥ……!」
――心配は拭いきれないのか……ボスが出て行っても数秒は、彼が出て行ったテントの入り口を見つめ続けるオルセットであった……。
<異傭なるTips> ボス達の
「Base Camp」
登山や探検を行う際、
上記の「本来の意味」と照らし合わせると……ボスが設営したテント群は、厳密には意味が違うが……彼はこの呼び方が”カッコイイ”からと、そう呼んでいる。
そして、ボスとオルセットの現状の拠点となる……”ボス達の
・「ボスのテント」
日本有数のテント専門メーカー「Okawa」の、ちょっとした小屋ぐらいの広さに迫る、居住性抜群の高級テント。防水、防風に強い生地が使われており、夜中や朝方の寒々とした空気をほぼ
オルセットもデザインは違うが、同じような物が彼のテントの傍に設営されており……そこで寝泊まりしている。(だが、大抵夜中に抜け出しては……ボスの横で寝ているのがオチだったりする)
この彼のテントを調べれば、”
”
(ただし、”
また何故、”
これを使って、”応急手当て”や”簡易手術”を行なってから寝ているため、様々な負傷をしていても(異世界に来て変わった”
テント生活初期……寝起きしたボスが、包帯を外した部分を見た際に『……傷の治りが、早い……? チャンと処置したからか……?』と、ボヤいていたりもする……。
話は変わって……オルセットも同時に就寝するため、彼女が負傷していた際などにも役立つ。ただし、下記にある「防衛機構」を設置しておかないと、就寝中に魔物や野党などの襲撃に
その際は戦闘が完全に終わらないと、再び就寝に戻る事は出来ず……最悪、戦闘に負けて仕舞えば、そのまま
”
また、
・「資材テント」
ボスのテントの真横に設置されている、彼のテントより少し小さいぐらいのテント。勿論、「Okawa」製である。素材はボスのテントと同様で、防水防風などに耐性がある。
その他にもテント内には、ボスのテントの中にあった”収納箱”よりも、大きな収納箱が複数置かれていたり……食材の保存用なのか、”ポータブル冷蔵庫”や”ポータブル冷凍庫”に加え、外には折りたたみ式の”ソーラーパネル”や携帯式の”大型
この”資材テント”は文字通り、ボスのテントの”
ただし、永久保存はできない上に……”
また、
・「
ここを調べる事で、ボスが自分のソファに座った後……”
”
また、作成した料理は採取してからすぐに食べられる”食糧”と違い、料理でしか得られない”
料理に用いる”食材”は、一部の魔物を討伐した後に解体して入手出来る”魔物肉”の他……周辺を探索して自然に
ただし、ボスは植物及び魔物肉における”安全性”は、ベルガから教えられていても
”
他にも、(お遊び程度の意味しかないが……)木の枝と、石、
また、下記にある「防衛機構」を設営する際に、使用する罠などの専用資材も、ここで
更に豊富な種類の”
・「射撃場」
ここでは”射撃訓練”の他、オルセットなどの仲間相手に”実戦訓練”を行える。尚……弾薬の消費や、仲間の負傷の心配があるかもしれないが……ボスの「トレーニング」のスキルよって、”弾薬を使用した事”や”仲間を◯傷させた”事でさえも、全て”
……要は、”治療アイテム”や”弾薬の消費”は、気にしなくて大丈夫である。
余談だが……ボス達が”実戦訓練”を行う際は、設置してある”射撃訓練場”を片付けて、そこに出来た”小さな広場”で、斬り合いや投げ合い……そして殴り合うなどの
・「防衛機構」
「襲撃される確率」は、周辺に
(
「即席空き缶鳴子」:”ロープ”と”複数の空き缶”で作成可能。
「即席
(
「木製の棘杭」:”木材”と”サバイバルナイフ”で作成可能。
「木製の棘杭(毒)」:”木製の棘杭”と”毒物or
「木製の
「
「木製の
「木製のパンジ・スティック(毒)」:複数の”木製の棘杭(毒)”と”シャベル”で作成出来る、強力な罠。
「鉄製のパンジ・スティック」:複数の”テントペグ”と”シャベル”で作成可能。
「鉄製のパンジ・スティック(毒)」:複数の”テントペグ”と”毒物or排泄物”と”シャベル”で作成出来る、強力な罠。
「
「強化
「強化
(「
「
「
無論、設置すれば設置する程、その成功確率は高まる。ただし、トラップで倒した相手からの”経験値”は入手出来ない上、魔物を倒した際の”肉”や”皮”の
また
更に、
最後に、「
……余談だが、ボスの仲間である”オルセット”や……今後増えるであろう”仲間”や”重要人物”は、
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