第4話 チーズケーキ
チーズケーキ。スフレやレア、ニューヨークスタイルといろんな種類がありますよね。そういえばスフレタイプって日本発祥なのご存知でした? 私は割と最近知りました。
今回紹介するのは、見た目はニューヨークスタイルのレアチーズケーキっぽいのだけれど、土台のビスケット生地とともにチーズも焼いちゃうベイクドチーズケーキです。チーズタルトのイメージ。
そういえばこのタイプ、店で売られているのはあまり見たことがないな~。あ、でも最近増えてきたイメージ。これを知人から教わった当初は全然見かけなかったのですが。
それじゃ、まずは土台のビスケット生地からいきましょうか。
【ビスケット生地】
小麦粉 120g
バター 70g
粉糖 40g
塩 少々
バニラオイル 少々
卵 小1個
打ち粉 少々
バターはできれば計量前から室温に戻してあげておいてくださいね。
小麦粉と粉糖をふるいます。小麦粉は3回・砂糖1回が基本。小麦粉はふるう回数が多くなるほど口当たりの良いものができますのでね。
私は薄力粉を使うことが多いですが、固めのしっかりした生地がお好みでしたら強力粉を使ってもいいと思います。包丁でケーキを切るのが大変になるかもだけれど⋯⋯。
ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状にします。そこに粉糖を少しずつ混ぜます。クッキーのときにも紹介しましたが、この量でも一気に入れると粉糖が飛ぶ飛ぶ⋯⋯。
そこに塩・バニラオイル・卵を混ぜます。バニラオイルがなければバニラエッセンスでも良いのですが、焼き上がりに残るバニラの香りはオイルのほうが強いです。
ある程度混ざったら、ここに小麦粉を数回に分けて投入。全部入れてもクッキーの時ほどまとまらず、ベタっとした生地ができます。
出来上がった生地を、バターを塗って打ち粉(強力粉のほうが満遍なく広げやすいですが、生地と同じ小麦粉でも大丈夫です)を多めに振ったパイ皿に入れ、生地の上にも打ち粉を振りながら全体になめらかに広げていきます。生地がベタベタで柔らかい場合は、伸ばすほうの打ち粉も遠慮なく多めに使ってくださいね。
今は100均でも使い捨てのアルミパイ皿があるので楽ですね~。あれ、持ち歩くのにもいいし、焼き上がりの生地離れがいいので好きです。
自宅で食べるために作るときは耐熱ガラスのパイ皿を使っていますが、これはしっかり皿にバター&打ち粉をしてもなかなか生地がうまく離れなくて、最初の1個を切り出すときは大抵ビスケットが割れるのですよ⋯⋯。
これで生地の準備完了。メインのチーズ生地を作っていきましょう!
【チーズ生地】
クリームチーズ 200g
バター 50g
牛乳 200cc
粉糖 80g
レモンの皮と汁 1/2個分
小麦粉 大さじ3
卵 1個
クリームチーズはあらかじめ室温に戻しておきます。
粉糖はもちろん、小麦粉も少量ですがふるっておくことをおすすめします。
まずクリームチーズをボウルに入れ、泡立て器でクリーム状にします。そこに牛乳を少しずつ入れ、ダマにならないように混ぜていきます。
レモンを半分に切り、皮の黄色い部分だけをおろし金ですりおろします。白いところまで削ると苦味が出ます。レモンの皮をおろすときは、プラのおろし金を使うと溶けますので、必ず金属のおろし金を使ってくださいね。レモンの油って強力なんですよ~。
おろした黄色い皮はそのままボウルに投入。皮をおろしたレモンの果汁も搾って入れます。
バターは溶かして液状にしておきます。卵・バター・粉糖・小麦粉をボウルに加え、よく混ぜたらチーズ生地のできあがり。味見して酸味が足りなければ、残り半分のレモンの果汁を少しずつ加えて味を調整してください。
それが終わったら、こいつを先ほど準備したビスケット生地の上に流し込んでいきます。
ただし、チーズ生地の表面がビスケット生地よりも高くならないよう、くれぐれもご注意を。焼くとチーズ生地は多少膨張しますので、オーブンの中でチーズの大洪水が起こります⋯⋯。
さて、それでは焼いていきましょう!
160℃に予熱したオーブンで30~60分焼きます。我が家のオーブンですと、ときどき60分でも若干焼きが足りないかな? と思うことも。以前使っていたオーブンだと40分で大丈夫だったのですけれどねぇ。
焼きあがったら、冷ましてから召し上がれ♪
冷えると膨らんでいたチーズ生地が落ち着いて、元のサイズに戻ります。熱いままですとチーズが柔らかいので、まともな形を保てません。それにこれ、冷蔵庫で冷やして食べると絶品なのですよ♪
生クリームではなく牛乳を使っているので、後味も重くなりすぎずあっさりしています。
あー、書いていたら作りたくなってきた! ということで、今回はこれまで!
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