第10話


Al「だるい」


Mg「早くない?まだ始業式終わったばかりだよ」


Al「始業式もだるいしこれから授業始まるのもだるい」


Mg「確かに長く休んじゃうと心と体の両方が完全にお休みモードになっちゃうよね」


Al「そっそっそ。もう1度勉強モードになるのに時間かかるんだよ」


Mg「成る程ね。また先生に変なこと言わないようにね」


Al「ミグちゃんはそうならないの?」


Mg「正直朝はちょっと辛かったな」


Al「寒いもんね。皆よく学校に来られたよ」


Mg「確かに。でも生徒会長はそんな状態でよく人前で喋れたなぁ」


Al「そういえばそうだね」


Mg「生徒会長凄いよね。成績凄いみたいだし先生から信頼されているし。凄い人気あるんだって」


Al「そう。私は嫌いだけど」


Mg「・・・・巨乳だから?」


Al「うん」


Mg「ブレないねアルちゃん」


Al「ブレない心は大切だよ」


Mg「大切だけど外見で好き嫌い決める所はブレた方が良いと思うよ」


Al「負けないこと逃げ出さないこと投げ出さないこと信じ抜くことの方が大事?」


Mg「知らないよ何で急に歌ネタ出してきたの」


Al「言いたかったから」


Mg「だと思った。スイッチ入ってんじゃん」


Al「でもまだOS起動してないし」


Mg「いやしっかりアルちゃん.exe起動していると思うよ」


Al「お。格好いいね私.exe」


Mg「えっ気に入った?」


Al「うん。トランスミッションするよ」


Mg「そういうゲームあったねウイルスとか倒すやつ」


Al「そっそっそ。ミグちゃんが武器とか当ててね」


Mg「真面目になるチップ当てておくよ」


Al「おい」


Mg「巨乳になるやつも当ててあげるよ」


Al「・・・・。」


Mg「本気で考えないで」


Al「いや、やっぱりダメ私のアイデンティティが崩壊しちゃうから」


Mg「何と戦っているの」


Al「巨乳」


Mg「どんだけ嫌いなの・・・・」


Al「1匹残らず駆逐してやりたいくらい」


Mg「やみくもに人の胸そぎ落とすとかしないでね」


Al「私に脂肪を捧げてほしいよね」


Mg「結局巨乳になりたいの?なりたくないの?」


Al「その日の気分による」


Mg「胸は大きさ自由に変えられないでしょう」


Al「PADとかあるじゃん」


Mg「あー・・・・。あっ、じゃあアルちゃんそれ使えば?」


Al「いらんわ」


Mg「あぁそう。というかもうすぐ授業始まるじゃん。なんでずっと胸の話なんかしてんだろう私達」


Al「私達にとって巨乳は敵だから」


Mg「別に私にとっては敵じゃないよ。駆逐したいのはアルちゃんだけでしょう」


Al「もう駆逐したい気持ちで」


Mg「胸が張り裂けそうなんだね」


Al「先に言わないでよ」


Mg「あっごめんねそろそろオチのタイミングだなと思っていたらつい」


Al「で私がまた変なこと言うんじゃないかって胸騒ぎがしたと」


Mg「うん」


Al「・・・・。」


キーンコーンカーンコーン

ガラガラガラ・・・・


Tm「皆さん席についてくださーい。授業を始めますよ」


Al「あっ先生ー!!」


Mg「ああっ最悪なタイミングで!!」



※この日の夜AlはTmからの課題に悩まされた

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