第5話の分岐エンディング2 3密時代のハッピーエンド

 二人の肉体は、分裂に失敗して、粉々になり闇へと消え去った。

 しかし、肉体を持たないもともとの二人である。


「これで、一生二人だね。」

「これで、一生一緒だね。」

「もう、ふたりはひとりなんだ。」


 闇の実況者の私は、この声を聴いた後のことの記述は避けた。若い二人に、おじさんが何を言えるっていうんだい?


 おしまい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

彼女と一緒になりたいと願ったら 稲兎谷ぴょん @usapyon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ