二度目の人生悪役令嬢として追放されました。なんでこの世界に前世での夫が付いて来てるのですか？

105歳の高齢女性が大往生後、異世界転生する設定に、「なんで105歳？」と思いながら読み進めました。

実は、異世界のお話というのは、元夫と出会って、何か旅をしているんだな、ということしか、頭に入ってこなかったのですが（……すみません、ものすごく失礼なことを書いてしまい。。。）、異世界に転生したことで元夫とのすれ違いを取り戻していく過程に、とても幸せな気持ちになれました。

おもしろかったです。
ステキなお話をありがとうございました。

本作は現代日本で105歳で大往生した主人公が、乙女ゲームの世界に転生して追放されることから始まる物語です。
偽聖女から世界を救う使命を帯びた彼女でしたが、逆に罠に嵌められ、追放の憂き目にあってしまいます。
そんな彼女の傍にいてくれたのは、現代では冷え切った夫婦仲の元夫（が転生した騎士）でした。

果たして、彼女は使命を果たすことは出来るのか、そして元夫との恋の行方は、先を読むのが楽しくなる作品です。

衣。見ていた瞳。想いはのびたカップラーメン。ろうそくの火は戻るのか？カエルの衣。わたしのカエル何層だ。１ページの本を見ている。何倍の。幸せのボタンの味。２人刃。ノートにしるし本の位置。夏より長いユメ心地。乙女ゲーム105歳。凄いVITです。流されて変わっていく。戻るのは幸せの１ページ。
サクサク読める長編ですね。そこが特筆される。
僕は乙女ゲームは３作ほどプレイ済みです。男性声優さんで徹底しているのはびっくりでした。

メグは前世でも苦労したのに、今世でも元旦那と一緒に行動はかわいそうに思いました。しかも聖女って自由がなく、自由恋愛も出来ない。
でも読み進めていくと心優しいメグでないと聖女としてやれないのがわかりました。
やはり性格良い人は苦労を背負う宿命なんですね。

天寿を全うした主人公が第二の人生として、神様のようなものに行先を提示されます。
そこはなぜか、乙女ゲーの世界で手違いがあったので聖女となって、世界を救って欲しいと頼まれると元々、面倒見のいい性格の主人公は断れません。
今度の人生ではのんびりと暮らせると約束されて、いざ転生すると転生先は悪役令嬢だったり、断罪イベント真っ最中だったりと修羅場に放り込まれるのでした。
しかし、主人公は105歳まで苦労の多い人生ながら、天寿を全うした人。
一般的な悪役令嬢によるざまぁな物語が展開されたりはしないのです。
諦観と達観にも似た境地で平民として生きるのだからと気丈に前を向くけれど、(前世のせいで)恋を諦め…続きを読む

元々悪役令嬢モノが好きな私ですが、
こちらの物語、舞台設定、前世との繋がりが
とてもしっかりしていて
読み応えがあります
(*´ω｀*)
心が震える様な胸にくる切ない描写もあります
(*´-`)

とても読みやすく次々読めます。
(*´ー｀*)

是非読んでみて下さい
(*´ー｀*)

園山　里美は１０５歳の天寿を全うした日、光の玉（以下光ちゃん）により乙女ゲームの悪役令嬢役への転生をお願いされます。

光ちゃんの説明では先に間違って召喚されたニセの聖女を追い出し里美は聖女マーガレット（以下メグ）としてのんびりライフを過ごせるとのことなのですが……

転生して早々に王太子からの婚約破棄宣言からの国外追放イベント。普通の人ならここで詰みます。
ですがそこは人生経験の差、戦争を経験し空襲を生き延び、戦後を復興させてきた人は違います。冷静な判断で次々に問題を乗り越えていきます。

ただ周囲も甘くはありません、聖女であるメグを利用しようとする大人達の思惑に翻弄されピンチにも陥ります…続きを読む

キャラクターの人格設定が分かりやすく、安心して読めます。
悪役は悪役らしいですし。（とてもイラつくように書かれています）

主人公は寿命を迎えて亡くなった老女の人で、転生後は少女になってるんですけど、その年輪に相応しい大人な女性で、好感が持てます。

１話あたりの分量もちょうどいい感じで、読み進めに気合を入れなければいけないということもなく、かっぱえびせん感覚でガンガン読んでいけますので、話数の多さで躊躇する必要はありません。

主人公は大往生したお婆ちゃん。
乙女ゲームの世界に転生を果たし、悪役令嬢になってしまう。前世を思い出したのが、今まさに断罪イベントの真っ最中とは誰が思うだろうか……。

物語はさくさく進んでくれるので読んでいて楽しいですし、何より転生先にまでついてきた旦那さんの心情が書かれるシーンでは感動しました。
ちょっとすれ違っていただけなんだ……。

是非ご一読ください！

前世の記憶を有しながら、悪役令嬢として第二の人生を送る主人公。しかし、人間は本質的にそう簡単に変われない訳で。前世での境遇がフラッシュバックの様に、ついて回る。前世とは違った結末を迎える事が出来るのか？　今後の執筆活動を応援しています。