短い中に意外な逆転があり驚かされる。人間がうまいかまずいかは議論の別れるところだが、この物語そのものは間違いなくうまい。 必読本作。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
まだ幼いその少女は人喰いの娘だった。人喰いとして殺された母親の娘であるから彼女もまた、人喰いに他ならないのだ。少女は人を喰らい、過酷な環境のなかでも生き延びてきた。幼い外見で人間を油断させ、後ろか…続きを読む
人喰いの母親から産まれた人喰いの子が人喰いとして生き、やがて本物の人喰いと歩む事になる物語。弱者に擬態をして狩りをしているのかと思いきや、擬態しているのは人喰いだったとは……直接ではないけれど人…続きを読む
ひとりで狩りをする人喰いの少女と、別の人喰いの出会いのお話。 どこかうら寂しくまた荒廃した雰囲気の漂う、非常に丁寧に書かれた異類婚姻譚(とは少し違うかもしれないけれど、でも異種間の恋愛物語)です…続きを読む
風景描写が少ないのに、暗い山中や二人がどんなふうに並んでいるのかが想像できてしまう。無駄のない文章。
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