悲しい実体験


―――


 4日目のお題は『紙とペンと⚪⚪』


 これも自分の実体験が頭に思い浮かんだのですが、上手く物語に出来る気がしなかったのでエッセイにしました。というか、エッセイ書いた事ないのでエッセイ風ですが。


 高校生の時の話なのでもう十ン年前の事です。

 当時私は友達同士で小説を書いていました。何がきっかけだったかは定かでないのですが、出来た小説を読み合い、感想を言い合ったりしていました。

 つまり小規模なカクヨム活動ですね。


 小説を書いたり読んだりするのを、授業中にするという不真面目さもありつつ、凄く楽しくて充実した毎日だった事は確かです。そしてここが私の原点とも言えるでしょう。


 今カクヨムで公開している作品の半分くらいは、この時に生まれたものですから。


 しかし読み返してみるととんでもなく酷かったので、ほとんど直しましたけれど……(まぁ、直したところで変わりはないかも知れませんが)


 特に『Boyッシュ革命』は酷かった。『バレンタインの奇跡』は今だったら絶対思いつかないようなハチャメチャな展開だし、一番マシだった『高校生』も結構手直しに時間がかかりました。



 ……すみません、本題からずれましたね。


『紙とペンと⚪⚪』

 このお題が思い出させてくれたのは、この時の創作に対する純粋な情熱と充実した時間の存在でした。


 今ではスマホやパソコンで書いていますが当時は手書きでした(年代がバレそう……)。


 ある日、新作を友達に見せる為に一生懸命ルーズリーフに小説を書いていた時でした。


 一旦休憩しようとコーヒーを淹れ、テーブルに何気なく置いた時。悲劇が起きました。

 手が当たってコーヒーがルーズリーフに溢れたのです。


 慌ててカップを退けましたが時既に遅しで、ルーズリーフは一面真っ茶色。しかもニページ丸々書き終わっていたので、本当に泣きました。


 仕方がないので書き直しです。読みづらい部分があったので乾くまで待って、後はもう死物狂いです。

 無事に出来上がって翌日ちゃんと友達に見せられたのでめでたし、めでたしでした。



 でも今思えば紙で良かったですよね。

 スマホやパソコンにコーヒーがかかったら、と想像するだけで冷や汗が出ます。

 書き直しどころか買い直し。しかもデータは飛んで、二度と同じものは書けないのだから……



 ……なので今は昔以上に飲み物には注意しております。

 別のテーブルに置いたり、すごーく離して置いたり。


 コメントでも多くの共感を頂いたので、皆さんあるあるなんだなぁ~と妙に嬉しく思いました。


 今後も気をつけたいと改めて思います。




―――


 という事でただの昔話&うっかりエピソードでしたが、これで終わりに致します。


 お付き合い頂いた方、ありがとうございました!



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