第5話 興味がなくなる

新しいものはすぐ飽きる

失恋にポリフェノール

補綴したミシン目の隙間

微塵切りの体液


溢れ出す


街が普段より綺麗に見えた

だから私はゴミみたい


なんだか一層ゴミみたい


小さい子が天を刺す

万華鏡の中で粉々になる

きっと明日には棄てられる


熱い昼の

真っ暗に手を伸ばして

消えていくのはアルミ缶

君にもいつか、興味が無くなる


皮膚から彩度が抜けていく


そんな近頃の疲労

見えないレシート

あなたもいつか、

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