第6話 行間

青色が滑る文字の遊園地

染み込む行間のレモンパイ

ユニゾン的な滑車の造形


小さな子どもの声が内耳に詰め込まれ私の耳鳴りは今日もひどい。

しかしそれ以上に歩幅で抉れるステップが痛い。

観覧車のネジが一本取れていたらしい。

何も見えない大人たちの嘆き。


私はどうしたらいい?


さよならサンドイッチ

真っ新なインクで取り繕い

もう帰ってこなくていい

そんな何もかものはじまり

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