第1話 え、これってみんなじゃないの…?

 令和に突入し、大学生だった私はいよいよ始まる就活に備えようと自己分析を始めていました。


 長所は、「周りをよく見れる」ところかな。反対に短所は、「心配性」なところかな。


 と、振り返りながら過去の経験をなぞっていきます。


私って意外と神経質…?

 キャラ的には、大雑把で飲み会には必ず参加な私。ここで始めて人よりも神経質っぽいことに気が付きました。


 休憩がてらYouTubeを観ていると、「HSP」という見慣れない単語が入った動画を発見しました。HSPってなんだろ?


 1、よく「気にし過ぎだよ」と言われる。

または、思う。

 2、映画や小説、テレビ等観ると疲れる。

 3、誰も気づかないようなところに目がい

く。

 4、カフェインが効きすぎる。

 5、人といると疲れる。


 などなど沢山の特徴が動画内で紹介されていました。


 ほとんど当てはまる…。

 私はこの他にもサイレンの音が極端に苦手だったり、添加物を食べると少し調子がわるくなったりします。また、電車やエレベーターの匂いが苦手です(ちょっと酔います)。

 特に、音と匂いはかなり敏感に反応していました。


 え、これってみんな気にしないの?


 動画のコメント欄を見ると、


「これが普通だと思ってた笑」

「俺HSPで草」

「こんなに気にする人もいるんやね」

「HSPの人って打たれ弱くない?」


 と様々な反応でした。


 私、HSPかもしれない。


 これが私とHSPとの出会いでした。


 もっと過去を遡って確かめてみようかな…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る