第17話
翌日クラリスは、おねだりしていた水玉カエル便デートに...
行けなかった。
なぜなら、黒髪メイドの愛の重さに眠れなくなった...訳ではなく、単に寝過ごしたのだ。
いつもなら、容赦なく起こすマヤも、ジャルダンから百合カラス、羽イルカ、彗星カジキと、1日でけっこうな旅をしたクラリスを思いやり、起こさずに休ませた。
ジャルダンから、中央の
クラリスが朝寝を存分に楽しんでいる頃、マヤは、袋ウサギの中身を点検整理していた。
お役立ち召喚獣の袋ウサギは、お腹の袋が収納として活用できる。
性質も穏やかで、
始まりの竜女神が眠る前。今では伝説となっている時代には、『魔法』『奇跡』と呼ばれる不思議な力を行使できる者達がいた。
その力を持つものが特別な存在として君臨したこともあれば、皆と違うと迫害された時代もあった。
しかし、知恵を積み重ね、歴史を築いていく中で、様々な形で研究が進められ、『特別な力』がどうやって発現するのかが次第に解明されたてきたのだ。
それが『
知性あるもの誰しもがもっている心。その心の強さこそが『
心の強さという曖昧なものが、研究を困難にしてきたが、技能・技術である『
更に、『
『
もちろん、竜女神の眠る中央の
さて、竜皇女のたった一人の専任メイドであるマヤが、そこそこの『
そんなマヤは、クラリスのために用途に応じて袋ウサギを
クラリスが月毎に訪れているコリエペタル五国は、それぞれ文化や風習、流行が異なっているため、ドレスや飾り物、化粧品や靴、移動のための輿等をそれぞれの国別の袋ウサギに入れている。
もちろん、常に
真にメイドの鏡だと言える。
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