解説 ベルゼブブについて!!


解説 ベルゼブブについて!!を始めます。

※あくまでもインターネットと自分が知っている知識から解説させて頂くので相違があったりするかと思われます。ご了承ください。


ベルゼブブやルシファーなどの悪魔について解説しながらキリスト教やイスラム教にも軽く触れたいなと思います。

まずは、本作品の主人公であるベルゼブブは神と同等またはそれ以上の力を持つという文言が出てきますがそれは何故かについて解説していきます。


元々、ベルゼブブは旧約聖書「列王記」に登場するペリシテ人の町であるエクロンの神様であるバアル・ゼブルが前身と言われ、つまり言い換えれば神様だった訳ですよ。

それが新約聖書「マタイ複音書」になるとベルゼブブとして現れることとなります。


バアル・ゼブルは「気高き主」または「高き館の主」という意味でおそらく嵐と慈雨の神様であるバアルの尊称のひとつだったと思われます。

※冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神様であり、一説ではバアル神崇拝者は当時オリエント世界で広く行われていた豊穣を祈るための性的な儀式を行ったとも言われています。

(オリエントとは今のトルコやイラク、エジプトなどを指し古代ローマから見て東方にあった地域のことを指す言葉でもあります。)


しかし、イスラエル(カンナ)の地にヘブライ人 今のユダヤ人が入植し始めてきたヘブライ人はその儀式を嫌い、バアル・ゼブルを邪教神とし、やがてその異教の最高神を語呂が似たバアル・ゼブブすなわち「ハエの王」と蔑んだといい、それが聖書に記されたことからこの名で広く知られるようになったと。


近代ヨーロッパの魔術書グリモワールにも出てきてフランス語形のベルゼビュートの名でも現れることとなり、この時からベルゼブブは大悪魔で魔神の君主あるいは魔界の君主とも呼ばれるようになります。


地獄ではサタンに次いで罪深く強大 権力と邪悪さでもサタンに次ぎ 実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王でまた神託をもたらすとも言われています。

作物を荒らすハエをの害から人間を救い、怒らせれば火を吐くとも言われ、狼のようにも吠えるとも言われています。


かつてベルゼブブは天界の中では最高位とされる熾天使をしており、ルシファーの側近として天界の戦争では一緒に戦ったという話が創作されています。

この時に蠅騎士団というものを作り、そこにはアスタロトなどの悪魔の名士が揃い踏みしてる感じです。(本作ではルシファーがベルゼブブの側近扱いですがね。)

※1566年8月にフランス王国の命で記録されたものにはフランス北西部にあるランにベルゼブブが実際に現れたとされ、これを「ランの奇跡」と呼びます。


「ランの奇跡」について要点をまとめるとカトリック教会で使用する聖餅の力を印象づけ、教会を権威づける演出であり、失墜し始めたカトリック教会の権威を取り戻すための見せ物であったのではないかという研究者の説が存在するためで完全な嘘ではないかと思われます。


カトリック教会の権威づけのために利用されたのがニコール・オブリーという一般女性です。

また、この事例に限らず、十六世紀後半から十七世紀前半に起こった修道女たちへの取り憑きや、二十世紀に入ってもベルゼブブによる『悪魔憑き』の事例が報告されていることから悪魔というものを印象づけることで信仰心を煽ることをしていたと考えられます。

以上がベルゼブブの解説になります。

「ランの奇跡」を詳しく知りたい方は個別にお調べてください。かなり可哀想なことにされたのでここでは解説しません。


次にルシファーについて

別名サタンであるルシファーはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の悪魔であり、ユダヤ教、キリスト教は神の敵対者、イスラム教では人間の敵という扱いになります。


キリスト教の伝承(伝統)によるとサタンは元々、神に仕えている御使いであるルシフェルという名前であったとされ、多くの天使を従える大天使長をしていたがある時を境に神に敵意を示し、自分に賛同する天使達と共に大天使ミカエルと戦ったとされます。


長く続いた戦いでルシフェルは敗北 三分の一の天使達と共に天から追放されたと言われています。

また、天使を人間より下位の存在として位置づけるイスラム教においては、サタンが神に背いた理由は、神が天使より人間を上の位置に置いたことに嫉妬したためとされる。

※これは怒ってもいい案件では?と思うミントグリーンです。


サタンと同一視される悪魔としてはルシファー(ルシフェル)を筆頭として、サマエル、サタナエル、ベルゼブブ、イブリースなどが存在し、また、イスラム教ではシャイターンに定冠詞アルをつけてアル=シャイターンとすると彼を指すとされます。

しかし、書籍によってこれらがサタンという存在と明確に分けられていたり、同一視されているものがある。


これについては本作品においてはルシファーとサタンは同じではなく別の悪魔として登場させようかなと思います。

すべてインターネットと僕の知識からになるので間違いや解釈の違いがありましたらコメントをお願い致します。

あとクトゥルフ神話のニャルラトホテプを出します。


あとは部族の追加や新しい敵国、宗教組織も出す予定なのでいつも以上に頑張って書いていきます!!

今回は主人公のベルゼブブとルシファーについて解説してきました。

次回が本編の内政パートになります。

ではお楽しみにー (定期的に解説が入りますよ。解説するの好きなので)





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る