23:25-XX:XX

 闇夜は昨日と同じ、薄曇り。

 ただ、北東の空は星がまたたいていた。

 昨晩は、流れ星を捉えられなかった光陽だったが、今晩の輝くひと筋を認めて笑ってくれた。

 兄が笑うと、私は嬉しい。

 楚々とした明声が笑うから。

 そのあとは、眠たげな目を擦り、玄関の先へ姿を消した。

 私はまた、一人となる。

 今夜の空気に暑苦しさはなく、しかし、カラッとしているわけでもない。

 踊り場のタイルはひやりとしていて心地が良い。

 街の明かりが点々として、赤く明滅するのを眺めるのが好きだ。

 部屋の中の息苦しさより、考え事をするにはちょうど良い。


 El'Fieary. Th edmecyenne uny nody. Prayye e "修正" orbyt.

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