第14話 勇者?とまおうのたいけつ!後半




「どうじゃ、魔王と"ああああ"の対決は?」


荷車の上から大魔道師やんじゃが声をかける。



「今のところ五部五部、使っていないこうせん銃もあるので

"ああああ"さんが少し有利じゃないでしょうか?」


「有利って、勝てそうなんだよね?

"ああああ"さんは元に戻れるんだよね?」


「あのお面をつけて五部五部、、戦いは長引くかもしれんの。

そうなると、ダークヒーローの力をたくさん使うことになるぞ。

負けてしまうよりはマシじゃが、勝っても厳しいのぉ。」


「そんな・・」




ダークヒーロー"ああああ"と

魔王ゾーバラマスの対決。


あまりのレベルの違いに1対1の戦闘になっていた。




ダークヒーロー"ああああ"のダークパンチ!


バギャッ!


魔王ゾーバラマスに 125のダメージ!



魔王ゾーバラマスの かみつき!


ダークヒーロー"ああああ"は回避した!


「甘い!支配者の私にはそんなの当たらん!」



しかし、かみつきからの顔を正面に向けて、


魔王ゾーバラマスは 猛烈なふぶきを吐いてきた!



「くっ!回避しきれぬか!」


ダークヒーロー"ああああ"は60のダメージ!



「これでも食らえっ!」


ダークヒーロー"ああああ"はこうせん銃を撃った!



「ぐがぁ!」


魔王ゾーバラマスに150のダメージ!


光速のこうせん銃が直撃した!



「そら、もういっちょ!」


「ダブルメラゼート!」


無詠唱魔法でこうせん銃をかき消した!


そして、もう片方の魔法がダークヒーロー"ああああ"


を襲う!  100のダメージ!


「くっ!」



こうせん銃と魔法の撃ち合いを続けても、


手数で押し負ける。


回避しにくい魔法をなんとか回避するので精一杯だ!



「世界は私のモノだ!異論は認めん!!」


ダークヒーロー"ああああ"は運動能力で上回る接近戦を選択。


こうせん銃で魔法を相殺しつつ、


懐に飛び込んだ! 



ダークヒーローキック! 


ドゴォッ!


魔王ゾーバラマスは壁まで吹っ飛んだ! 170のダメージ!


魔王の巨体で壁の石が派手に飛びちった!



「きゃぁ!」


「うわぁ!」


石は荷車の方まで飛んできている。





しかし、ダークヒーローとなった"ああああ"

にとって、味方はお構いなしだ。



「とどめだ!」


魔王が復帰する間も待たずに、


ダッシュで壁まで走りこんだ!




ここで、魔王の異変に気づいた未来人999が


「"ああああ"さん!

魔王から謎のエネルギー反応があります!

危険です!」


と先ほど作ったエネルギー感知器を見て声をかけるが、

声は大広間では上手く届かない。



ダークヒーロー"ああああ"は


「くらえっ!」


ライトセイバーを振り上げ、


魔王ゾーバラマスのふところに飛び込んだ!! その時!




「ダークスパーク!」


魔王が顔を上げ、地獄のいかずちを口から吐き出した!



ダークヒーロー"ああああ"は一瞬のうちに


反対の壁まで叩き付けられ、反対の壁を貫通した!!



「ぐはぁっ!」


お面の力で紫の色になった ひかりのよろいごと


地獄のいかずちは当然のように "ああああ"の体を貫いていた。


300のダメージ!



「この星の支配はわた、わたしの・・・」


ダークヒーロー"ああああ"は 立ち上がろうとするが、


腹の真ん中を貫通したダメージで 体をまともに動かすことも出来ない。




逆に 勝利を確信した魔王ゾーバラマスは


ダークヒーロー"ああああ"を追わずに、


今度は 仲間を壊滅させようと 歩いていった。



「残念だったな!異形の勇者よ!

仲間も全滅させて、世界は今度こそ

私のモノだ!」



荷車のパーティに接近した


魔王ゾーバマラスが 無詠唱で 魔法を唱えた!


「ボムボムンテ!」



「きゃぁ!」


「うわあああ!」


「うひぃ!」


「これは!」


ヒーラーまりこ、大魔道師やんじゃ、未来人999、歌人せいや、


4人全員と荷車が 素材を撒き散らしながら


あちこちの方向に吹っ飛んだ!!




「やめ・・私の部下を・・しもべを・・」


ダークヒーロー"ああああ"は大声を出そうとするが、


小声で呼吸すら出来ない。



魔王ゾーバラマスは とどめを刺そうと


ヒーラーまりこの吹っ飛んだ方に歩いていく。




「イイナ・・ナズケ・・ナズケを」


声が出なくなっていく・・



「ズケを・・・」


声が完全に出なくなりそうな、その時!


最高潮まで高まった憤怒の感情に反応した


ダークヒーローのお面から触手が


"ああああ"の顔に侵食しだした!



緑色の触手はまるで血管のように


顔から、首へ、首から体へ、侵食しながら加速していく!


そして、全身の傷を増殖しながら埋めていく!


貫通した腹に到達した触手はものすごい速度で


その穴も埋め、、


出血を止め、肉を再生し、無くなった背骨までも


元通りにした!



わずか30秒ぐらいの出来事だ!



「イイナズケも私のモノだぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!」



ダークヒーロー"ああああ"は 地面を蹴ると


時速60kmを越える速度で 魔王ゾーバラマスの背中に全力で突進!



驚いて 背中を振り向いた 魔王に 両手でタッチ。そして、


「ダークヒーロー奥義! 時空粉砕流!」



「グガガァァ!!!!」


魔王ゾーバラマス の体の中に作られた小型ブラックホールに


ねじれるようにバラバラになりながら、


どんどん吸い込まれていく!


そして、ダメージを受ける間も無く、魔王の体は


小型のブラックホールの中に消滅していった!




「・・・」


決戦の勝利の場に


無言で立つダークヒーロー"ああああ"




「う・勝ったの・・"ああああ"さん。」


気を取り戻したヒーラーまりこは


軽く声をかけた。



勇者と仲間達は


とうとう魔王ゾーバラマスを倒すことが出来たのだ!




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最後のエンディングにつづきます!  作者より

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