『アンドロイドは誰が腕に抱かるる』下への応援コメント
素晴らしすぎる。
愛、聖書、意識。
私がそうしたいから、そうする。
アンドロイドが認知する「私」
一つの事に没して、それこそが自分のやるべき事、と狭い視野の中で狂ったガニメテは、我々人間にも当てはまるようにも思えました。
「人の子らは空しいもの。人の子らは欺くもの。共に秤にかけても、息よりも軽い」
これが改めて繰り返された瞬間の鳥肌。
素晴らしいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
劇中でツクモは言っていませんが、ようするにエゴがあるかないかっていうのも機械生命体であるか否かの明確な判断基準の一つなのかもしれませんね。ガニメデことTX-003Xは結局のところコマンドに応答しようとした結果があれなので。
聖書に関しては別訳を見れば分かるんですが、本来この一句は「虚栄や欺きのある人の子を天秤にかけても虚栄が勝る(空気以下)」ってかんじだったりしなかったりします。これだけ抜き出すとなんだやべえなって感じですが、続きをツクモが諳んじたように「なのだから、それらを誇るな、取りつかれるな」という警句でもあるわけですね。
『アンドロイドは誰が腕に抱かるる』中への応援コメント
・・・・・ループしてる と気が付いた時の鳥肌。
作者からの返信
有名なかの『攻殻機動隊』でもあった思考迷路ですけども、トリガーが仕込まれていると分かっていても知らないうちに迷路に入り込んでいる、というのはなかなか怖いですよねぇ。
トリガーが詩集なのは作者の趣味です。
『アンドロイドは誰が腕に抱かるる』上への応援コメント
皮肉な話ではありながら、ある意味では快楽に溺れるだけの意識体を創り出すことに成功した――という可能性もあるにはありますね。もちろん生きている他人の思考は覗けませんので、要はどこまでも『魂は孤独』なわけですが。
そも、そういった非論理的な現象に眉をひそめられる、というだけでも『意識』は発生している――と見ることもできますね。それが心の檻を形成しているにせよ。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
人工知能がどこまで知性を獲得できるか、というよりは、人間に寄り添い人間を理解しながらどうなっていくのだろうか、という点において、こうした存在もあり得るんじゃないかという考えから練りだしていましたが、これがなんともSFっぽくてとても書いていて心地が良いです。
応援コメントありがとうございます!!
『アンドロイドは暗闇の雨に濡れる』への応援コメント
素晴らしい。他の方もおっしゃってましたが、ブレードランナーを彷彿とさせますね!思わず読み入ってしまいました。
作者からの返信
ありがとうございます!! ブレードランナーを文章に起こしてそれでいて自分の好きな感じにできたらなという僕の性癖の詰まったお話なので、楽しんでいただけてうれしいです!!
『アンドロイドは誰が腕に抱かるる』上への応援コメント
ヴィヴィアン本当好き。
前半のこの世界らしい『雨』が硝子に落ちて部屋に陰影を落とすのもすごい好き。
作者からの返信
雨が硝子を伝って波のような影を作る描写、僕も大好きです(にっこり)
『アンドロイドは暗闇の雨に濡れる』への応援コメント
『ブレードランナー』を思わせる住居から、淀んだ空気の警察署。いい!
生まれつき与えられ、愛するマスターの記憶染みつく特技と、しかしその使い道としては破滅的な執行、対象の哀愁と恐らくはありふれた狂気、その中に垣間見る己の最期。
望むらくは逃れ得ぬ最期に愛を刻んで。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
コメントありがとうございます!!
いやあ、ブレードランナーそのまんまな空気だけどもやっぱりたばこは嫌われてしまいますよねっていう。そして幸せのために仕事をして、幸せで終わるために末路を自分で仕込んでおくという。これまたどうしようもないお話でしたね。
それでもご好評でよかったです!!
『アンドロイドは七色の涙に濡れる』への応援コメント
在るべき場を失い、存在意義を失い、ゆえに己の価値を見出せない、この行き詰まり。
その果てに見出した『偽りの存在意義』。ニセモノとは理解しつつも依存せずにはいられない、この矛盾。実に人間的な迷走かと。皮肉な話、かくしてアンドロイドは『その先』へ至った――とも映ります。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!!
存在意義がなくなってしまって不安定になるのがアンドロイドで、そんな彼女が存在意義の補強に使うのは捨てられたゴミの中にいた別のセクサロイドというなんともな話ですが、ご好評いただけたようでなによりです!!
編集済
『アンドロイドは暗闇の雨に濡れる』への応援コメント
独白で「フ〇ック」と連呼するアリアンですが、ただ口が悪いだけではなく、慈愛のようなものも感じるキャラクターでした。
作者からの返信
コメントありがとうございます! 退役軍人なのでファックは無意識に使う悪態のテンプレートとして記憶されているので、本来は後者の方が本心に近かったりします!
『アンドロイドは月にて跳ぶ 上』への応援コメント
>広大な空と空力と大気の粘性というものはフラッターでなにもかもを破壊する。輸送機から飛び降りるのが仕事の第一段階だった私などは、まったくもって笑えない話だ。制御された降下と、放り出される降下には計り知れないほどの差異がある
色々な事を知っていないと書けない内容がさらっと書かれているの好き……。
このシリーズ、前回で「完結」しちゃったのかと思って残念がっていましたが、最新話来て嬉しかったです。
空挺だったんやなぁ。いろいろな部分での「言い回し」がとても良かったです。