2021年

2021年1月25日(月) 快晴

 またしても久々の投稿になる。少し思うところがあり、少なくても良いので出来るだけ更新をして行こうと思う。


 日を空けるとしてもクリスマスや年末年始くらい更新しろよと自分でも思うのだが、よく考えたら僕も良い年のオッサンで、クリスマスに誰かとデートをするような楽しみがある訳でもないが、いつまでも若い気でいるなと自分で思う。


 クリスマスというと下の子にとっては物心ついて最初のクリスマスだった。

 寝起きにプレゼントの箱を認識しては「わぁーっ」と表情が明るくなるシーンが写真に収められ妻からLINEで共有された。髪型がドリフの爆発シーンの後の様に乱れていたが、上の子も似たような表情で同じ歳の頃取った写真があったように思う。

 つい先日、週末に外食に出掛けた帰りに助手席で、上の子が突然サンタクロースが誰なのか知っているといい出したので、そろそろそういうことも分かる歳か、いやそれにしては少し早くないかと思い、その後の発言を待った。

 待ちながらある記憶が甦って来たのだがまさかと思った。


 上の子がゼロ歳で迎えたクリスマスイブの日に、ベビーベッドの枕わきにプレゼントを置こうとした際に、酩酊状態だった僕は大きなプレゼントの箱をベビーベッドのフレームへぶつけてしまいハッと目を覚ました上の子とばっちり目が合った。

 その瞬間のカメラ目線の写真がしっかり残っているのだが、まさかそんな記憶はないだろうと思う。

 そんなことよりも現実的にあり得るとしたら、今年のクリスマスなんかに箱を抱えて深夜にそわそわしている僕と妻を実は深夜に目を覚まして眺めていたであるとか、学校の友達が上のお兄ちゃんやお姉ちゃんにタネを明かされているケースかも知れない。


 信号を待ちながら上の子と発言の続きを待っていると、「ユーは何しに日本へ」という番組でフィンランドからサンタをしにやって来たという老人を知り、正体はその彼なのだというものだった。

 もう少しプレゼントを聞き出したり準備したりそわそわするのを楽しめそうでほっとした。

 とは言え、クリスマス間近にはここ最近小学校で色々な言葉を覚えて来る上の子の口答えが酷く妻も酷く手を焼いていた。もちろん上の子に悪気も何もないのだが、せっかくのクリスマスだと思いこれを利用して、「お利口にしていないとサンタクロースは来ないかも知れないが、毎日お利口に出来ているか」と不安を駆り立てるように問い掛けていた。

 その返事は「もちろんしそうているし、そういう悪いことを子供に言うのは良いのか」と返され、どうしたもんかと悶々としていたのだが、イブの夜テーブルに置かれている手紙が目に入った。

「すみっコぐらしのおもちゃが欲しい」といったメッセージに沿えて、「下の子にもアンパンマンのおもちゃを何でも良いから下さい。お片付けするので絶対来てください」と綴られていた。


 寝る前にそわそわしていたのは、やはり本当に来なかったらどうしようと不安で仕方無かったのかも知れない。

 子供との駆け引きの中から学ぶことは大人も多い。

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