第4ステージ 2学期編 2蛇足のような不可能修学旅行
まだ3万字行ってないぞ。
こんなくそ文章を読んでいただき誠にありがとうございます。
これからもくそ文章を読んでいただけると幸いです。
とりあえず、親に祈ることとした、
しょうがないし、修学旅行に行かない香恋ちゃんと個人授業というのは避けたいと思ったが文章にしたらそっちのほうがいいように思えるが、楽しいことはないし、楽しいことをしようとしてばれたら千歳行きである。別の意味で。
まずは早良さんかわいいよタイムを感じよう。
考えるのはそれからだ。
「ところで早良さんはどこに行くの。」
「まあとりあえず国際通りを行こうかな。」
まあ人生初の琉球だろうし、後ほとんどバスにのってのツアーだから連れて歩かれるだけだろ。
「藤倉君は?」
「まあ昨日あいつが言ってた通り、親が妹に集中するために積み立てを解約していたことが判明したわ。」
「え、でどうするの。」
「金がないし、行くかどうかわからない。あとバイトできるかどうかもわからんからな。」
香恋ちゃんだし。
「いけなかったらどうなるの。」
「香恋ちゃんに相談したらレポートのために毎日登校だってさ。」
結構そんな人いるんだろうか。
聞いたところ部活によっては、修学旅行に行かずにトレーニングに励んでいるらしい。
中毒者も来年琉球に行かずにトレーニングに励むのであれば、金を稼ぐよりは楽だし付き合っていかないのもいいだろう。
早良さんとの思い出は作れないが。
とりあえず資金稼ぎの申請のために香恋ちゃんに書類を提出しに行こう。
「白島先生、修学旅行のために労働許可をしてほしいんですが。」
香恋ちゃんは俺の予想通り次のように答えた。
ところで香恋ちゃん呼びじゃないの初めてだな。
「だめです。」
「そうですね。じゃあ金がないので修学旅行を行くのをあきらめます。
課題レポートと教室の利用許可をください。」
まあ、この田舎の自称進学校あるあるだが、コンビニ等での労働は許可されているが、「勉強や授業に支障が出る」ためアルバイトは不可となることのほうが多い。
個人的には授業を聴くことのほうが無駄だと思うが、香恋ちゃん以外教え方へたくそだし。
「両親には話をしたの。」
「行かせる気はないようなので積立金を解約する奇行に励みました。」
「そう。少し考えてみる。」
てっきり私の召使になって馬車馬のように働いて金を稼ぎなさいとでも言われるのかと思った。
あの人どSだからな。
まあ、若干そういう展開を期待していたが、生徒を飼うことは資金的に難しいし、学校にばれたら、面倒くさいことになるどころかクビになって仕事を失うだろう。
俺様のためにそのようなことをすることがメリットであるとは一切思えない。
まあ「私の執事にならないか。」とでも言われたら別の意味で喜ばしい。
3日で死ぬと思うが。マジで。
まあおそらく早良さんかわいいよしながらどうでもいいクラスメイトと琉球旅行をするというプロジェクトはほぼ可能性がなくなるだろうと思ったので、俺様は優しいので、遺跡発掘でも手伝いに行こうと思いカーリングバカに会いに部室に行く。
一応ノックしてから入る。
着替えていたりしたら気まずいからな。
部室の中に入ると何かが転がっていた。
都島さんだった。
噂によると、甲子園に到達できるような野球部の練習より厳しいんじゃないかと言われるようなことを女子がやっているのだから大変だろう。というか浪人確定じゃないか。マジで。それ以前にフィジカルトレーニングそこまでいるのか知らんけど。
あとそれ以前にあのバカどこまでフィジカル強いんだ。化け物か。
「どうしましたか。藤倉さん。」
この話誰も先輩呼びしないな。書いてて思ったんだが、物語で先輩呼びするのは読者に人間関係をわかりやすくするためだと思う。
どうでもいい話はここまでにして、相変わらずのんきな調子で返事をする。
制服に着替えて、帰るところのようだ。
「俺の琉球行きは厳しい状態にある。親は妹に資金を集中させる方針らしい。」
「私にとってはめ、手伝ってくれる人が増えてうれしい話ですね。」
奴隷と言われなかっただけ良しとしようか。
「最終的に琉球行になるかもしれないが、行かなかったら手伝えると思う。」
「ほかの人たちが修学旅行に行っている間はいったい何をすることになるんですか。」
「自習レポートが出るらしい。」
「私の手、さぼり放題ですね。」
なんか今日失言多いなこいつ。
「ところで、都島さんは毎日どれだけ走っているんだ。」
「朝晩登下校はランニングさせて、パワー系トレーニングも毎日させています。」
「疲労骨折させないようにしてやってくれ。あと浪人にならないように手加減してやってくれ。」
「でも藤倉さん去年ひどい目にあったんですよね。」
「それはそうだが、それはそれ、これはこれ。」
まあ、彼女が部活内FA宣言を繰り返したという設定はほとんど死文化しているのだが。
「なんにせよ死なれたら困るだろ。どんなものよりも大切なのは女性に分類される人間だ。」
いくら俺が彼女のために手伝おうとしたとしても、男である以上団体チームを作ることはできない。
なので一番彼女にとって必要なのはチームメイトとなりうる女性なのである。
見つけてこようと思えば見つけてこれるがおそらく逃げ出すだろう。
(ほかにもミックスダブルスという方法であれば手伝えるが考えない。というかミックスダブルスを書こうとしたが取材できなくてやめた。)
「最低でも3人で遺跡発掘に行けるんですね。」
若林はテンションが上がってきたようだ。しかしながらテンションを下げてやることにする。
「顧問はどうするんだ。」
「白島先生に、あ。」
やっと気づいたようだ。香恋ちゃんは琉球に生徒の引率に行かなければならない。
「じゃあ私たちだけで。」
「許されるのか。」
「わかりません。」
考えたってどうしようもないだろう。
というか顧問に言ってなかったのかよ。
「やるかやらないかわからないことを考えたってしょうがないし、今の段階で最終的に俺も含めて方向が決定しているわけではないのだから後で考えるしかないな。」
「そうですね。」
死体のように転がっている都島さんの幸せそうな顔を見ながら、家に帰ることとする。
「お兄さんの修学旅行の積立金を解約させてくれてありがとう。」
「あんなのに金をかけても仕方ないから。あと何するのかもよくわからないし。」
「で、遺跡発掘に連れてって行っていいの。」
「一日でも顔を見たくないから、それについては親に金を出させるようにそそのかさせるようにする。」
「じゃあお願いね。」
「ばいばい。」
この物語で俺が出ないシーンは初めてだったりする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます