さよならの手紙

「さよならの手紙」


鮮やかに花開く春もあれば

冬の寒さにとらわれたままの春もある


今の僕は

闇の使徒


君は僕の星だと思っていた

続く暗闇の中で

やっとみつけた僕の星


僕が探していたように

君も探してくれていたのだと

心の底から思っていた


冬の夜空が春の光で満ちたりて

新しい生命が明日を呼んでいる


たたずむ僕

おいていかれた僕


まだ一歩も踏み出せず

君への手紙を読んでいる

君に向けた

最後のラブレター

受け取られることのない

さよならの手紙

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