トーカさんの今日の1日。荷物をまとめた。

たぶん。異議は認めない。

スーツケースにバッグがひとつかふたつ。

多い荷物だけどとーかさんは家が近いので、それほど大変じゃあない。

ラウンジに出ると、もう入院した時の知った顔より、知らない顔が多くみえたような気がした、といいます。

少なくなった皆で公園で煙草を吸った。

両切りのゴロワーズ。

精神病院に入院した少女の映画　「17歳のカルテ」で主人公が好きな煙草。

たくさん吸った。

苦い煙草だった。

桜と木の枝と一番星が一枚の写真に収まる、素敵な、夜の公園だった。

いらいらや、うれしさとか、いろんな感情があったけれど、

皆が開いてくれたパーティは、そのうれしさはそんな感情や不安を溶かしてくれる優しいものでした。

日記っぽくない。曖昧な表現で申し訳ないのですが。

そして明日、昼を待たずに病院をトーカさんは去ります。

もう、こっそりと去るでしょう。

どうせまた、しばらくしたら疲れたとか言って、戻ってくることでしょう。

そんなひとです、トーカさんは。

そしたらまた、こんな日記を書いたり、書かなかったり、名刺をばらまいたりすることでしょう。

短い間だけど、

きっとまた会えると思っています、とーかさん。

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