52日目の間違い

 昨夜はいろんなことがありました。

 

 やはり食事がうまいまずい、日中は平和の、なんの言っても、精神科病棟です。精神病院です。いろいろなことがあります。

 人が倒れます。もう、バタンと。強く体と頭を打っているのを、トーカさんは見ていたとのこと。ラウンジは何人も、「キャーーーーッ!!」という、ほんとかよというできすぎたほどの悲鳴。


 それでも、すぐに車椅子に乗せるんですね。


 最近の話ですが。どうせ知らないでしょうから説明しますが。

 「帝王」と呼ばれるほどの人気と強さを持つプロレスラー高山善廣がいます。プロレスファンで知らない人はいません。いたらプロレスファンじゃないです。

 高山が数年前、ちょっとしたプロレス技をかけた時、ひねったか何かで頭を打ったんですね。それでダメージがあって。その時、レフェリーが大したことないと思って、身体を起こしたんですね。それがかなりまずかったらしく、高山善廣は現実として再起不能、立ち上がることもおそらく、数年前のその試合行こうできていないはずです。



 そういうこととは、別、なのでしょうか。医師ではないのでわからないのですが。倒れるところを看護師やナースは見ていません。見ていたのは私たち患者だけ。

 その場にいた元看護師の患者B 氏、「頭打った!」と伝えています。

 それにスタッフは「頭打ったの?」と聞き返した。


 あまり、トーカさんはこういうこと日記として書きたくないんです。批判とかそういうためにやってるんじゃないので。でも、目撃者がいたら、どんなふうだったかとか、聞くじゃないですか。それをやらないってことは、そういう目で見られてるのだなと、思いました。


 そこにいた元ベテランナースが見ても「ひどい」と言うのですから、それは間違いないのだと思います。ただの何も知らない素人がひどいよねえというのとは訳が違う。


 それがここのやり方なのだとしたら、未来は見えている気がします。



 ーーーーー


 UNO熱は高いですね。相変わらず。金融に強いY氏私トーカさんは勝ったり負けたりです。


 最近のUNOは面白くて、自由にルールを設定できる仕組みになっています。そういう、自由にルールを作ることができるカードを作れるんですね。トーカさんが作っていたのは「最初にウノを宣言したものはカードをめくり、その数字の枚数分のカードを引く」とか、「まず1枚カードをめくり、ふせる。次に、指定した人がカードをめくり、最初にめくったカードより大きければ3枚捨てられる、小さければ3枚引く」とか、それなりに無難で、ありそうなものでした。



 とーかさんが、前に日記にちょっと書いていた「病棟に猫がいるぞ!!」の猫の人と何か面白いことをして遊んでいました。


 医者と患者ごっこのようなもので、患者になった方が、自分が出して欲しい薬をもらえたら勝ちゲーム。


「今日はどうされました?」「眠りが浅くて・・・」

「眠りが浅いのですね。寝つきはいい方ですか?」「寝つきは悪いです」

「深く眠りたいですか?」「むしろ早く眠りたいです」

「それじゃあハルシオンっていうお薬出しておきますから」「正解!!」


 あまりにマニアックすぎてついていけません笑



 ーーーーーー 

トーカ氏がなぞ詞をまた書いたようです。ミュージシャンy氏が詞を書くのに触発されたようで。好きな詞を見るとそこから感じるものがあって、それがまた自分のアンサー的な詞として書く傾向にあるようですね。とーかさんは。ミスチルとか。


y氏が衝撃的な歌詞を書いていてそれと似ているかもしれませんがパクリかもしれませんがパクってるつもりはなく。自殺した漫画家山田花子さんをイメージしたようです

 トーカさんは音楽を知らないので音楽用の歌詞ではないですがそこは削ればなんとかなると言っています。削るって大変ですよねー


君がどんなに叫んでも

奴らは「空を見上げて」

やがるだけ

虚ろな目で 涎を流して奴らへ

刺せよ 戟叉の一撃


君がどんなに叫んでも

声は届かず届いても

所詮嘲笑


奴らの目を空から引き剥がす

雲へ 空へ 屋上から

見て。


「私はここにいる」


地に落ちた君の言葉の全てを

君のいない世界で

分析が始まろう

君のいない世界で

何かが引き継がれ


誰かの幸せにつながるだろう


君でない誰かへ

誰かの幸せにつながるだろう



本当になんでもありの日記です。











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