37日目 転院

3月7日

とーかさんは目を閉じている……

祈るかのように・・・・…


朝にしては、早い時間だ。

いや、早すぎる。寝てる人もいるだろう。


突然、ナースに呼び出された。

「この間の検査結果でまだ結果が出ていない項目、あったじゃないですか。それについて、お話させていただきたかったんですね」


「え、なんか、急ですね」

「まあ、急ですけれど、あまり気にしないで答えてくださいね。喉の痛みはありますか?」


 有無を言わさない。

うーむ。

「ないことは、ないです」

「熱は、ありますか?あるけれど、低いですよ」

「何度くらいですか。」

「34度は普通に。」

 そう。昨日、職場でも測ったら、測った人が「あれ?壊れてるよ、これ」

と驚く程体温んが低かったんだ。


「わかりましたトーカさん。とーかさんにはですね、転院の処置をが必要ですので、転院してもらいます」


「……え?」


え?

「え?体温?いつから?」

「向こうの病院のベッドが空き次第すぐに、です」


 えええええ!?


 とーかさんは驚き大きく目を見開いた。





--いきなり!トーカさんの歌詞のコーナー------.

きみがどんなに 近くても

とどきそうでも

きまぐれな その気持ち

もう 制御できないのさ


不安定だって わかってても

君は綺麗だった あまりにも

独占できる それならば

少々のことは 耐えてきた つもりさ


それを知ってか 知らずか

きみはきっと 知っていた


君が僕に投げる言葉

それはきっと 攻撃であり 甘えだね


もういいよ これまでありがとつ

もう 期待しない

だから 君も僕に

期待するなよ


もういいよ これからの君など

「俺の、知ったことじゃない」

君の温もりは 忘れないだろう

僕を忘れても

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