〝コメント〟のありがたさ

 ここではカクヨム上の〝コメント〟について記そうと思いますが、先を読んでいただく前提として明言しておきます。


 本稿はあくまでもです。

 他の書き手の方々の意見とは一致しない可能性を考慮した上でお読みください。


 ……おそらくこの第3話までは第0話と同時に公開されているので、もしもリアルタイムでこの文章を読まれている方がいらっしゃれば「しつこいな」と思われるかもしれません。

 しかしながら、私の意見がこうだったから、と言って他の作者の方にまでそれが当てはまるとは限りません。

 特に今回の〝コメント〟などはかなり人によって意見が変わると思いますので、他の書き手の方々のご迷惑にならないよう、ここに改めて明記しておきます。


 さて本題ですが、カクヨムには〝コメント〟というシステムがありますよね。SNSや動画投稿サイトを利用される方にとっては珍しくもないものだと思います。

 一口に〝コメント〟と言ってもその内容は多種多様で、「面白かったです」「つまらなかったです」などの感想から、「ここの字が間違ってますよ」などの訂正、厳しい読者の方からは「物語そのものへの批評」をいただくこともあります。

 そして書き手側はそれを受け取って一喜一憂したり、誤字を訂正したり、批評を見て構成を考え直したり考え直さなかったりします。言わば読み手と書き手のキャッチボールの一環ですよね。


 結論から言うと私個人は好評だろうが悪評だろうが誤字訂正であろうが、〝コメント〟そのものがとても嬉しいです。

 好評は言わずもがなですし、悪評や誤字訂正でも「それだけこの作品をちゃんと読んでくれているんだ……」と感動します。ぶっちゃけ下手な好評よりも多少の悪評の方が得るものは大きいことさえあります。もちろんただ漠然と「つまらない」と言われても直しようがないのはどんな創作物においても変わりませんが。


 特に文字だけで書き手が伝えたいことをすべてを表現しなければならない小説において、「このキャラの心情が読みづらい」「ここの行動原理が分かりづらい」といった〝コメント〟は後々話数を重ねていく上で書き手の大きな財産になると思っています。「そういえばあの時も似たような表現をして『分かりづらい』と言われたな……」みたいな感じですね。


 PVや〝応援〟がモチベーションに直結するものだとすれば、〝コメント〟はもう一歩踏み込んで書き手の技量・表現力にさえ影響を与えうる可能性がある、ということですね。

 ただこれについては書き手の方一人一人に〝作風〟というものがありますので、読み手にとって気に入らない表現だとしても書き手側は譲れない部分である可能性も多々あるかと思います。そこは書き手・読み手の間で上手く折り合いをつけていきたいものですね。

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