怒りを捨てて
ある日、植西聰さんの「折れない心をつくるたった1つの習慣」を読んだ。
学校に行けない子ども達に何を言っても上手くはいかず、その頃の私は完全に心が折れていた。いくつかの子育て本や教育に関する本を読んだ後、結局は自分の心を何とかしたくなって、古本屋でふと目についたこの本を選んだのだ。
以来、悩んでいる人にはこの本を勧めている。
この本の2章目に「なぜ折れやすいのか、意外な原因を知ろう」とある。
私のこの文章を読んでくれている方々にも植西さんの本は是非読んでいただきたいので、ここではこの2章に関してだけメチャクチャ簡単にまとめる事にする。
要するに、怒りの感情はマイナスエネルギーとなって怒っている本人はもちろん、周りの人にも悪影響を与え、折れやすい心を作ってしまうという事だ。
そして反対に喜びや笑いはプラスエネルギーとなって周りの人達も幸せにするのだと。そう書いてあった。
しつこいようだが、詳しく知りたい人、悩んでいる人は、是非この本を読んでもらいたい。
私はそれまでの生活で、怒りがマイナスエネルギーとなるなんて事は思いもせず、なにかと怒っていた。子どもが思うようにいかない、夫が、姑が、母が…何かにつけては、怒り、怒らないにしても、文句や愚痴をこぼしていた。
私はこの本を読んで、私の様々な怒りが子どもの不登校の要因になってしまったのではないかと大いに反省をした。
そして以来、できる限り怒らないことを心がけるようになった。もちろん上手くいかず、つい声を荒げていまう事も多かった。そんな時は"まだまだ修行が足りない"と反省もした。まさしく"怒らない修行"である。
修行も数年が経ち、今ではだいぶ怒らなくなれたように思う。
ちなみに、本書には怒りを捨てる方法も具体的に載っているので、やっぱり読むことをお勧めする。
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