第16話 ◆ 第4接触 復円

◆ 第4接触 復円


 小さな青い実をつけたバナナの木や、茂ったヤシの葉がぼんやりと目に入ってくる。グリーンハウスのベンチで、真魚は、ぼんやりと目覚め仰向けにガラスの天井を見上げている自分に気がついた。


(あれえ?)


 病院屋上の、大正時代に建てられたというガラス張りの植物園は、全面に貼り付いた雨粒に金色の夕陽が射し込んでいて、まるでジンジャーエールの中にいるようだった。


(すごい炭酸感…… なんか……舜ちゃんに……)


 人魚になっていたような気がする。

 プールから上がったあとのような? 体が、すごく重い。


(河童やなくて、良かった)

 河童にキスされてもなぁ…… 真魚はひとり、笑みがこぼれるのが恥ずかしくて、唇に指をあて頬をうすく染めた。


       †


(ああ… こりゃあ、やばそうだわ)

 士朗はネットにはなんとかつかまったまま、真の暗闇に閉ざされた空間で力を抜いた。ひとまず、子どもたちだけでもみな外に押し出せた事で、ほっとしていた。

 騒動の首謀者である父親、マグレがまだ外にいるけれど、それはもう、十児がなんとかするだろう。そう思い肩の力を抜いた。


 表では、みんなが地面を叩き続けていた。


 舜も叩いた。麻衣も! 真司も!

 京市も! 偲も! 沙羅も!

 十児が渾身の悔しさをぶつけるように叩いた時、


「あ?」


 ビシッ!

 ひびが入った。


「お?! まじか?!!」

 真司と京市、舜が思わず顔を見合わせ声をあげた。

 飛散したマグレの杖だった水晶が、「地表」と「閉じ込められた空間」それぞれで「異物」となって混入し、どちらの空間も完全には閉じさせない、わずかな亀裂を生じさせていた。


「いけるぞ!!」


 十児が発破をかけた。

 両空間の間にはさまった水晶のカケラが青く透き通り、お互いの姿をそのひびから垣間見せた。


 がっ! ドゴッ!

 どんどん!! どごん!

 ダン! ガン! どん!!


 バラバラに叩いていた拍子が、

(お?)

 だん! ダンッ!!

 だだんっっ!!! ダンッッッ!!!!


 だんだんリズムが合ってきた。


(ひびか?)

 タバコでも吸って一服しようかとポケットをまさぐっていた士朗は、ふいに入ったひびから射し込む水晶の光に驚き、思わず閉じたはずのゲートを見上げた。水晶の隙間から、振り上げた拳を必死に叩きつけてくれている子どもたちの姿が見えた。


(おいおいバカ! そんなことしたら、お前ら手が……)


 ダン! だんっ!! ダダンッッ!!! だんっ!!!!

 だん! ダンッ!! だだんっっ!!! ダンッ!!!!


 心臓の鼓動と打ちつける拳が連動するようなリズムで天井を振動させた。子どもたちの手はもう紫色で士朗は気が気じゃなくなった。これ以上ケガが深手になる前に、こっちから割ってやらないと! と士朗も底から叩き返し始めた。


 だん! ダンッ!! だだんっっ!!! ←ゴンッ!!

 ダン! だんっ!! ダダンッッ!!! ←ゴンッ!!


 地を叩き振り上げるみんなの腕は、太陽のフレアのように、ゲートのあった地面を囲み、放射状に開いたり閉じたりを繰り返した。子どもたちの紫色の拳にはもう血がにじんでいる。熱くなった拳がじんじんした。


「先生!!!」

「士朗ちゃあん!!! いやあ!!!」

「士朗さん!」

「ヘッド!!!」


 出してやりたい想いと出たい想いが両側で繋がっている刻(とき)。


「ふん」

 マグレが青いマントを脱ぎ、バッサ! と空へ放り上げた。


 すると、マントは最初にマグレが現れた時の様にひらひら泳ぎ、宙でゆるやかにまわりながら浮いた。そしてマグレが振り上げた腕を地へ振り降ろすと、マントの中から軍手をはめた巨大な拳が現れ、影のような太い腕が、地面をドカーーーーン!!! と、揺れる程の剛力でどついた。


 ゴッ!!! 


 と音がしてひびの入った地面が粉々に砕かれた。


 わっ!!! と湧くみんなの目に、でかい拳にぶん殴られ意識を失った士朗が、穴の更に奥へ吹っ飛んでいくのが見えた!


「アホーーーーーーーー!!!」

 真司が思わず叫んだ。


「アホなのかーーーーーーーっっっ!!!」

 十児もマグレを蹴り飛ばさんほどの勢いで叫んだ時、白い鳥のような影が4つ、再び開いた穴の中へ飛び込んでゆくのが見えた。


 4羽? いや4人の……


 大鷲のように肩幅の広い背中がネットの最下部へぶらさがり、しなやかな剣のような体型のもう一人がその下へ連なった。更に曲線の美しい一人がのびやかにつながり、素早い小さな体が3人の体を滑り降り、奈落へ落ちていく士朗をつかまえた。


 そうして士朗を合わせた5人は、ひとつのブランコのように大きく揺れて、地上へ振り上がり士朗を放り投げた。


「うわっ!!」

 放り上げられた士朗を見上げ、地上の子どもたちと十児や沙羅が、胴上げを受けとめるかのように両手を差し出し、士朗をキャッチした。割れた地面は士朗を取り戻すと、今度こそ本当に、ただの大地へと戻ってしまった。地表に放り出された士朗に思わずみんな抱きついていた。


「まったく……手を焼かせおって」

「いやトドメさしたのアンタだよねーーー!!! つかそもそもこれ全部アンタが原因だから!!!」

 ぼやいたマグレに思わず十児がつっこんだ。


「策は、尽きたか……」

 白く積もった灰を前に、マグレが落とした声は小さかった。


 地球のどこかで、日蝕は年に4、5回は起こっている。しかし、マグレが狙ったこの場所、すべてが消え、すべてを呼び戻そうとしたこの場所に、また同じ皆既日蝕が現れるのは、もうこのあと200年も先の事だった。皆既日蝕が同じ場所に現れる周期はそれほど遠いのだ。


 死の淵をこじ開け「反魂(はんごん)」を成すためには、死者が消えたこの場所で「日蝕」の時、生死の次元をつなげるゲートを開け、魂の代わる依り代を用意しておかなければならなかった。

 あきらめの声を落としたマグレの足もとに、黒猫に戻った紅炎が慰める様に体をすりつけてきた。


「お前たちも、もう帰って良いぞ……」

 猫に言ったのか、子どもたちに言ったのか…… 背の高いマグレから、しわがれた声がポトリ、足もとの影に落ちた。


 士朗の無事にほっとしたところで、真司が、がっ! と、舜の肩へ手を回し首をつかまえた。

(ああ、良かった。ここにいるな……)

 実存感を確かめたかった衝動と、なんかくっつきたかった。

 ふーーーーっ、と大きく息を吐いて、なにも言わなかった。

 ただこうしてくっついていると、真司は安心できた。


 舜は消えた真魚のことを、いや現れた真魚のことを、現実か夢か? わからなくなって少しきょろきょろと探していた。

 唇の感触は確かに残っている。


(……河童じゃなかったじゃん)


 赤くなった舜の口許に笑顔が浮かんでいた。

 子どもたちや沙羅に囲まれた士朗は起き上がると、自分のまわりに、白い灰の盛り山が3つ、いや小さいものも合わせると4つ積もっているのに気がついた。


「いま…… カズ兄ぃたちが……」

 士朗は無意識に体を震わせながら、その白い灰たちを見た。

「確かに、いま…… 一夜(かずや)兄ぃ、星二(せいじ)兄ぃ…… 月夜美(つくよみ)…… 聖午(しょうご)が……」

 士朗が兄姉弟たちの名前を呼んだ。


 これまで声にしなかった兄弟たちの名を口にする事で、逆に、本当にもう、この世にはいないんだと…… もう会えはしないんだと、士朗は強く自覚せざるを得ない気持ちになった。

 認めなければ…… まだ会えるんじゃないかと、どこかで思っていた。そういう気持ちを残す事で、日常をやり過ごしていた事もあった。先生になったのは、聖午と通っていた中学校を離れたくない気持ちもあったのかも知れない。だから教室で、廊下で、生徒たちの声の反響する体育館で、聖午の幻を見てしまっていたのか?

(灰の姿になってさえ……)

 自分を助け上げてくれたんだな、と士朗は涙があふれた。


「うっわ!」

「きゃーーーー❤ シ、シローちゃん、なにそれ❤❤」


 子どもたちが士朗の涙で金色の瞳に今頃気づき、驚いて士朗を改めて見た。沙羅も驚いて手を口にあてている。黒のカラーコンタクトをはずしていたことを忘れていた。

 士朗の瞳の色は、まるでヴァンパイアのような、マグレと同じ金色だった。素顔があまりに派手なので、学校では瞳の色を隠すためカラコンと黒眼鏡を着用していたのだ。今は黒い髪も、本当は銀髪を染めたものだった。偲の目が、また❤ハートマークになって士朗をのぞき込んでいる。


 士朗は灰を見つめ、ひとつずつへ祈る様にして、また名前を呼びかけた。台風が去った公園に、夏の太陽がななめに射し込んでいた。夕暮れの空は、まだ明るかった。夕陽を透過した幻想遊戯団のテントは、ゆらゆら蜃気楼の様にゆらぎ、もう天井からどんどん薄れ消えはじめている。雨上がりの白砂に混じった雲母(きらら)や石英たちが夕陽を反射し、公園の地面は夕暮れの海の様に輝いていた。


 ピラミッドの様に立つ円錐形に積もった白い灰たちにも、やわらかく夕陽の光が反射し、薄くピンクに染まっている。ゆらゆら消える青いテントの蜃気楼に囲まれる中、白い灰はさらさら崩れ、ゆく台風のしっぽに巻き上げられ、空へ舞い上がった。黙祷するような士朗の姿になにも言えず、子どもたちも、沙羅も、みんな士朗に倣って亡くなったモノたちへ祈り手を合わせた。


「おい……」

 十児だけが、そんな感傷はないかのような無粋な声を上げた。

「なんだよ…… いま、気分じゃねーんだよ」

 士朗がまだ現実に戻り切れない気持ちで、声を出す気になれないでいると、


「子ども増えてんぞ」


 十児が言った。


「あ? 座敷童みたいな言い方すんなよ。同い年だろ」


 だれ? 


 十児に答えた少年を、舜や真司たちが目を丸くして囲んだ。


(あーーー! 見た事ある!!!)

 麻衣にはその顔に見覚えがあった。

 少年はふり冠った白い灰を、髪をくしゃくしゃにして祓い落としながら、膨れっ面で立ち上がった。瞳がマグレと士朗と同じ金色だ。


「しょ…… しょう…… しょうご?!!!」

 士朗が、あごがはずれたように口を大きく開けた。


「あーーーー、ばっかやろう、やっと名前を呼びやがったよ」


 えっっっ?!!! 気づくと少年だけではない。白い灰を頭や体から祓いおとしながら立ち上がる兄たちの姿が……


「あんた、あたしだけ呼び捨てにしたわね」

「つ、つ、月姉ぇ?!」

 どこか沙羅に似ている。月明かりの様に淡い北欧系の白金の髪を揺らす姉の姿は、消えた17才の時のままだった。士朗の頬を両側からつねり、姉が引っぱった。


「い、いひゃい(痛い)いひゃい(痛い)!!」

 て事は、夢じゃない?!!!


「どういう事だ?」

 マグレですら、驚いている。

「いや、もう本当にダメかと思ったよ」

 今となっては士朗と同じ年の、次兄の星二が肩をこきこき回しながら口を開いた。


「お前がいつまでも名前呼ばねえから!」

 長男の一夜(かずや)が士朗にヘッドロックをかまし、肩を組んだ。


 当時、一夜はマグレに次ぐ魔術の継承者だった。

 あの絶体絶命の火事の最中、一夜は一世一代の大魔術を敢行していた。取り囲まれた火の巡りから防ぐため、口寄せした大蜘蛛の結界で一部の空間を守り、一酸化炭素で窒息しそうな弟や妹、とどく範囲の観客たちまでを限界領域にとりこんで、灼熱の炎の中、呼吸できる酸素を確保し崩れるテントから別の場所へ飛ばそうとしたのだ。

 口寄せとは、古代から術者が用いた化外の領域から使役するモノを呼び寄せる術の事で、日本では式神などとも呼ばれるそのモノたちを呼び寄せる次元の異なる空間を利用し、一夜はそこへ一時的に家族や観客を飛ばし退避させる救出策を試みたのだった。


「それがあんまり多人数で空間もひしゃげて、なんつーか…… ほれ、ふとんじゃなくてベッドのマットレスとシーツの間にはさまった感じ?」


 マグレ譲りの魔術だったが、異空間へ定着させる術が不完全で、実体が様々な時間と空間に分離してしまった。それで狙った空間へ辿り着けずに、現空間と異空間の間に分断した体と魂が挟まってしまったのだと一夜は言った。


(それで、その狭間を行き交う聖午の姿が時々学校で見えた?)


 士朗は見間違いだと思っていた学校での事を思い出した。


 それで一夜も、マグレが狙ったこの場所で起きる皆既日蝕を待って、「食甚」に開きやすく曖昧になる境界の狭間で作戦を練っていたというのだった。


「親父がバラバラな空間に散らばっていた体を呼び集めてくれた」


「まだ灰のようだったけれど……」

 説明する一夜の言葉を月夜美がフォローした。


「カギは、血縁者に名前を呼んでもらう事だったんだ」

 星二が言うと、

「そう。血縁者のお前が名前呼んでくれないと、現空間に呼び戻してもらえない」

 聖午がむくれた顔で言った。


 するとそれを聞き「はっ!」となったように、急に京市が大声をあげ始めた。

「兵虎(ひょうご)! ひょうごっ!! 兵虎!!! 兵虎ぉおお!!!」

「なんだ、どうしたんだよ? 山岸?」

 驚いたみんなにも、声をかけた真司にもかまわず、何かを探しまわる様に走り出し、公園の中をあちこち移動しながら両手を口に構えて大声で京市は繰り返し呼び続けた。「兵虎」は、京市の父の名だった。しかし何度呼んでも、テントが消え、夕映えに染まる白砂の公園では、もう何も起こる事はなかった。


「……ちぇ、なんだよ」


 夕陽に向けた顔をみんなに見せないように立ち沈黙した背中に、偲は胸がしめつけられて、京市の方へと歩いていった。振り向かない京市の後ろからちょっと服の裾をつまんで引っぱると、それから遠慮がちに京市の両肩に手を置き背中に頬を寄せた。


「む……」

 十児も事情はわからなかったが、なにやら呼び戻したかった存在の戻って来なかった少年の気持ちを察し、妹がひっついているのを、今だけ特別に目をつむってやる事にした。


(今だけだからな……つか、やっぱヘッドじゃなく、そっちなのな)


 空は朱とオレンジから藍色のグラデーションへ染まってゆく。

 風が強い日の夕暮れは、空気中に舞う多くの粉塵のせいで、普段より赤みが強くなるという。


 舜は、逢魔ヶ刻(おうまがどき)の空をゆく小さな十字架が、飛行機雲を遠く曵くのを見上げていた。


 腕の中では銀毛を薄く夕映えに染めたマオルがすやすやと眠っている。死にかけて聖午たちの狭間の空間を過ぎり、死と生への現実空間を行き来していた仔猫の魂を拾い上げ、救ったのが舜だった。それからその銀色の仔猫は、不思議な事に聖午たちの所にも出入りできるようになっていた。


 もともとマオルは、月夜美が飼っていた仔猫だった。飼い主の月夜美と命を救ってくれた舜のところを往き来できるマオルに、一夜は何かつなぎをさせられないかと、魔方陣を描く事や簡単な護法を仕込んでいた。

 

「親父が無茶な事しでかさないか、本当に冷や冷やしていたんだ」

 時間が止まった空間の狭間で、一夜たちは父親と士朗を見守っていたのだという。しかし士朗たちからは一夜の姿も見えず、声も届かない。舜の座っている今の席が、聖午の通っていた時の席だった。


「マイちゃんって言うんだ♪ キミかわいいよね♪」

「えっ?」

「あっ!」

 聖午も麻衣に一目惚れしていた。何の拍子にか、麻衣には自分が見えている事があるようだと聖午も気づいていた。金色の瞳に声をかけられびっくりして赤くなる麻衣に、真司がちょっと待てという風に二人の間に立った。


「キミのおかげで、ぼくら助かったんだ。父さんを、傷つけないでくれてありがとう」

 麻衣と真司へ聖午が礼を言うのへ、二人の兄と姉も近づいて来て、麻衣と真司の肩に手をおき礼を言った。

「え? ……お、おう」

 腕を組んだ真司がひとり赤くなった。


 マグレは何も声に出せず、一夜、星二、月夜美、聖午、士朗も輪になって抱きしめ合った。

 子どもらは、士朗がこんなにもわんわん泣くのを初めて見た。


「ほんとうじゃな……」

 マグレが真司を見た。

「貴様らの命を代わりに奪っていたら、こんな風に再会を喜べはしなかったじゃろう」


 真司はうれしくなって全開で微笑んだ。

 夕陽に照らされたオレンジ色の真司の顔に、思いがけず胸がキュンとした麻衣だった。


「じゃ、そろそろ違反切符に署名してもらおうかな」

「まじかよ!」

 容赦ねえな…… 十児に返す士朗の言葉に、みんなが爆笑した。


「あ、そうだ十児、このあとゲーセン行かね?」

「は? なにを中坊みたいなことを……」

 呆れる十児に、士朗は中学生にLSDをさばいている暴走族の話をした。

「そりゃ全滅コースだな」

 十児の言葉に、

「わしも行こう」

 乗って来たマグレに全員が肩を抑え全力で反対した。

「「「「「「「「「「「「やめてくれ!!!」」」」」」」」」」」」


 沈みはじめた夕陽に、テントの残骸をあのヘルメットをかぶった大きな影男が集めたたんでいるシルエットが映った。影男は公園を掃除して仕舞うと、今度は本物の夜の中に溶け込んで消えていった。

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