概要
俺たちはもう、ここで生きていくしかないんだ!
「えー、これはみんなとよくお話しした結果、君たちの能力があまりに利用価値が見つからないから、これ持って自立してね。って事で答えが出ました」
通告されたのは三人。
背格好からして男子高校生。服装の違いから理系から体育会系、チンピラまで豊富にとんでいる。
手渡されたのは金貨10枚。それと自分でも微妙と思えた獲得スキルだった。あとは着の身着のまま元の世界の持ち物を与えられてここに入る。
「つまり俺たちは戦力外通告ってことか……くそ!」
「は、ふざけんなよ! こんな右も左もわかんねーところで現地解散とか聞いてねーんだけど!?」
「まぁまぁ。まずはこのお金の価値を知ることから考えようよ」
全く性格の違う男子高校生3人組は喉を潤しに近所の喫茶で軽食を食べ、しかしすぐに自分の身におかれた立場を