第18話

 暑い……



 まさにだるような暑さだ。




 今日も終日、寒暖計のメモリは三十度を下回る事はなさそうだ。

 当然、今日も真夏日だろう。


 エアコンがなければ、勉強どころではない。




 鬱陶しいほど蝉の声が聞こえた。




 学校は夏休みに入ったが、僕はナゼか、机の前で亜蘭の宿題をやらされていた。



 一方、亜蘭はスマホで遊んでいた。


「あァ~~ーあ……

 死ぬほど退屈だわァ~👄✨✨💕💕」

 不意に亜蘭は僕のベッドへ寝転がり、脚をバタつかせていた。


 ミニスカートなので淡いピンクのパンティが丸見えだ。


 いや、どちらかと言えば、僕に見せる気満々なのだろう。



 妖しいほど白い太腿やプリンプリンとした桃尻がヤケに妖艶なまめかしい。



 美少女特有の甘い匂いが僕の鼻孔をくすぐった。



『ゴックン…😳💦💦💦』

 僕は宿題をやりながら、生唾を飲み込んだ。



 いけないとは、わかっていても亜蘭のミニスカートの下が気にかかった。



 彼女は僕の担当する生徒の姫乃樹亜蘭だ。


 金髪で一見、ヤンキー風だが顔だけ見ればアイドルのように可愛らしい。


 ここは、僕の部屋だ。



「あのねぇ…… 死ぬほど退屈なら、スマホなんかいじってないで自分で宿題をやれよ……❗ 何で僕がお前の宿題をやらなきゃならないンだよ……❗❗」

 僕は、しごく当たり前のことを言った。



「えェ……😲💦💦💦」

 なのに、亜蘭はスマホを弄りながら目を丸くして驚いていた。







 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆



 



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