第8話

「フフ…… 知らないのォ~……

 ポーがウソつくと、自分が思った以上に早口になるのよ」


 

「え…❓❓ うゥ……」そうなのか……

 確かに嘘をつくと、しどろもどろになるけど…… 



「それに鼻の下に、ほらァ~……、こんなに汗かいちゃってェ……、バレバレよ」

 亜蘭アランたのしげに僕の鼻の下を白魚のような長く繊細な指先で撫でた。



「あ……😳💦💦 そ、そう」

 一瞬、ゾクッとした。


 そりゃ、五歳も年下の女子生徒にキスをした事があるかと訊かれれば、僕にもプライドがある。



 正直に、とは言いたくない。



「フフ…… じゃ、ポー……👄✨✨💕

 初めてのキスをしてあげようか❓」

 妖艶なまめかしく舌で唇を舐めながら亜蘭が訊いた。



「よ、止せよ…… な、何を考えているンだ」

 女子生徒とキスをしている所を誰かに見られたら済まない。



「大丈夫よ❗❗ ほらァ~、私の第一志望は【AV女優】なんだからァ~…😆🎶✨」


「あのなァ~…… そ、その事だよ❗」

「フフ…、何がァ~……❓」

 亜蘭アランとぼけた。




「進路希望の第一志望が、【AV女優】なんて…… 前代未聞だよ❗❗」



「おバカさんねェ…… 亜蘭アランは過去の前例にとらわれないタイプの美少女なのよ❗❗」



「あのなァ~、どんなタイプだよ……」

 




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

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