概要
「黒づくめで行ってはならない」と語られる街の都市伝説に迫るミステリ
不可解な超常現象に迫る不条理ミステリー短編小説☆
〈あらすじ〉
とある地方都市に存在する駅「小瀬路(おぜじ)」
その駅の界隈では、
「その街に、けして黒づくめの格好で行ってはならない……」
そんな都市伝説がまことしやかに語られていた。
某チューバ―としてバズろうと目論む主人公の〝俺〟は、その謎を解き明かすべく、あえて黒づくめの格好で小瀬路駅に降り立つのだったが……。
〈あらすじ〉
とある地方都市に存在する駅「小瀬路(おぜじ)」
その駅の界隈では、
「その街に、けして黒づくめの格好で行ってはならない……」
そんな都市伝説がまことしやかに語られていた。
某チューバ―としてバズろうと目論む主人公の〝俺〟は、その謎を解き明かすべく、あえて黒づくめの格好で小瀬路駅に降り立つのだったが……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!作中空気の変化に注意
「黒づくめで行ってはならない」といわれる小瀬路という街。なぜそんな噂が流れているのか、その理由と真相を確かめるため主人公自らが黒づくめとなり現地へ赴く話です。
ジャンルはミステリーに設定されていますが比較的ポップな文体で、途中まではコメディーもしくはファンタジーかと思うほど愉快な描写が続きます。ただ最後まで読むとわかりますが、この筋書きは間違いなくミステリアスもしくはホラーのようです。
冒頭が「何かが起こる」ではなく「黒づくめが駄目」という切り口で始まるため、話の焦点が不透明なまま進むことになります。これが上手いところですね。黒が「なぜ」駄目なのかをずっと考えながら読むことになり、…続きを読む