ファンタジーこそ自由であれ

 私はファンタジー好きなので異世界を舞台にしたファンタジーなど書いています。


 あなたは異世界ファンタジーと言うとどんな世界を想像しますか?

 ドラゴンや魔法使いがいる中世ヨーロッパ風でしょうか。それとも地球とは違う別の星の物語を思い浮かべますか?



 異世界と聞いて中世の世界を想像する人は多いかもしれません。でも、異世界が舞台だからと言って昔のヨーロッパみたいな世界じゃないといけないってことはないですよね。

 ハリー・ポッターは現代に近い物語だけど現実には魔法使いは存在していないので、この世界に似た別の世界の物語。つまりはハリーも異世界に生きていると言っていいでしょう。




 異世界は自由に想像してオリジナルの世界を作っちゃていい。


 ファンタジーは無限大、拳銃や飛行機があってもいい。

 科学が発達していて魔法みたいな事ができる機器がいろいろある世界もあってもおかしくない。なんなら葉っぱや水玉が主人公でも良いし、王様や貴族を出さなくてもいい。


 異世界ファンタジーで地名がドイツ語っぽいのに人名がフランス語っぽいのは変と言う指摘を見かけたことがあります。


 どうでしょう?

 変ですか?

 言語が統一されてないから変?


 物語の舞台が現代フランスなら気を付けよう。

 例え架空の町での出来事を書いているとしても、地名がドイツ語だと変だって指摘されても仕方ないかもしれない。


 では、異世界なら?


 ドイツ語風の地名なのに人名はフランス語風。やっぱり変ですか? 統一性がないって思うでしょうか。


 異世界は地球じゃない、地球の文化を基準にした指摘は気にしなくてもいいと思います。こちらの世界の言語が混在する世界でもいいじゃないですか。


 予防線を張りたいなら「地名はドイツ語っぽい音、人名はフランス語っぽい音を当てるのがこの世界での慣習です。」・・・・・・と、その世界のルールにしてしまうのもいいんじゃないかと思います。

 ちなみに、私はフィーリングや声に出した時の音で決めることが多いです。聞いてない? すみません(笑)。



 異世界ネタで炎上するといったらサンドイッチやトマト、ジャガイモ問題でしょうか。実在の人物や地名由来のものが異世界に存在するのは変、間違っているって叩かれやすいですよね。


 異世界にはサンドイッチ伯爵はいないからサンドイッチがあるのはおかしい。


 いえいえ、その世界にサンドイッチ伯爵はいなくても農夫や商人にサンドイッチさんっていたかもよ。忙しい仕事の合間にパッと食べられるサンドイッチを、伯爵じゃない人が考案した世界があったっていいよね。


 世界が中世ヨーロッパみたいだからって科学の発達もこの世界の歴史に沿った進み具合だとは限らない。

 武器は剣を使っていても医療は発達していて、移植もやってのける世界があってもいい。ただ、なぜ医療だけ進んでいるのか、その世界の背景や歴史など考えておくとリアリティーが出ると思う。


 世界観の説明には多少の工夫は必要かも。

 注釈付きだと気が削がれるし、かといってまったく説明しないとつつかれちゃうし、その世界が伝わらない。


 地文で説明するか主人公に起こるエピソードの中に会話として入れるか。それとも、ナレーションとして書くか。


 後出しジャンケンだ!

 ・・・・・・と叩かれると嫌な思いをするから、上手く小説の中に織り込んでいきたいですね。私は地文での説明は少なくエピソードを通して自然な流れでふれている作品が好みです。私の小説でそれが出来てるかって?


 どきっ・・・・・・!


 どうでしょう。

 感想でお知らせください。





── ファンタジーこそ自由であれ 終──






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