第36話 本来の学問というものは

 前に書いた話ですが、自明なことを「は?」みたいな反応をされると傷つくものです。

 100の次に110と合唱されて「100だから!」といっても理解されないとショックを受けて辛いわけです。まあ、べつに言うほど辛くはないんですけどトラウマの一つではあると思います。当然みんな気が付くわけなんですが、その反応なんなんだろうかともやもやとします。

 つまり、後で理解されても初めに理解されなかったことは残るわけです。

 一般的にいうと誤解、曲解されると辛いよねってことです。


 高い買い物をするときはやはり慎重になるものです。そもそも必要なのかとか考えたり必要ならどうしようかと。

 いつ、どこで、どんな形のものをどういう風に選んぼうかと考えなきゃいけません。コスパとか妥当な値段なのかとか考えてたらきりはないですが、欲しいならまあ買えばいいよねって結論しかでません。


 店員さんも馬鹿じゃなかろうし、ものを売るために居るのですからあれこれ売ろうとするでしょう。いいものを見つけたいしお互い満足のいくようにしたいものです。

 

 まあ、服屋さんに行って店員さんに「なんかいい服欲しいんですけど」って聞いててもしょうもないですよねと言う話です。


 YouTubeに『【数学的に】理想の異性と出会う方法【恋愛の数学】』というタイトルの動画があります。

 リンクを張っていいのかわかりませけどこれです。 https://www.youtube.com/watch?v=6u7uT20Ao9w

 

 「いいものを選ぶにはどうしたらいいんだろう」と質問されました。


 「確か6個くらい比較してたら一番良いもの選べるらしいよ」と返事しました。まあ当然理解されないので、YouTubeを見てもらいました。(実際は7でしたけど)

 一応理系だったんですけど、この理論を理解できるかと言われたら理解できません。そういう考え方もあるんだなぁくらいには思いますけど。ネイピア数とか出てくる時点でもう良いかなと思います。


 その人が文系だったのは知ってましたので、難しかったかなぁと思い「確率的に考えたら良いものを選ぶならはじめの三個どれがいいか決めて、残りのものからそれよりも良いものを選べばいいんだよ」と言いました。

 まあ理解はしてもらえませんでしたけど。いや、別に自分も理解してるわけじゃないんですが、証明されていることは使えば良いと思ってるので、そこはあまり深く考えません。

 でもまあ数学というものは好きです。面白いですしね。物事の考え方を知ってたら割と得だと思うんですよ。そうお得なんです。


 まあ別にそうして選ぶ必要もないわけで直感で選んでも良いんですけどね。


 で、分りきってはいたんですが「数学きらい?」と聞いてみました。

 「大っ嫌い!」と憎しみを込めた返事を頂きました。

  

 そんなに毛嫌いしないでよと思いますし、まあ好きなものを否定されるのもつらいものです。「じゃあ数学の話はしない方がいい?」とたぶんつらそうな顔をして自分が言ったので、「たまになら良いよ」と仰られたので数学嫌いを克服させてやろうと心に誓いました。


 まあ、学生時代に比べられ採点されて理解できないことをお前は出来ないんだと烙印を押されるわけですから、いやになるのもまあ分かります。

 

 でも本来学問なんてものは競うもんじゃありません。最先端を行く人はそりゃ熾烈な競争をしていますが、それはどんな道であっても同じことです。学問に限ったことじゃないですよね。


 いろんな人がいろんな分野で真理を探究しようとしてて、その結果が我々の生活を豊かにしてくれているんです。いろんなものを日々勉強して取り入れて行きたいものです。


 


 

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