第18話 芸とは
今日はすごい風で、出先から職場に帰るまでに救急車に三度抜かれました。
信号待ちで風で飛ばされそうになり、ブレーキを踏んだのは初めてです。
自宅に帰ったんですけど、サイレンが鳴りっぱなしです。ガーガー風の音がやばいです。
こんな日に、異動前の職場のおじさんにプレゼントの代理購入を頼まれててそれを渡そうというのですから大変です。
家の目の前に本屋があるのですが、敷地はわりと大きいんじゃないでしょうかね。よく待ち合わせに使うんですけど、まあそこで待ち合わせました。
行くと自動ドアの前に店員さんがいて、何事かとおもったんですけど、風が強いので自動ドアを切っていたんですね。べつに買い物しに着たわけじゃなかったので、少し申し訳なかったですが、外で待つのもちょっと大変だったので入って待たせてもらいました。
たまにやるんですけど、漫画とか平積みにしてるじゃないですか。どれくらい知ってるかなとばーっと眺めることがあります。
流行り物が並んでいるので知らないとやばいなとまではいかなくてもついて行けてないと感じたりします。
少女マンガの所以外はほとんど見たことはあったので、まだついて行けてるかなぁとおもいましたが、転生モノマンセーすぎでしょほんと。なにあれって感じですね。そういえば、魔法使いの嫁は少女漫画なんですね。並びがそうだっただけなんでよく知らないですけど。
あと小説のところにいって気になったタイトルを手にとってあらすじとか読むのが趣味なんですけど、久しぶりに本屋に行ったのでやってたらそのおじさんから電話がかかってきてそのプレゼントを渡しました。
奥さんじゃなくて飲み屋のねーちゃんにあげちゃうような、ちょっとあれな人なんですけど、とてもお世話になってたのでまあちゃんと渡しました。
通販で買ったので、商品だけでした。なので百均にいってプレゼントをラッピング袋に造花をつけて、丁度いい大きさの紙袋に入れておきました。
濡れたら大変なので、この前かった福袋の外袋が不綿紙ぽいやつだったので、それに入れて持っていきました。
なんというか、それをもって本屋をウロウロするのは恥ずかしかったのですが、まあ客もほとんど居なかったのでまあいいかとウロウロしていました。
外に出ていざ渡そうかとおもったら、袋がとびそうになって中身を取り出すどころじゃなかったので、車にのせてもらいました。すごい風で大変でした。
前置きが長すぎますね。
本題となんの関係もないんですけど。
芸とはということで、文芸とか言うじゃないですか。文章を書こうとおもうくらいの人間ですから、芸という文字に対してそれなりの辞書的意味は分かっているつもりです。
芸とはまあお笑い芸人とも言いますし、そういう分野に限っても落語から漫才やコント、裸一貫でやる人もいますね。多種多様であって、それぞれ極めている人たちはどれほどの才能と努力をしても淘汰されているような世界なのだと思います。
時代の流れで流行り廃りもあるでしょうし、一発屋みたいなのもありますし、何事もいろいろです。
芸とつくものに、芸者、芸人、芸能、文芸、芸術、多芸、芸達者、学芸、工芸、手芸などなどほんとに多様ですよね。
文学ほと堅苦しいものになりたいとは思いませんが、文芸の枠には入りたいとはおもいます。
その枠の中でもどこへ行きたいのか、やっぱりそれは自分で決めるしか無いことで、そこへ行きたいと思って続けるしかまあ行きようがないですよね。当たり前ですけど。
目標はしっかりとという事なんでしょう。
語ったり、評するほどその道を行っているわけじゃないので、あくまで素人の戯言なんですよね。
僕が評したところで権威もないので、影響もないです。権威の為に学問なりなんなりがあって、そこであーでもないこーでもないと言って優劣をつけるんですよね。
おかげでミシュランなり、直木賞や芥川賞なり、ノーベル賞なりの元が保証されているわけで、そこへけんかを売ってもしょうもないんですよね。
直木賞とった作品がクソつまらなくても別に自分の価値観が間違ってるとは思いませんが、その作品を否定するため直木賞くそとか言っても喧嘩にもなりません。ということが言いたいのです。
村上春樹のような文章を書きたいとか思わなくもないですけど、真似してもしょーもないし、じゃあどこへ行きたいのかということなんですよ。色んなものを見て評価して良い悪いを判断して、自分の枠がなんなのか見極めないと書きたいものも書けなくなっていくような気がします。
さっき村上春樹の本を少し読んだからそう思うのかもしれませんけど、なんか読んでたら自分の文章がまるっきり駄目な気がしてきて読みたくなくなるんですよね。いやとても面白いと思うんですけど。
自分探しとか言いたいわけじゃないし、そんな事してるつもりもないんですけど、文章を書くことは芸という概念のなかに置いておきたいなぁと思うわけです。
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