五日目 「秘」



「――なんか夢を見てたって感じよね」



 草間市の中心部を襲った夜から翌日の十月十三日。


 神隠しが起こした池の津波の跡はあっても、人の流れは元通りとなった県立公園の広場。雑木林はほとんどがなぎ倒されたままカラーコーンが置かれ、地面はコケで薄く覆われて乾いている。


 あの横転したクレープ屋は、復元系の神通力でも使ったのか外装も元通りしてお客にクレープを振舞っていた。


 そんな広場に備え付けている石造りのベンチに、三人の中学生と一人の子供が座っている。



「だね。あんな凄いことがあったのに今こうやって座って話せるんだから。なんか悪夢を見てたって気持ちだよ」


「しかし二十四人が死んだ。あの規模では少ないほうだが、数として少なくはないの」


 古川と秋雪の呟きに、貫之の膝の上に座る子供姿となった月筆乃命が答える。



 昨日、草間市の中心部を襲った神隠しの事件は、結局のところ解決には至らなかった。


 神隠しは捕まらなかったのだ。【陣】によって眠らせて無防備の逮捕は間違いないと思ったのだが、警察がスイートルームに入った時にはもぬけの殻だったらしい。


 そして元通りに直ったとはいえホテルの片側がずれ落ちると言う大惨事に巻き込まれた死者数は二十四人に上る。ホテルが完全崩落すればその数十から数百倍が巻き込まれたことを踏まえれば少ない被害と言え、しかしあと一瞬早ければその二十四人も救えたとなると当事者である貫之たちの心境は重かった。



 だが、公式として貫之たちはホテルにすらおらず、神隠し事件には一切無関係であることになっていた。


 そうさせたのは神隠しに対して無能っぷりを見せた警察である。


 午前中に呼び出されて秘密の調書を取られた時にそのことを聞くと、警察と貫之たちそれぞれにとって都合がいいからとのことだった。


 もし貫之たちが強く関わったことが広まると、諸々の理由から確実に自由がなくなる上に、神隠しを暴れさせた元凶とみなされる可能性が高いからだ。



 逆に警察は個人よりは組織に対しての非難なので体力その物が違った。功績も責任も請け負う方がいいので報道規制をしたとのことだった。


 そんなことを一晩でしてしまうと言うことは、今回が初めてではなく秘密裏な手段として確立されているのだろう。


 だから貫之たちはその手段を甘んじて受け、神隠し事件には無関係となった。



 それでも――



「チビ神、ホテル丸々綺麗に直す力あるなら死んだ人とか生き返らせれなかったの?」


 世間には無関係でも主観では当事者だ。だから古川も気になって考えを口にする。


「出来んよ。妾たちの力はわずかでも息があれば治せるが、息が止まった者は医学的に蘇生できても【陣】では治せん」


 医学的ということはAEDや人工呼吸等で息を吹き返させることだろう。超常の力を持っているのに医学に負けるのは少し複雑だ。



「逆に言えばどれだけむごくても、息さえしてたら生き返るんだよね」


「障害者や不治の病の人も治るだろうね。僕だって死んで間違いない傷でも眼も含めて光の柱で治ったくらいだし」


 光の柱とは、貫之が死に物狂いでホテルを一周した直後に発生した、ホテル全体を包み込んだ光のことだ。その光によって崩壊しかけたホテルと重軽傷者の人々はすでに死んだ人を除いて完治した。



「そうそう、あれ一体どんなカラクリでやったわけ? 確か上の階で直そうとしても出来てなかったのにさ」


 昨日、貫之はホテルを一周したところであまりの痛さと走りきった後で気を失い、気づいた時には翌朝の自分の部屋だった。月筆乃命曰く、あの混乱で古川たちと合流が出来ずに大人化して連れ帰ったらしい。だからホテルや人の光の柱についてまだ誰も分かっていなかった。


「一言で言えば複数の【陣】を掛け算やべき乗して一つの事象を発現させる、かの」


「……つまり奥義ってこと?」



「そう見ていい。説明は面倒だから簡略にするが、例えば【直】すでは直せない規模なら、【元】や【戻】るも使って三字すべて同じ事を想像すれば、掛け算やべき乗の威力になって直せるんじゃ。昨日のは七字くらい使ったかの」



 ちなみにこのやり方は、引用元である栞日記の集成である清書に該当する。五字から七字によって紡がれた字を一日として書き直す部分を使い、複数の【陣】を合わせる奥義的な方法となって生まれたのだ。しかし厳密な清書になっていないのは、『一日に使えるのは一字』の大原則を覆らせないためだろう。よってこの奥義も一日に一度だけ使える。



「よく分からないけどすごいね。崩れかけたホテルや怪我をした何百人もなおすんだから」


「それだけではないがな」


 言って月筆乃命は念願であった肉まんを食べる。ちなみに小学低学年くらいまで背を伸ばしたのは自分で肉まんを持って食べたいからだ。


「やっぱり万能系だけはあるわね。チビ神、あたしたちを巻き込んだ責任として使わせなさいよ」


 やはり巻き込んだ責任を取れは【陣】の使用権だ。



 聴取として来た警察署から帰ろうとした際に捕まって、【陣】の説明だけで済まさせるとは思わなかった。


「昨日はあんな怖い目にあったんだから。それくらい当然よね」


「当然て、苦労したのほとんどこっちなんだぞ」


「なによ。最初から体重を減らして跳べば済んだじゃない」


「四十二階から跳ぶ勇気なんてあるわけないだろ。第一【重】なんて思いついてなかった」



「自分の力でしょ。信じなさいよ」


「仮に思いついても落ちてる間にガラスに刺されたらそれで終わりだ」


「んなの四十二階も十三階も同じよ! 十三よ十三。忌み数で落ちてどうすんの!」


「四十二のほうが死にで忌み数だよ!」


「ひぃちゃん、熱くなるのはいいけど程ほどにしないとまたフミちゃんに土下座させられちゃうよ?」



 白熱する二人と違って秋雪は冷静に古川の自制をかけさせる。あの時と違って【陣】の凄さと恐ろしさを知っているためか、膨れ上がる闘志が一気にしぼむ。


「はぁ……一体あたしが何したってのよ。もうこの一週間で土下座に神隠しに陵辱に死にかけよ。もう厄週よ厄週!」


 思い返すとここ一週間古川に良いことはあまり起きていない。脈が起きた万年筆を手に取ったばかりに不幸が畳み掛けてきているから気の毒に思う、が。



「なんか一つ変なのがあったぞ。陵辱って何だよ」


「あたしの体鷲づかみにしたうえに股に指入れたじゃない」


「間違ってないけど違うだろ!」


「だから【陣】を使わせろなのだろ」


 肉まんを食べ終え、紙についた衣を歯で削り取りながら月筆乃命はこれ以上脱線させないよう修正する。


「結論から言えば、いくつか条件はあるが使うこと自体は認めるつもりじゃ」


「え、マジ?」


 古川の顔が怒から一気に喜に変わった。



「条件と言ってもそっちにとって悪いことではない。貫之」


「僕が言うの? ん、こっちからの条件は概ね三つね。【陣】を使う際は必ず僕たちが側にいること。使っていいのはそれぞれ一日に五回まで。どんな理由があっても犯罪に使わないの三つ」


「期限については設けない。強いて言えば会わなくなればそこが期限じゃな」


「それだけでいいの? なんか面倒な条件出してくると思ったのに」


「こっちとしても巻き込んだ上に手を貸してもらった責と恩があるのでな。これくらいが妥当と判断したまでじゃ。優遇過ぎるなら卒業までにするぞ?」


「いやいやいやいや、その好条件のほうでいいって! うんそれでいいわ!」



 万能系は出力によるが一隻の軍艦より高額な価値を持つ。それだけの価値を一日五回とはいえ無期限で使えるのだ。これ以上の優遇は無く、古川は必死に何度も頷く。


「あの、私もいいの? ほとんど役に立ってないところか邪魔してたみたいなのに」


 喜ぶ古川と違って秋雪は少し困惑顔で自分を指差す。彼女からすれば気を失っていた時間が長いからそう思うのだろう。


「ゆゆの説得があったから神隠しの奇策を見抜けたんじゃ。ゆゆとひぃ子がいなければ今頃妾は神隠しに捕まっておったよ。その礼だから遠慮せず受け取ってくれ」


「へへ、ありがとう」



「なんかあたしと違ってゆゆに優しくない?」


「そうひぃ子が思っとるだけよ。妾と貫之は二人に感謝し取るぞ」


「僕も、ありがとう。古川のシチコが無かったら大事な家族を失ってた」


「……まあ、あたしも依巫の一人だし、不本意だったけど助けられてよかったわ」


「あはっ、ひぃちゃんがデレた」


「うっさい。あ、そう言えば逃げたなら神隠しはまた来るんじゃないの?」


「いや、当分あいつは妾たちの前には現れんよ。と言うより顔を出せないというべきかな」



「どういうこと?」


「あいつのことだから逃げることをわずかだが思ってな。【陣】の奥義にあいつらだけ五感のいずれでもお前たち含め妾たちを認識すると卒倒するくらい激痛を感じるように字を追加したんじゃ。数多の依り代を失った上に永続の呪いを掛けられては早々に顔なんて出せんよ」


 月筆乃命は自分が神隠しだと自供して警察に捕まるまでは安心できないと言っていた。それに神隠しの神の体重を増やし、そのあとで古川を小さくすればその前が解除され、眠った神隠しを連れて逃げ出せたと考えると妥当な措置と言える。


 しかも万能系の永続の呪いだ。中途半端な無効系の神通力ではなくすことは出来まい。



「……でもそれだったら他の人の依り代を奪おうとしたらでよかったんじゃないの?」


「他人のことなど知るか」


 貫之本意は事件を経ても変わらないようだ。


 その言葉に三人は苦笑いをする。


「昨日はホテル助けたくせに」


「妾は貫之の次に平穏を大事にするんじゃ。あの時逃げてみろ。数ヶ月は混乱なまま神隠しにも気にしながら生活するんだぞ。そんなのはごめんじゃ。どうせ神隠しに掛けるなら直すのも兼ねた方が気分はよかろう」



「あっそ、当分巻き込まれる心配がないならいいわ。ゆゆ、そろそろ行きましょ。聞きたかったことは聞けたし」


「なんじゃ、さっそく使わないのか?」


「バカ。学校じゃまだ万能系って知られてないのよ。ここで万能系見せたらもう学校中で大騒ぎよ。あんまり気が進まないけど、力は個室で使うべきね」


「おっと、すっかり忘れとった。まあそこはおいおい決めていこうか。【陣】にも注意事項があるしの」


「あ、電話番号の交換いいかな。平日ならいいけど休みの時は電話した方が約束しやすいし」


「……別に連絡網でいいんじゃないの? どうせ休みのとき家にいるでしょ」


「いいよー。じゃあ私が先に送るから送り返してね」



 携帯電話を出して番号交換をする貫之に対し、古川はやはり古川らしい対応をするが秋雪がそれを無視する。


 赤外線通信であっという間に交換を終える。


「ほらひぃちゃんも交換しちゃいなよ」


「もう、分かったわよ。ほら」


 ため息を吐きつつも古川も携帯電話を出して交換を終える。



 そして古川と秋雪は立ち上がった。


「それじゃツッキー、フミちゃん、また月曜日にね」


「もうこれ以上騒ぎ大きくしないでよ。あと、あたしが依巫だって事言わないことね」


「安心して、成績も含めて誰にも言わないから」


「今度、あんたの力で色々と忘れさせてやる」


「アホ、犯罪には使わせんといっただろ。同意ないままで使わせるか」


「古川、僕たちはどちらとも秘密を共有しあってるんだから、僕らがバラしたらそっちもバラしていいよ。それで同点だろ?」


「……分かったわよそれで。じゃね」


「またねー」


「あ、古川、キョウさんにもありがとうって伝えといて」


「あいよー」


 後姿のまま手をひらひらして答え、二人は池区画のほうへと去っていった。



「……ふぅ」


 貫之はため息を漏らして背もたれに体重を乗せる。


「ひとまずこれで落ち着けるかの」


「後は学校の噂だな。あれも奥義を使って忘れさせよっか」


「すでに噂は学校の外に出ていると見ていい。かといって街中にかけるには奥義の範囲外になってしまうし、奥義を乱発するのは気が引ける」


 万能にして万能にあらず。奥義とはいえ限界はあるらしく、ホテルや学校は平気でも街レベルになると無理のようだ。


 ただ、そこは抑止力も担っているかもしれない。街レベルで奥義ができてしまうなら、秘密裏にその奥義を行ってその街の王様になることも出来るからだ。


 奥義は通常と違って複雑で永続も安易そうだから貢献も犯罪も簡単に出来てしまう。



 クレープ屋の裏から一人の人が現れた。ちょうど正面だったから視野に入り、その人を見て硬直する。


 出たのは仮面を身につけた人。昨日のスイートルームで付けていたのとまた違う、般若の仮面をした神隠しの神のタカツミだ。


「奴の神直々に来るとはな。その仮面は標準か?」


「顕現する度に変わる、私の大事な一部だ。それと今回は挨拶に来ただけだ。ここに彼はいないし、今、君たちに何かするつもりもない」


「それを信用しろと?」


「信用するかどうかは君たちに任せる。私は挨拶をして帰るだけだ」


「……奴と違って聡明そうだな」



「彼は君たちが残した置き土産で当面顔は出さないそうだ。今まで集めてきた依り代は全て失った。いつ来るかは分からないが、君たちに礼をしたいからまた来るそうだよ」


「僕たちからすると一生来るななんだけど。それよりもタカツミだっけ? あなたはなんで神隠しを許してるの? あなただって神なのに」


「私は彼のすること全てを許しているからさ。彼が善行に走ろうが悪行に走ろうが、彼の神として支える。それだけだ」


 タカツミは月筆乃命と似ている。月筆乃命が貫之本意であるように、タカツミも神隠し本意だから悪行も容認してしまう。



「神隠しのためなら他の神はどうでもいいって言うのか」


「君の神だって君さえよければ他の命なんてどうでもいいのだろう? それと同じさ」


「確かにな。貴様からは妾と同じ雰囲気を感じる」


 タカツミは踵を返した。


「ともかく我々はしばらく姿を見せない。信じるかどうかは勝手にしろ」


「……信じよう。神隠しは信じられんが、タカツミ、お前の言葉は信用できる」


「それも勝手だ。ああ、忘れていた。一つ、彼から伝言を頼まれていたんだった」


 一歩進んだところでタカツミは振り返り、言う。



「『次は落としてやるから首洗って待ってろ、人形神』」


 月筆乃命が跳び、タカツミは顕現を解いて姿を消した。


「この腐れ神! 次にあったら神隠し共々殺してやるからな!」


「フミ、跳ぶのはいいけど体重を考えて……思いっきり股蹴ってる」


 元の大きさならまだ我慢できた。だが小学低学年の体重が一気に股に来ては悶絶してしまう。痛みだけなら昨日の比ではなくても痛いものは痛い。


「すまん、痛かったか?」


「いいよ……それよりあの神は奥義が掛かってないの? 平然そうだったけど」


「いや、やせ我慢をしてるだけじゃ。顕現を解いた程度で解けるほど奥義は柔ではないからな。卒倒するのを我慢するとは神隠しより根性があるの」


「やせ我慢って、その根拠は?」


「妾は神隠しの言葉よりあの神を信じるが、奴の挙動より妾たちの力を信じてるからじゃ」


「フミがそういうなら信じるよ」



 貫之は自分たちの力からさらに月筆乃命の言葉を信じる。それだけで十分だ。


「なんか、今まで生きてきて一番濃密な三日間だったよ」


 脈が起きたのか今週の九日。そして全国を騒がせる神隠しと遭遇して撃退したのが昨日の十二日。果たして全国的にここまで濃密な三日間を過ごした中学生がいるだろうか。


 恐らくいるだろう。特別な三日間を迎えた自覚はあっても、貫之たちだけが経験したと思うにはこの国の人口は決して少なくない。


 けれどせめて一週間にするのではなくて年間に分散して欲しいものだ。


「神隠しは余計だったがな」


「……うん」



 もし、昨日の事件で犠牲者が無ければ笑い話で終わらせられた。しかし二十四人も死者を出してしまって笑うのは不謹慎だ。貫之は神妙な面持ちで答えて立ち上がる。


 そして貫之は目を閉じ、名も知らぬ犠牲者に向けて黙祷を捧げた。


「――帰ろっか」


「だな」


 子供大の月筆乃命は一度姿を消して、人形の大きさとなって貫之の肩に乗る。


「…………あのさ」



 さっきのタカツミの話であることを思い出し、歩き出して貫之は呟く。


「ん?」


「【陣】について調べる時、三つだけヒントくれるってのあったじゃん?」


「ああ、一昨日のことが随分と長い気がするの。それがどうした」


「ほら、内容と使い方の二回で使い方わかっちゃっただろ? だから三回目を使いたいんだ」


「使いたいって、お前はもう【陣】の全容は把握しただろ。【陣】は昨夜ので全部だぞ」


「【陣】じゃない。なんで人形神って呼ばれるのが嫌いなのかを教えて欲しいんだ」



「ぐ……そうきたか」


「フミは僕の秘密なんでも知ってるんだから、フミの秘密を知ったっていいだろ? もちろん父さんたちも秋雪たちにも言わないよ」


「……誰にもか?」


「僕が死ぬまでその事を口に出す事は無いくらいに秘密にするよ」


「本当に本当か?」


「僕はフミを信用してホテルを一周したんだ。フミも僕を信用してよ」


 その言葉で月筆乃命は負けた。


 数秒と沈黙をつくり、足をもぞもぞとさせながら話した後のことでも考えているのだろう。結局は貫之の希望通りの言葉が返ってきた。



「お前も言葉がうまくなったな」


「フミには負けるよ」


 正論を畳み掛けて反撃させないことを得意とする月筆乃命だ。ここから逆に貫之を黙らせる言葉を出すことは難しくないはずだ。なのに話してくれるのは、無類の信頼があるから。


 月筆乃命は貫之の耳を軽くつまみ、顔を近づけているのが分かるくらいに耳に吐息が掛かる。


「それはな――」



 片耳を塞ぎ、目を閉じて集中しなければ聞こえない声で教えられた貫之は、確かにこれは怒るし誰にも話したがらないと納得したのだった。



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