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characters ①

■ベルナール・ロラン(19歳/♂)

ガリア共和国陸軍 特殊作戦旅団 第13機甲竜騎兵落下傘連隊所属 上級軍曹


本作の主人公。砂色の瞳、亜麻色の髪の、まだ少年の面差しの残る青年下士官。愛に生きるフランス野郎のくせに押しが弱いのは、書き手が旧い時代を生きた日本人だから(……げふんげふん!)。背は標準くらいかな。

竜に家族(姉と妹)を殺されている。


崩壊しつつあるガリア軍の精鋭部隊の生き残りの一人。若いくせにそういう経歴なのは、姉と妹の仇を討ちたくて年齢を詐称し軍に入隊したから。判断力に富み器用なことを評価され、特殊作戦旅団に配属となった。

主役のくせに機関銃手という地味なポジションなのは、ひとえに書き手が(……以下略)。

普段はともかく、戦闘中の言葉数は少ないです。淡々と仕事を熟すタイプ。

多分、アルコールと女性には強くないと思う。



<メイキングこぼれ話>

モデルは『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のバーニィ(ベルナールはバーナードのフランス名だよ)。


ロボットバトル物の主人公として創造するも、コレ主役周辺にいる〝フラグ待機組〟だよね……?

あと、本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』の主人公 駿河鋼也 との対比で、ちょっと軟派な感じにしたはずなのに、やっぱり重めの語り口……。


──と、まぁ、書き手にとって試作機の域を出ていないようです……。(苦笑)





■グレース(年齢不詳/♀)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


本作のヒロイン。〝子供達ハーフリング〟の一人。外見は14歳くらい。金髪碧眼で〝フランス人形〟(英国籍だけれど……)のような容姿の美少女。設定上、とっても無口──のハズなのだけれど、作中ではけっこう喋ってるね……。

子供達ハーフリング〟の中でも特に冷静で〝お堅い〟感じ──引っ込み思案な優等生タイプのコ。

でもその実、意地っ張りな面も。

技術士官アップルビー中尉を姉のような存在に感じ、いろいろと意識している節もある。


隊では分隊長を任され、狙撃を担当する。

他の子供達から信頼も篤く、全員から〝その時〟の認識票ドッグタグの回収を託されている。

歌声が美しい。


その細い身体つきに似合わず、結構な(ベルニも目を見張るほど)〝健啖家〟で、軍務に付く成人男性の1.5人前はフツーに食す。加えて酒類アルコールにも強い。



<メイキングこぼれ話>

『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイがモデルです。

……だって、世紀末な世界観の物語を目指してるから。

(──本家作者 蔵沢秋氏から〝ロリババア〟と言われ「むっ…」と感じたことは内緒なのです。w)


本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』のヒロイン 桜こと藤宮桜花 との対比では、対人関係に不器用な、〝あざとくない感〟を前面に押し出したかったの。


──結果、作意の方が前面に押し出されました……。





■マーガレット・〝ルィンヘン〟・ヘレナ・アップルビー(139歳/♀)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 技術中尉


物語の中で、主人公ベルニに〝アシュトン博士の暗殺〟を依頼する、知的な蒼い目が印象的な金髪の美女。

子供達ハーフリング〟を支援するイングレスの技術士官。隊では『シューフィッター』と呼ばれる。──なぜかはここでは明かしませんが、恐らくご明察の通りです……。

第8話公開時点ではまだ作中で触れてないが、実はハーフエルフの才媛だったりする。外見は20歳くらい。

エルフとしての名は〝ルィンヘン〟。ヒトとしての愛称は〝デイジー〟。

耳が尖っていないのはヒトの隔世遺伝のためで、そのため周囲のヒトは彼女の素性を知らない者も多い。


子供達ハーフリング〟にとって姉的な存在なのだが、一部の子──グレースなど──には少々過保護とも言える干渉をして度々衝突している。どうもエルフとしてはまだまだ〝大人〟でないご様子。



<メイキングこぼれ話>

こっちは赤木リツコがモデルになるのかな?(笑)

でも、本作のストーリーでは必須の位置にいる重要キャラで、実は当初は彼女とベルニのロマンスを想定してたのでありました。若いベルニと絡ませるにはそれなりの尺を取って演出する必要があったのでやめましたが……。


本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』だとリチャードの立ち位置か。

もってぃ 作品には必ずこの手の損な役回りの美女(年齢高め)が登場します。(苦笑)


──多分、ヴィジュアル的には作中で一番の美形女子キャラです。





■ロジャー(年齢不詳/♂)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 少尉相当官(軍属)


物語でベルニが同道する〝子供達ハーフリング〟のリーダー。〝第3《実験》コマンド〟の実動小隊長。

合理的で理知的な少年──15歳くらいかな?──の風貌で〝子供達ハーフリング〟の中でも大人びた雰囲気がある。

実際、その言動もかなり大人びた感じ。いやむしろブライト艦長くらいオジサンぽいかも……。(汗)


戦闘のスタイルはやや白兵戦に長じた万能型。弾丸の節約のため短剣ダガーを使う描写が多い。


<メイキングこぼれ話>

描いてるうちに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(※無印ではない)のアスランになっていった。


本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』には見当たらないキャラ。

強いて言えば主人公と共に戦う主戦力として見れば扇奈さん?


──書いてる分には楽な人物です。特に戦闘は、ほぼ〝何でも屋〟として描いても違和感ないから。(笑)




■チャド(年齢不詳/♂)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


ロジャーの相棒で参謀格。

子供達ハーフリング〟の中では比較的明るくて気さく。でありながら状況をよく見極めてから動くタイプで、実は細やかな気配りもできる人格者だったりする。


戦闘のスタイルはやや状況分析に長じた万能型。


<メイキングこぼれ話>

多分、『機動戦士ガンダム00』のロックオン・ストラトスな感じ。でも外見は中坊だけど。

本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』だと……〝焼きそばパンのお兄さん!〟?(笑)


──やっぱり書いてる分には楽な人物です。ロジャーで足りないところを補う感じで。(笑)




■ロイ(年齢不詳/♂)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


グレースの双子の兄で同じ顔をした美少年。一卵性のはずないから全く同じ顔になることはないのだろうけど、そこはフィクションです。

妹ほど優等生というキャラではなく、あまり我を出さないのでどちらかと言うと目立たない感じかも。


グレースとは双子特有の交感能力で結ばれていて、互いの考えは筒抜けだったりするらしい(異性の兄妹でこれは辛い気がするけれど……)。

──そしてこの交感はアップルビーとも……ということは?(はい、ここまで)


戦闘のスタイルは機動/近接射撃戦がベースの前衛型ながら慎重さも併せ持つ。


<メイキングこぼれ話>

グレースとの関係で典型的な〝お兄ちゃん〟キャラとなり、直近の戦闘(第8話)では最早アレルヤ・ハプティズムということで落ち着きました。残念ながら『ベルセルク』のセルピコにはなれなかった模様。

本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』にはいない立ち位置のキャラですねぃ。


──何て言うか……彼の言動・行動、全部がもう〝フラグ〟ですよね……。(汗)




■ティム(年齢不詳/♂)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


ベルニに喧嘩を売ってきたガキんちょくん。

直情径行の赤毛キャラという判りやすいキャラクター。しかし単純なのはいいことで、戦場ではベルニに的確な援護を受けるや、すぐさま彼の実力を認めてもいる。

多分、〝子供達ハーフリング〟の中で最も小柄で、所謂〝弟枠〟なのではと思われる。


戦闘のスタイルは機動/近接射撃戦がベースの前衛型。『先手必勝』『見敵必殺』が信条。


<メイキングこぼれ話>

多分、いいヤツです。『ベルセルク』のイシドロがちょっとだけ成長した感じ。

やっぱり本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』には出てこないタイプのキャラ。モブだからか?(笑)


──たぶん、こういうのを主人公(もしくはその親友)にした方が真っ当な物語になる?(笑)




■ソロモン(年齢不詳/♂)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


作中では常に〝誰か〟とコンビを組んでいる、そんな目立たない子。

愛称は〝ソリー〟。

肩くらいまで伸ばした直毛黒髪だったりします。


戦闘のスタイルは前衛が撃ち洩らしたのを仕留めるバックアップ型。


<メイキングこぼれ話>

『僕のヒーローアカデミア』の天喰環──〝ネガティブ思考〟のイメージ先行で創作しました。ボソボソと正論を呟くような、ね。(笑)

本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』には勿論いませんね。


──でも嫌いじゃないタイプです!




■フィービー(年齢不詳/♀)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


物語の冒頭部において、ベルニらと共に竜と交戦し落命した少女。

情緒不安定ながら、ベルニが〝化け物〟と評するほどの高い戦闘力を示した。

愛称は〝フィー〟。

グレースとは特に仲が良かったようで、死の間際には彼女に、自分のことを忘れないで、と言葉を残し息を引き取った。

ブルネットアッシュの短髪で、ボーイッシュな風貌。


戦闘のスタイルは竜を相手に格闘戦を厭わぬ完全前衛型。短剣ダガー一本で強個体種の竜を仕留める。


<メイキングこぼれ話>

竜を次々に殺して回る情緒不安定な少女……。この始まりのイメージから創造しました。

モデルは特にないけれど、富野ガンダムによく見られた……あ、いや『機動武闘伝Gガンダム』のデビルアレンビーか!

本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』では、思春期の頃の扇奈さん?


──ボーイッシュな外見で戦闘力が高いけれど、実はいたって女の子らしい、そんなキャラ。




■シビル(年齢不詳/♀)

イングレス・コマンドス第4特殊任務旅団〝第3《実験》コマンド〟所属 士官候補生相当官(軍属)


第4話でフィービーの替わりに補充されてきた女の子。

その外見はフィービーに瓜二つ、という……。

episode 2 の戦闘ではフィービー同様の高い白兵戦闘能力を示してみせた。

情緒の方は、最初の接敵で竜に飛び込んでいったものの、ロジャーの指示に直ぐに治まっており、フィービーほど不安定ではないようである。


戦闘のスタイルは、フィービーよりは機動/近接射撃戦に寄った前衛型。


<メイキングこぼれ話>

フィービーの戦死の後に送り込まれてきた、同じ顔をした少女。それが全てです。

本家『桜吹雪に鋼鉄の楔』には見当たらない。


──作中の都合で生み出された感があります……。『機動戦士Zガンダム』でフォウの後に登場したロザミア?

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