第17回 書き出し祭り/1-1『陰陽師たちと不可思議のこと』タイトル&あらすじ感想
【タイトルとあらすじを見ての印象】
想像していたより真面目でシリアスなお話だった!
めっちゃ読みたい!
文庫一気読みしたいタイプのお話しだ……。
最近この手のお話、結構流行ってますし、帝が清涼剤みたいな風に見えるから読みやすさもありそうで、人気出そう。
968年だと晴明も48歳くらいですが、出てくるかな、ワクワク。
明確な年号出されると、その当時の著名人たちが出てくるんじゃないかと期待しちゃいますよね!
【タイトルからの本文妄想】
(これを書いている時点で、まだあらすじは読んでいません)
陰陽師たち、ですから、陰陽寮の話にしようかな。
陰陽生10人の群像劇なんてどうですか。
毎回主人公が変わって、それぞれの子たちが不可思議な事態に巻き込まれた話を夜ごと共有してきゃっきゃする感じ。
時代設定をどこにするかが重要になってくると思うんですけど、やっぱり晴明は出したいですかねぇ。
個人的には、典薬寮とのいざこざとかもあったら楽しいなと思いつつ、呪術の派手さは必須とは思うので、平安初期くらいがいいのかなぁ。
あー、今まで呪禁道には触れてこなかった子たちが、学び始めたことによって怪異をより主観的に見るようになってしまうタイミングとか?
「実は先週からこんなことがあって……」みたいな語りだしから始まって回想的に本文に入っていって、先輩にくっ付いて貴族の屋敷に物忌に行ったら変なものを見てしまって、それを先輩に知らせたら先輩が確認する前に消えてしまって、その時からずっと誰かが近くにいる感覚が抜けない。
感知して、それを迂闊に口に出してしまったから憑かれてしまったその子を、別の先輩が最近取り入れ始めた呪術を用いて追い払ってくれた……と思ったけど根は残っていて……的なところで引っ張って終わる感じで。
自分たちが巻き込まれてしまうようになって、能力を身に付けるために頑張るところを描きつつ、能力を得てしまったことによる全能感からのやらかしとか、能力を得たことによって知覚できるようになってしまった晴明のヤバさとか、その辺を絡めつつ、短編連作みたいに続いていくと楽しいな〜。
【タイトル&あらすじからの本文妄想】
最初はあらすじに出る死亡者の内の誰かの死亡描写からでしょうか。
苦しみ、死んでいく描写からの死体発見!
「礼明殿も、また全身が緑色であったそうだ……」
「これで何人目だ? 次は誰の番かと……」
「原因が全く分からぬと言うし……やはり物の怪の……」
「そうに違いない……」
「なんて話が多く聞かれるのだが、其方らはどう思う?」
「物の怪のせいではありませぬ」
「うむ。この凶事は人の仕業にございますがゆえ」
「ふぅん、そうまで断言するか」
「我らには確信がありまする」
「確信確信と言いはするがな、その理由は話してくれぬではないか」
「知らぬ方が良いこともあるのです」
「面白くない、面白くないのう……其方らは此度の一件を解決できるのであろう? 俺も混ぜろ」
「我儘を申されますな」
「今ここで茶を飲まれている時点で、何人の者の臓腑に負担が掛かっているのやら」
「そのような些事、気にするでないわ! いいか、事後報告など許さんぞ。大事には必ず俺を呼べ、必ずだ」
「はぁ……」
「どうなさるのですか、あのご様子では誤魔化しても納得いただけませぬぞ」
「仕方あるまい、荒事にならぬ何かの折にお呼びして……そうだな、解剖でもお見せするか? 気分が悪くなってくださればもうあのようなことも言い出さなくなるであろう」
「益々ご興味を持たれたらどうするので?」
「…………嫌なことを言うな」
みたいな感じで、我儘帝ボーイのご機嫌を伺いつつ、二人が遺体の腹を開く……くらいで引きとかどうでしょう。
それまでを詳細に書いていたら、帝が帰っていって二人が溜息、くらいで終わってしまうかな……。
法医学的知見から犯人を断定しつつ、追い詰めていく過程で制御している物の怪たちの手助けもあったりしてくれると素敵ですね!
ご依頼ありがとうございました!
本文を楽しみにしておりますー!
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