第23話 違和感

 私はタバコを10年吸って、10年前に非喫煙者になりました。

 喫煙者の終盤の頃は、1日に2箱吸っていました。タバコを吸っていた頃は、空き缶灰皿やペットボトル灰皿をやっていました。

 喫煙者の頃は机の上で、缶を置いて飲むことに違和感を感じていました。

 特に、暗い色のパッケージのコーヒーとかには机の上に置いておきたくなかったです。

 喫煙者の頃は、今まで飲み物だったものが、毒に変わる瞬間を平然と見ていました。

 空き缶灰皿にしてしまっていたコーヒーを間違えて口にしたこともあります。

 空き缶灰皿にしているときは、机の上に置いてある飲み物に気をつけていました。スパイみたいです。

 灰皿が机の上にあっても、手が届かなかったりすると持っている空き缶を灰皿にしてました。非喫煙者になってからも、机の上に置いてある暗い色のパッケージのコーヒーを飲む際には注意してしまいます。

 喫煙者の頃は、歩きタバコもかなりしてきました。

 少し時間があれば、すぐに吸っていました。今は歩きタバコ禁止エリアがありますが、喫煙者の頃はありませんでした。

 屋外は基本的に喫煙オッケーと思っていました。

 しかし、最近は、ベランダ喫煙もニオイが付くって事で喫煙出来ません。

 ここ10年でベランダも含めた、建物内での喫煙に関してかなり厳しくなりました。

 そんな事情もあり、公園で喫煙しているのをよく見かけます。

 おそらく、建物内禁煙の影響でしょう。

 現在の喫煙者は、吸える場所を探していつもさまよっています。

 その結果たどり着いたのが、公園です。

 大きな公園では、必ず喫煙者達の溜まり場があります。近くに大きな会社があれば、仕事着を着ている人達が集まっていて、異様な雰囲気です。

 少し前は、コンビニでたむろする若者が問題になっていましたが、非喫煙者になって改めてよく見ると、公園や、コンビニの前でたむろする喫煙者に違和感を感じます。

 コンビニに灰皿を設置するのと、設置しないのでは売り上げが変わるのでしょうか?

 一度どこかで、シミュレーションしてみたいお題です。

 そういう私もコンビニ灰皿にはお世話になりました。通勤途中のコンビニの灰皿には、毎日毎日お世話になりました。

 そして、飲み物を買って会社に向かいました。あっ、そういう人達を狙ったマーケティング戦略だったのでしょうか?

 そういや最近、駐車場のあるコンビニは、昼時は休憩や喫煙している人の車でいっぱいで入れませんね。

 最近は、コンビニで食べ物を買って移動しながら食べるみたいな事はあまりしなくなりました。買いたくても、駐車場に入れないから。

 特にイートインがあるコンビニの駐車場は悲惨な状況ですね。

 路上喫煙や、車内喫煙を禁止にしたことで、車を運転する喫煙者は、コンビニに集まって喫煙の為に長時間駐車しているのでは?とすら、感じます。

 今、喫煙者を支えているのはコンビニです。

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