人喰い自動販売機

　主人公はある自動販売機の噂を聞いていた。自動販売機の中から赤ん坊の遺体が出てきたという噂だ。それ以来その自販機は「人喰い自動販売機」と呼ばれているという。
　そんな主人公はレプリカの日本刀を持っていた。主人公はこれが銃刀法違反になり、捕まるのではないかと恐れた。それに、子供に見せてはいけない気もした。そこで、この日本刀のレプリを、カモフラージュするために、自販機でぬいぐるみを買うことを思いたつ。しかし、千円札を入れても、何度も押し返される。
　まるで、その自販機に意志があるかのように。
　
　果たして、主人公はこの後どうなってしまうのか？
　
　是非、御一読下さい。

身近な物が襲ってくるホラーは数あれど、これほど上手く料理された作品は、なかなかない。

少ない文字数でストーリーも仕上がり、ラストもキレイにオチた上に、クスっと笑えるお茶目な作風。
ホラーなのに清々しい！

読み終わった後、つい冒頭に戻り読み返したくなるユニークな作品(^^)