囚われの俺と魔女

登場人物紹介

ロコ・ヴェスピー（LOcho VEspy→Psycho Love）

藤色の目で、漆黒に染まった髪が特徴的な魔女。『魔女』というイメージ通り、トンガリ帽子に黒いマントを着けている。その名前から一見外国人のよう思えるが、実は日本人である。その名前はあくまで『偽名（フェイク）』であり、魔女は真の名前を知られてはいけないという風習からのものである。その『偽名（フェイク）』は自身の師匠からつけられたものであり、後（のち）のことを考えるとそれは予言されていたものだったのかもしれない。世界でも右に出るものはいないと言われるほどの最強の魔女であり、数々の魔法を使うことが出来る上に、誰もが使用することは不可能な高度の魔法も簡単に発動させてしまうというウワサがあるほどである。一応、蘇生魔法も使用することは可能だが、禁術とされているため使うことはない。そんな輝かしい実績を持つ彼女だが、実は彼女には人間から魔女に『堕ちた』という過去がある。それは前例のない『突然変異』という、全くわけのわからない現象によって引き起こされたものであった。その過去から魔女としての辛い経験を、嫌というほど味わい、人間から離れていくようになっていた。

西羅真華（nisIRa SINge→？？？）

どこにでもいそうな至って普通の男子高校生。これといった才能もなく、高校でも平凡な、でも楽しく平和な毎日を送っていた。だがある日、非日常に巻き込まれ、飲み込まれていくこととなる。