異文化と異人種、それでも変わらぬ人の想い

この作品を万人に勧めることはできない。
何故なら『食人』という本来私たちにはタブーとされる行為を主題に置いているから。
それでも、好奇心旺盛な、この作品の視点を司る勇気ある(もとい無謀な)彼と肩を並べて、人食いたちの食文化と隣人としての文明に興味がある読者諸兄ならば……この作品は大いに面白く思える事だろう。
異国の料理と同じように、この作品は『味わって』みないとわからない。

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