第39話 ヨガやろうぜ!! ⑧

 皆さん、バレンタインイベお疲れ様でした!! 

 我がカルデアでは70個以上チョコが余ってしまいましたが……来年の頑張りに期待しましょう。新鯖の中では、メカクレ野郎とマイフレンドがめちゃくちゃ面白かったです。


 さて、それでは占星術解説に参りましょう。

 今日ご紹介するのは、「グルマンガラ・ヨガ」です。別名「努力のヨガ」。なんだか少年漫画的な熱いものを感じますね。


 このヨガは「本人の努力によって成功をつかむことができるヨガ」ですね。はい、文字通り(笑)


 成立条件も比較的ゆるく、

「火星と木星の間にコンビネーション(星座交換、コンジャンクション、アスペクト)があること」です。

 よかったですね!! あった方、おめでとう!!


 ……あれ、作者が妙にあっさりしてるな、って思いましたか。思いましたよね。そう、このヨガ、「意味が分かると怖いヨガ」かもしれないのです。


」ということをひっくり返せば、「」ということです。


 全てではありませんが、このヨガを持つ人は「誰かが助けてくれるよね~」「いつかきっと偉い人が僕を認めてくれる」「養ってもらいたい」という、他力本願な考えが成立しない傾向があります。

 周りの幸運が、自分に作用しにくいと言い換えた方が正確かもしれません。


 頂点に辿り着きたいけどヘリは借りられない、となれば自分の足でこつこつ登るしかありませんよね。そういう宿命を負ったヨガでもあるのです。

 あ、泣かないで。作者もこれ持ってるよ。


 よく出れば「頑張るぞ!」となるのですが、悪く出てしまい他人を信用できなくなると、「もういい! 全部俺が決める!!」となりやすい傾向があるので注意が必要。ワンマン社長とかに多いヨガかもしれません。本にのってたヨガ持ちの人たちも、なかなかクセの強い面子揃いでした。ご名誉のためにここでは書きませんが(笑)



 さて、最後のヨガはとってもレアです。専門の先生が「皇帝のホロスコープにしか見られないような非常に珍しい物」と書くくらいですから。

 名は「マリカ・ヨーガ」。別名「惑星の花輪」です。


 成立条件は最難関レベル。

「一室から六室まで、全ての室に惑星が在住すること」です。


 インド占星術は、ラーフ・ケートゥ含めて星が九つしかありません。そのうち太陽・水星など、どうしても距離が近くなってしまう惑星がある状況で、六個が一~六室にまんべんなくバラついているというのは非常に珍しい状況です。


 これを持っていたといわれるのが、インド初代首相のネルー氏。彼のホロスコープにももちろん弱点はあるのですが、歴史に名を刻めたのはこのヨガのおかげかもしれません。


 感動しましたか? もし自分が持っていたら……その力をどうか世界のために使ってくださいね。



 さて、長くなりました。これにてヨガ解説、一旦お開きといたしましょう。次回から最後の章に突入いたしますので、乞うご期待!




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