ポラリスよ、何処

#16 落としもの

　レポートがひと段落したのでこの文章を書いています。

　いや、実際のところまだ終わってないんやけどね。でも、来週締め切りのやつやしまあいいかなって。私の夏休みはまだ遠いです。

　今年は涼しいねなんて言ってたのに、梅雨が明けるとすぐに既視感のある暑さが訪れて。君の裏切りにはもう慣れたよ。なのにいつも期待しちゃうんだよ。恋人とも呼べないような屑に振り回されてるひとみたいな言葉になっちゃったけど、でもほんとにそう。

　春学期の講義が終わってから1歩たりとも家から出ていなかったおかげで、今日、レポート提出のためにひさしぶりに外を歩いたら、比喩じゃなくて死にそうになりました。明確な殺意を感じた。みんな、よく生きていますね。理不尽な暑さはそのまま凶器となるのでは。

　とりあえず、これから近くの図書館に寄って小説をいくつか借りようと心に決めました。娯楽として、趣味として、小説を手にとるのはいつぶりだろう。単純にどこかの世界にどぼんしたいだけといえばそうなんだけど。

　特別ファンというわけではないんだけど、すごく好きな文章を書くアイドルさんが何人かいて。今日はそのうちのひとりのお方がブログを更新されて、それを読んだときやっとこの場所の存在を思い出しました。

　ほんとひさしぶりなので、ここでの文章の書き方を完ぺきに忘れています。思い出せそうな気配すらない。

　さっきちらっと過去の自分が書いたものに目を通しましたが、今このテンションであの文体に重ねられる気がしなくて、諦めました。

　もうずっとこのままかも。もしくはまたしばらく経って文章の書き方が分からなくなって、諦めてそのときの｢今｣の言葉を使って、またしばらくして忘れて……って繰り返してるうちに、いつの間にか戻ってるのかも。

　まあ、気楽にいきましょう。何事も。

　というわけで、今日も私はちょっぴり元気です。