Ep.7 事態の末に――。

「……ん? なんだこの胸騒ぎは」


 茂みの中の深くを潜りながら、彼は生えている植物の一つを摘まむ手を止める。不意にざわつく胸の感覚。手を胸に当て押しやってみるが、その感覚はまるで体全体を蝕むようにして広がる一方で落ち着く気配がない。


 こういった胸騒ぎが起きる時、人は悪い事の前触れだとよく言う。或いは”何か”を本能が直感したものだとも。だが、こんな胸騒ぎが起きるような思い辺りがさして無い。


 そう思って、彼は止めていた手を再び動かし、作業を再開した。


 暗闇に紛れた茂みの中を、手に持った光るフラスコの明かりで照らしながら、その場に生えた植物の一群を彼は黙々と摘み取る。そうしてしばらくその作業を繰り返していると、側に生えた茂みが激しく揺れ出した。直後に慌ただしい複数の羽音と一緒に甲高い声が聞こえてくる。


「ここまで来れば大丈夫だよ! みんな、怪我はない!?」


「う、うん。なんとか……」


「た、助かったぁ……」


 キーキーと相変わらずに耳障りな声。どうやら妖精の数匹が傍に飛んで来たようだ。精霊樹から離れたこんな場所に現れるとは珍しい。


 妖精たちは荒れた息を整えようと、深呼吸を繰り返してその場に居座っている。茂みのせいで見えていないのか、こちらには気付いていないらしい。鬱憤ばらしの一つに脅かしてやろうかとも考えたが、薬草を取る時間がもったいないと思い、彼は茂み越しの妖精たちを無視した。


 しばらくすると、妖精たちの会話がまた聞こえてきた。


「ニッキーのやつ……大丈夫だったかな……」


「思いっきり殴られてたもんね……まだ子供のくせになんて凶暴なんだ……」


「相手は人間よ……? 侮っちゃだめだわ」



 …………おい。今なんて言った。



 作業を続けていた彼の手がまた動きを止める。



「……そういえばっ! さっきスペンシーと屋敷の前で会った時、あいつ羽が折れてたんだよ!」


「えぇっ!! 大丈夫だったのっ!?」


「うん……でも、なんか。深刻そうな顔して何かを伝えようとしてたから……もしかして俺たちに人間の事を知らせようとしてたのかもしれない……」


「スペンシー……大丈夫かな」


「屋敷の前に人間が現れたときは俺の隣にいたけど……みんな混乱してたからな……」


「なんだとっ!!!??」


 妖精たちの会話に続くように、彼は屈めていた体を茂みから飛び出させた。


「「「ぎゃぁああああああああああああっ!!!!???」」」


 まさか、当の屋敷のあるじがいきなり隣の茂みから現れるなど思ってもみなかっただろう。妖精たちも突然の事態に一斉に叫び声を上げる。


「おい貴様ら!! その話は本当なのか!?」


 茂みから強引に身を乗り出し、一番近くを浮遊していた小太りの妖精を彼は素早く鷲掴む。布で見えない顔をこれでもかという程に近づけて、彼は握った妖精を睨みつける。


「ほぶ……っ!!??」


 握られた始めはバタバタと手足を動かしていたが、やがて妖精は口から泡を吹き出し、白目をむいてカクカクと頷きだす。


 「ほ、ほんと……でふっ…………! だか……手、はなし……て」



 そして、ガクリと首をうつむけて妖精は動かなくなった。


(まさか……あってはいけない。そんなこと……”人間”が私の屋敷に近づくなど……!!)


 妖精を握る手が、わなわなと震える。最後にもう一度強く握りしめながら、彼は一番近くにあった茂みに向かって無造作に妖精の体を投げ捨てた。



「「チャックーー!!!!」」



 目の前の光景を怖気て眺めているだけだった妖精の二匹は、チャックと思しき捨てられた妖精の姿を視認するや、慌てて茂みの中へと羽ばたいていった。一方で、その場で立ち尽くす彼は妖精を投げ捨てた方の腕を尋常なく震わせて、元来たであろう道の行く末を静かに見つめていた。



――――”人間”が、私の屋敷の傍に来ている。



 己が留守の間に、屋敷に起きているであろう非常事態。そういえば、つい先日にイーポストが投げ言っていた。



――――そういえば、近頃はここら近隣で人間のいざこざが起きているそうです。もしかしたらここにも迷い込んでくる人間が何匹か来るかもしれませんよ。



 確かに言っていた。ならば、その通りに人間がこの地へと迷い込み、偶然にも屋敷へと行き着いてしまったという訳か。


 いや、そんな経緯いきさつなどどうでもいい。問題は、自らの住処テリトリーに”人間”という如何わしい生物が今まさに侵入してきているという事態だ。屋敷は閉じきってきたが、例え何をされなくても、その場に”人間”が居座っているという事実だけでも腹立たしい。



 ――――対処・・を。すぐに屋敷へと引き返し、対処・・をしなければ。



 手に持っていたフラスコを肩より下げた鞄に突っ込み、彼は屋敷の方角へとすぐさま足を走らせる。真っ暗闇の森の道の中、帰路を急ぐその姿は朧気で、彼がどこを通っているのかもはっきりとは分からない。


 だがしかし、暗闇に隠れた彼の姿を代弁するかのように、彼の顔を隠したその布より合間見えるまなこは真っ赤に染まり上がり、そして、彼のその思いを主張するかのように暗闇の中を怪しく光っていた。



――@――



「せぇっ、のぉおおぉぉぉ……!!!!」


「痛い痛い痛い痛いっ!! 乱暴に引っ張るな!!」


 部屋の中の床を転がる瓶の一つを蹴飛ばしながら、リリーが叫びを声を上げた。リリーの横で一生懸命何かを引っ張っていたハボックが後ろに一歩遠のく。


「ご、ごめん……! 痛かった……?」


「痛いわよ!! 頭が半分ちぎれるかと思ったじゃない!!」


 我慢がならない、と顔を真っ赤にしながらリリーが怒鳴り散らす。ハボックは申し訳なさそうに頭を下げるが、ハボックを見つめるリリーの顔はまだ怒っている。


「こ、今度は優しくするよ……」


「やめて。これ以上そんな事されるのはごめんだわ」


「わかった……」


 ぷいっと顔を曲げるリリー。しかし、まだ怒りが収まらないようで、床に散らばり落ちている瓶の中の一つを思いっきり蹴飛ばした。


「リリー、やめたほうがいいよ! 家の人がもっと怒っちゃう……」


「勝手に怒るなりしたらいいっ!! 人にこんな思いをさせる“モノ”を家に置いておく馬鹿なんだから、いい気味の一つぐらい味わってればいいわっ!!!」


 自分の頭の横から生えた“それ”を忌々しく見つめながら、リリーは散らかった部屋の空いている床の上にふんぞり返る。


「一体……どうしたらいいんだろう……」


 ハボックもリリーの頭の横から生える“それ”を見た。


 黒い髪に栄えて見えるように、リリーの頭から生えた物体。それは赤い花弁を揺らして咲いた大きな“花”だった。とても見事に咲き誇るその“花”は、艶を帯ており、リリーの頭の横から見事に花開いている。普通に見れば綺麗な花だが、頭から生えているという状態を考えると異常でしかない。


 さきほどからハボックが何度か引っ張ってみて取れないか確かめてみたが、今に至る通り、取れる事は無かった。


「スペンシー……? 君なら何とかできない……?」


 最後の頼みの綱である妖精にハボックは問いかけてみる。だが、当人のスペンシーは膨らんだ口を押えながらしれっとした態度をハボックに見せた。


「いや、ぷっくくくっ……ボクにも分かんないな~。見たことないもんこんな現象」


「あんた。なんか知ってるんなら今すぐに答えなさい。じゃないと今度は確実にその首へし折ってやるわよ」


「やれるもんならやってみなよ。この棚に手が届くんならねぇー」


 べぇーっ、と舌を出しながら部屋の壁の棚の上から二人を見下ろすスペンシー。その姿をリリーが歯を食いしばって睨みつける。


「スペンシーふざけないで! リリーが大変なんだよ?! 何とかしなきゃっ!!」


「何とかする? する必要ないだろ。ボクの羽と体を痛めつけた報いだよ。そのまま花に吸われて干からびちまえばいい」


 ハボックの必死な姿を見ながらも、棚の上に居座るスペンシーはどうでもいいというように寝そべり返った。


「スペンシー……? どうして、なんで助けてくれないの? あんなに優しくしてくれたのに……」


「分からないの? これがこいつの本性よ。最初から私たちの助けなんて考えちゃいないわ。……大方、私たちの困る姿でも見たかったんでしょうね。妖精はイタズラ好きだってよく語られるもの」


 リリーの放った言葉にニヤリとスペンシーが口を曲げる。


「お前に当てられるのはムカつくけど、その通りだよ。ボクは君たちを見かけて“イタズラ”を考えたんだ。まぁ、イタズラの度は過ぎてるかもだけど、この屋敷のアイツに会わせてあげるって言ったのもそうさ。実はね、アイツはものすごく人間嫌いなんだ。人間を前にしたアイツの姿をボクは見たことがないけど、そりゃあもう恐ろしいみたいだよ。この部屋の惨状を見て君たちを見つけるアイツの顔も楽しみだ」


 言いながら、スペンシーは愛らしいその顔を邪悪に歪めて笑い出した。スペンシーがそんな卑猥な姿をさらけ出すと、見ていたハボックの頬に涙が滴り落ちる。不意に溢れてきたそれに気がついて、咄嗟に拭き取ろうとハボックは腕を顔に擦り付けるが、拭き取る手が止まらない。


 それを見たスペンシーは一層に、けたたましく甲高い声を上げた。


「あはははっ! お前も馬鹿だよね! 子供だから無理ないけれど、人見知りの一つぐらいしたらよかったのに。バッカだなぁー!」


 部屋の頭上からクスクスと降り注ぐ笑い声。その声は実に愉快そうに、楽しそうに、嬉しそうに、部屋の開いた扉の外まで響き渡る。


「さて、そろそろボクもおいとましようかな。こんな所にいたらボクまで見つかっちまうし、一緒に殺されるなんてごめんだからね。精々アイツに苦しめられて死んでいきな」


 スペンシーの折れた羽が立ち上がる。棚から体を起こし、リリーたちの手が届かないちょうどの高さまで飛び立つと、開いた扉の前にスペンシーは浮遊する。そして、扉に向う手前でピタリと立ち止まって、二人に向かってもう一度振り返った。


「あ、そうだ! 森には幽霊はいないって言ったけどさ、君たちが死んだら森の初の幽霊になれるね! 死んだ後に苦しんだ感想聞きにいくから、それまで成仏しないでよ~……できなさそうだけど。んじゃ、ばいばい~」


 そう言ってスペンシーが廊下が見える扉の方へと向きなおった時だった。



「私ノ部屋ニ何ヲシタ」



 突然、何ともとれぬ低い声が響いてきたかと思えば、部屋の入口の前にいつのまにか見知らぬ男性が立っていた。


 濃い緑のシルクハットに同じ色のタキシードを着た背の高いその姿は人間のそれに見えるが、彼の顔には拙い十字が描かれた白い布が被せられており、その表情は伺い知れない。それでも、無言で佇むその姿からは沸々と何かへの憎悪が感じられた。


「え…………ぁ…………うそ……………………」


 その男の前に、ちょうど立ちふさがる形でその場に浮遊しているスペンシーは小さな声で呻いた。さっきまで見せていた余裕な態度は消え去り、今では完全に恐怖に捕らわれた姿を晒している。怖気からか、体を小刻みに震わせている。

 その後ろで控えるリリーとハボックも男の明らかに普通ではないそのおぞましい気迫に身を固めた。得体の知れないその男がどこの誰か分からずとも、この状況であればどんな者にでも察しが付く。


 スペンシーたちが散々に“アイツ”と罵った妖精たちに忌み嫌われる彼、彼こそがこの屋敷の“主人”だ。


 目の前のスペンシーを置いて、彼は自室の惨状を噛みしめるように部屋の中をゆっくりと見渡し始める。彼が大切にして集めていた趣味の数々はあろうことか、部屋の置き場に丁寧に並べられていた面影を残さず床に転がり返っている。あるものはガラスの表面にヒビを見せて無残に床の上に散らばり落ちていた。


 そして、彼は部屋の中の惨状を確認し終えると、目の前で浮遊する妖精の後ろの“二人”の姿を捉えた。



「許サン」



 そう一言彼は呟くと、腕をなぎ払って目前に浮かんでいた妖精の体を殴り飛ばした。


「ぷぎゃっ」


 潰れる様な音と一緒に、スペンシーの姿が消え去った。かと思えば、彼が腕を払った横の壁から直後に木片と煙が吹き出し、木製の壁をひしゃげて小さな穴が出来上がった。


 スペンシーを目の前から消し去ると、彼はそのままハボックとリリーの方へと歩み寄る。


「うわぁああああああっ!!?」


 たちまちハボックが叫びだす。何も言わずにこちらへ近づいてくる彼は確実に自分たちの事を殺すつもりでいる。そう、二人は直観した。


 最悪の結末が二人の脳裏に過る。最中、リリーの頭の中に静まり返っていたあの”声”が耳鳴りの如くつんざいた。



――――紫の汁、それを使って!



 はっ、とリリーは我に返る。見れば自分のすぐ近くに他の瓶と一緒に紛れて、紫に光る液体の入った小瓶が転がり落ちていた。訳が分からないでいると、腕を槍のようにして構えた彼がハボックの前に立ち、今にもその腕を振り下ろさんとしている。



――――早く!!



「えぇいうるさいわねっ……!!」


 おそらく”声”が指したと思われるその小瓶を乱暴に掴み取り、リリーはハボックの首袖を掴んで後ろに思いっきり引っ張った。間一髪で彼の振り下ろされた槍状の腕が外れ、床に貫通して木片と煙が辺りを飛び交う。


「うわぁあああああああああっ!!??」


 未だに叫び続けるハボックを後ろに放うりながら、リリーは小瓶のコルクを取って床に腕を突き刺したまま動けないままの彼の顔面――顔にかかった布越しに液体をぶちまけた。


「ぐっ……!? これは……っ!!」


 彼の顔、白い布に紫色の液体が染み渡り、シューッと音を立てながら染みた液体の跡から薄紫に煙が沸き上がる。



――――今だよ! 逃げてっ!!



 声がまた響く。言われるまでもなく、リリーは後ろで倒れるハボックの腕を掴み取って強引に引っ張りながら部屋の出口へと走り出した。


「行くわよ!! とっとと立ちなさい!!!」


「わぁああっ!!!??」


 液体を掛けられて動きを止める彼一人を置いて、二人は廊下の奥へと走り去った。行きの助けとなったスペンシーの明かりも、今度はない。薄暗くてよく分からない廊下の中を、二人は無我夢中に、ただまっすぐと走り抜けていく。しばらくすると、廊下の道の先から薄明かりが見えてくる。2階と合わさったロビーからもれる光だ。二人は明かりのもれる2階の廊下の突き当りに出ると、傍にかかった大きな階段を駆け下りる。


 1階に着いて、玄関へ――。


 入った時と変わらず開いたままの扉に向かって突進する。外に出ると、半ば勢いが余った所為でこけそうになるが、何とか態勢を持ちこたえて屋敷の前の石畳みの階段に着いた。


 そして、そのまま立ち止まることなく二人が階段を駆けていくと、リリーの頭の中にまたあの声が喧しく響き渡った。



――――止まって! お願い!



 なぜか”声”が止まれと叫びだす。拍子に、リリーは動かしていた足を止めて声に向かって言う。


「あんた……!! 誰だかわかんないけど、止まれるわけないでしょ!! 死ねに行けっていうの!?」


 後ろで引っ張られたハボックも、突然叫びだすリリーの姿に戸惑った様子で顔を向ける。



――――お願い止まって! 彼に伝えてほしいの! 名前を…………。



 訳が分からない。何を言っているんだこいつは。”声”に気を取られていると、突如、後ろから爆発音が響いてくる。


「な、何っ!?」


「あれは……!!」


 屋敷の方に振り返る。見ると、ちょうど自分たちが今さっき抜けて来た屋敷の出口がもくもくと茶色い煙を沸き上げて、何かに内側から突き破られたように破損して大きな穴をむき出していた。


 その穴から、ゆらりと姿を現す人影。屋敷の主人だ。開いた穴に片腕を掛けて外を見回している。



――――恐れないで伝えて! 名前を! アリストレアと! そう彼に…………。



 そう叫んでいる途中に、”声”はいきなりぷつりと途切れた。


「あ、あんたちょっと!?」


 呼びかけてみるが反応はない。途端に、不安がリリーの心の中を蝕んだ。辺りを見回していた彼もこちらの存在に気が付いて顔を向けてくる。


 そしてどうやったのか、主人かれはその場から姿を一瞬にして消し去り、気が付けば二人のすぐそばを降り立っていた。さっきと同じように、彼は一番近くのハボックに向かってその腕を槍状に構えて振り上げる。



――今度こそ、ハボックが殺されてしまう。



考えるよりも早く、リリーの体はハボックの前に飛び出した。両腕を大きく広げ、身代わりになるような態勢でリリーは彼の前に立ちふさがる。

 主人の腕がまっすぐとリリーの胸元にめがけ放たれていく中、”声”に教えられたあの”名前”がリリーの頭の中を過った。




――こんなところで”名前”を言う? ”名前”を言うだけで何になるっていうの? 馬鹿みたい。




――言う前に胸を貫かれて終わりじゃない。まるでまぬけな死に方しかできない。望みなんて薄い。やるだけ無駄。




――…………でも、もしも、それでも望みがあるなら、可能性があるなら……。




――それをしない方がよっぽど愚か者だ。




「“アリストレア”!! “アリストレア”よ!!! 知ってるんだったら動きを止めなさいよ馬鹿!!!!」



 声が枯れてしまうかと自分でも思うくらい力いっぱいに、その”名”をリリーは口にした。



「なぜ…………人間がその名を知っている」



 すると、落ち着いた男の声が目の前から聞こえてくる。あれ、どうしたのか。何も起こってない。


 叫んだ拍子に閉じた目をリリーはゆっくりと開けてみると、目に映った光景は、自分の胸の手前でその腕を止めこちらを見つめる主人の姿だった。



To be continued.

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