荒唐無稽、でも有り得る話かも……

お姉さんが死に、なぜ死んだか真実を知った少女が、どんどん闇に堕ちて救いようがないほどに堕ちに堕ちに堕ちに堕ちに堕ちに堕ちていく物語。
闇への染まり方、万物の呪い方がもう半端でない、「ないでしょこんな話」。でも、現実に魔法少女がいたら、こんな子もいるでしょうね。
例えば自衛隊で戦死、警官殉職、「国フザケンナ、国潰すつーか政治家も国民も殺す!」とか遺された家族が思って不思議じゃない。
とはいえ私は、あまりのぶっ飛びぶり残虐ぶりに感情移入は出来なかったんですが、でもまあ狂う理由として分からなくはないですし、結末はとても悲しいせつない気持ちになりました。
読むにかなりの胆力を必要とするこの作品、みなさまもよろしければどうぞ。
何かしら得るものが絶対にあると思います。

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