第7話 deceiving story...騙される物語

俺は、警戒しながらそっちを向きこっちから向かった。


そうすると、そっちからヤミドロが現れた。


俺は、すっかり敵だと思っていた。


「なんだよ....。ビックリさせんなよ....。」


「あぁ、悪いとりあえずここから逃げた方が良い....。」


俺は、不審に思った。


口調がかなり普通である事に....。


俺は、ストレートに聞かずに少しずつ棘でも刺していこうかと思った。


「なぁ、落ち着け。何があったかよく分からんが、しっかり説明してくれ。」


「そんな暇はねぇ、逃げるぞ!!」



俺は、それだけで証拠を掴んだ。



それを、突きつけてみる。


「なぁ、ヤミドロ。お前、おかしくねぇか?」


「あぁ?うるせぇ!!黙って言うこと聞け!」


「あのさ、ヤミドロがそんな人を急かすキャラじゃないが....。」


「良いだろ!!やべぇもんはやべぇからよ。」


「ヤミドロはな、順位0003でほとんど敵なしだが...。その中"逃げる"なんて言葉は.............ねェんだァよ!」



そして、彼に鋼の拳で殴った。





その瞬間。背景から、爆発音が聞こえた。



炎と黒煙が舞う中で、ヤミドロが現れた。


「ヘッ.........。油断しちまったァ....。俺相手に良くやってくれるじゃねぇかァ.........。えぇ.........?俺の仲間に手を出そうってんのかァ.........?」


そうすると、彼は白い煙を出し正体を表した。


「小僧、良く見破ったな....。順位8000位だから、舐めてたよ.........。」


そう言って、彼は俺に向かって嘲笑った。


「褒め言葉ありがとう....。お前が逃亡者か?あの兵隊の.........。」


「その通りだよ。俺は、変身の能力をもつ。順位2456。」


2456位。


周りからは、弱めだととらえるだろう。



何故なら、ウチの仲間にはエリート組とナンバーサードがいるから....。



「ハッ.........。おい....そんなんで、自分が強いとでも思ってんのかァ....?笑わしてくれるなァ.........。俺は、ナンバーサードォ.........ヤミドロだァ.........。宜しくなァ.....!!地の下でなァ.........。」


そうすると、ヤミドロは化物の様に、笑いながら、その兵隊を操っている。


神経を操り、首を締めさせているようだ。


「なァ....!!もっと、足掻けよォ....!!クサギさんよォ....。」


恐らく、彼の名前なのだろう。俺は、ヤミドロは思考を読み、彼の名前を知ったのかと思った。



「ウゴォ.........ウグ....。」


必死に、足掻いている模様。




バァン!!




銃声が、俺の後ろから聞こえた。


ゆっくり、振り向くとミオリが居た。


「....ってぇ....なァ....。後、もうちょっとだったのによォ.........。」


「悪いけど、ここグループは人を殺めないのがルールよ。それを破ろうとした罰。」


「ハァハァハァ....。」



彼は、呼吸を戻そうとしている。



「チッ.........。しゃあねぇ.........。」


と、言ってヤミドロは彼を上に引っ張るように立たせた。


ヤミドロは彼の耳元で「命乞いをしたなァ....。」と、一言、言った。


「ただし。助けてもらったという貴方には、どう言おうが絶対に軍隊についての資料を渡しなさい。もし従わなければ、此処ですぐに射殺よ。」


「え....」「資料!!」一言も喋らせないつもりだ。


彼は、一瞬硬直したが、すぐに我に返り、無言で資料を渡した。



その後、彼を外へ逃がした。


外は、もう雨がやんでいた。


「俺らは、これからどうする?」


「とりあえず、ちょうど、例の件は丸く収まったから計画通り明日行動しましょ?」


「あぁ....。そうするかァ....。」


とみんな落ち着いた。





その時に、外から男の叫び声と沢山の銃声が聞こえた。


彼だ。彼に何かあったんだと、外を確認した。





そうしたら、彼の体が蜂の巣状態になっていた。




「.........。」


まじまじとは、その無様な姿は見れなかった。死体を見たのは、これで初めて。


周りには撃った人物は見当たらない。





残酷だ....。





それしか、頭に無かった。




改めて、この2人の戦い方について考えたら、チームが怖くなった。



俺は、叫び。図書館に引きこもった。



その中、2人は呼び止めてはいたが無視をした。





何かが、壊れて失った.........。










to be continued...



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