第17話 天之神生美

生子が目を覚ますとそこは見知らぬ場所



どう見ても現代ではないような場所であった



ビルなんてないし、カフェなんてない



あるのは古そうな建物、外で商売をしているおじさん





生子「あ……かなり昔の世界にタイムスリップしちゃったってこと?



…………ねー、ブラフマー……」






ブラフマーはおにぎりを貪っている。




ブラフマー「おお!!生子!!うまい!!うまいぞこの食べ物!!」




生子「はしゃいでないで壊羅君と銀華ちゃんと合流するよ」




この後生子はブラフマーがお店のおにぎりを勝手に食べたせいでお金を払うことになるのだが如何せん昔のお金など持ってないので焦った





ブラフマー「因みに昔のお金は私が創造してなんとかした!!」








歩いて歩いて二時間ちょっと、二人とも全然見つからない




気がつけば……巨大なお城の前だった






生子「…………でっか」






?「いたぞ!!いたぞ!!不審者だああああああああああ!!!!!!」




するとお城からぞろぞろと兵隊さんみたいな人達が生子を囲んだとさ






生子「…………私?」




兵1「えええい!!不審な格好をした怪しいやつめ!!とらえろおおおおおお!!!!!!」






生子「…………ミー?」






兵隊達に捕まって城の中に入れられる!!





生子「いやあああああああああ!!!!!!」






どどん!!





正座で固まる生子





「…………なんかすごくお偉いさんな所へ連れていかれました」







?「汝、してこの城になんのようか?」





生子「えええ!?ほんとに!!お城見てただけなんです!!ほんとに!!ええ!!」




?「…………なるほど、確かに悪巧みをできそうな頭のいい顔はしとらんのう」




生子「(なんか遠回しにバカって言ってない!?)」





?「して……汝名は?」




生子「あ、天之神生子です…………」





?「何?天之神だと?」




生子「ほへ?」






生美「妾は天之神生美、この城の主君じゃ」




生子「あ…………」











驚きの余り生子は叫ぶ




生子「あああああああああああ!!!!!!」



生美「な、なんじゃ騒がしい!!」




生子は秘技かくかくしかじかを使った!!






生美「なるほど……つまりお主は未来から来た妾の子孫じゃと」



生子「…………はい」





生美「ふむう、誠に信じられぬが…………妙が同じじゃしのう…………ならこうしようではないか、妾と戦え」




生子「…………はい?」



余りに唐突なことできょとんとする生子





生美「ゲートオープン界放」



生子「ちょー!?唐突!!!!!!」










一方その頃



壊羅と銀華は謎のフード男とバトルしていた






銀華「はあはあ……こいつ、強い! 」



謎の男「ふむ、この程度ですか」





壊羅「なんなんだお前は……!!」






謎の男「サヴァスとでも名乗っておきましょうかね





さて、お話はここまで




やりなさいカヴァリエーレバッカス




…………冥界放」







闇の化神が二人を切り裂く





壊羅「ぐわああああ!!!!」


銀華「きゃあああ!!!!」





life×0







サヴァス「これでまたあなた方の代償も速まりましたね」





銀華の細胞がまた氷始める



銀華「ううっ!!」



苦しみの余り気を失う銀華に対して大量出血をしながらも壊羅を意識を保とうと踏ん張る




壊羅「お前の目的はなんだ……!!」






サヴァス「……全てを我が手中に」



そう呟きサヴァスは何処かへ消えた







戦いは生子対生美に戻る




生子「ジェネレイタ-ドラゴンゼロの創世でアバタードラゴン、レッド2体とヴァイオレットを召還!!ヴァイオレットの効果、自分の創造が召還されたときにドロー!!


エンシェントキャリバーがついてるからダブルシンボルのアタックだ!!」





生美「なるほど、だがまだまだじゃ



アタック後バースト!!我が化神が1つオオヒルメ!!



天界放の効果によりこのバトル終了次第アタックステップを終了する!!」



生子「でもおばあちゃんのライフはどのみち2!!ブロックしてもしなくてもどのみち二点落ちるよ!!」






生美「ふふ、そうは問屋がおろさん



アマテラスの神域によりコアを3つボイドに置くことでターンに1度自分のライフは減らない



よってライフで受ける」





生子「くっ、ターンエンド!!」



生美「ついでに天界放の効果でジェネレイタ-ドラゴンゼロを破壊じゃ!!」





生子「ああっ!!そんな!!」





turn生美




生美「オオヒルメ神煌臨じゃ!!



我が化神が1つ全ての世界を照らす翼



グランテラス!! 」






紅き龍が天から降臨する






生子「なんて迫力……!!」




生美「グランテラスにギョウコウを合体



さてはじめるかの、アタックステップ






天晶界放」





生子「何……眩しい!!」



まばゆき光がフィールドを包み込む!!






生美「さて、お主のスピリット全ては効果を失ってもらう!!」




生子「なっ!!」






生美「グランテラスのアタック時天晶界放により効果を失ったアバタードラゴンヴァイオレットをデッキの下に戻し回復!!



手元に戻れんぞ!!」





生子「!!そんな!!これじゃ創造の意味が……!!」




生美「ふむ、お主のライフは残り3つじゃな」




ぱきいん!!





生子「!?ううっ!?」



突然生子のライフが削られた!!





生子life×2




生子「な、何で……?」



生美「アマテラスのもうひとつの神域



自分の武龍、機巧のスピリットによって相手が場を離れたとき相手のライフを1つリザーブに削るのじゃ




さらにギョウコウの効果でアバタードラゴンレッドを破壊!!




そおらもう一点!!」





生子「ああっ!!」





生子life×1






生美「さあこのアタック、ブロックするのかしないのか!!」





生子「それだったらもう……ライフで





きゃああああああああ!!!!!!!!」








生子life×0











戦いが終わり寿命が削れ苦しむ生子に生美が近づく






生美「なるほど、寿命がお主の代償のようじゃな…………妾もだ」




生子「えっ!!」






生美「ならばこうすればいい話」




生美が放つ光に生子が包まれる!!





生子「な、なに!?」





光が止んだ頃には生美はいなく生子の手にはいつのまにか生美のデッキが握られていた






心の中から先美の声が聞こえる





生美「妾とお主が融合すれば暫くは大丈夫じゃろう、共に討伐しにいくぞ


ゼウスロロを」







生子「…………ありがとう、おばあちゃん」





続く






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