ブレイク・スナイダーの脚本術的映画シナリオ風小説

 当方も格闘小説を書く為に、創作サイドの視点で大いに共感出来るはじめての作品でした。
 その為、読者としてよりも創作的な視点の感想になる為、観る方によってはあまり参考にならないレビューになるかも知れない事を先ずはお断りしておきます。
 また、当方はまだオリジナル小説を書きはじめて1ヶ月ばかりのペーペーの意見なので的外れな事も多々あるかと思いますがご了承下さいませ。

 内容は作者様が仰る様に映画的な作品です。
 このイベントは描くのに苦労するだろうな、多分躊躇しながら書いたのだろうな等と想像しながら読みました。(この辺りは当方の応援コメントをご覧いただければと思います)
 多分自分ならこのイベントやらないだろうという部分も描写なさっており、勇気があるなと思いました。

 ブレイク・スナイダーあるいはハリウッドの脚本術等を勉強された創作家は多いかと思いますが、プロット時点で構想していたものが、いざ筆を進めると思い通りに行かない。そんな事はよくあるかと思います(実際当方は映画シナリオ風小説は諦めました)。
 多少駆け足かと思われる部分もあると思いましたが、映画を想定した尺内に収めるのも、恐らく今まで培われて来られた技術なのかと思い感服致しました。

 個人的には願わくはある人物が別作品、あるいは続編に登場してくれないかと思っています。(しつこいですかね?)

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