格闘マンガを小説で表現する……尊い!

この度は【アツいバトルを文章で】というニッチな企画にご参加いただきまことにありがとうございます。タイトルとあらすじが企画者である私の目論見にガッチリ合致したので早速拝読させていただきました。

感想ですが、非常にわかりやすく、雑味のない格闘表現が上手だな、と感じました。
女性が主人公なのに次から次へと男の格闘家が現れ、勝ち進むにつれて主人公の条件が不利になる鬼の様な舞台で戦う主人公の姿にアツさと感動を禁じえません。

自分も格闘、戦闘が物語の大きな要素となる小説を書いているのですごくわかるわーという点が多々ありました。
難しいですよね、格闘表現。私は特に音とか野暮ったくなりがちで苦手です。

どなたが応援コメントで女性がここまで強いのはリアリティに欠けるというような事を仰っておられました。
確かにそうかもと思いました。
ですが、それはこの小説が【リアル志向】だからだと思われます。

自分の作品も登場する女子が全員もれなく異様に強いですが、そこまでリアル志向ではないのと、登場人物が架空の武術を会得していたり、また物語がギャグベースなので成り立ってるのかな(ないかもですが)と、いろいろと考える良いきっかけになりました。
そういった点も、格闘表現の難しいところなのでしょう。

ただ、あくまでも小説、あるいはエンターテインメントなのでそこまで深く考えず楽しめば良いのだと私は思います。

格闘ゲームの女性キャラが男性キャラと同レベルなのと同じで、面白ければ良いと、私はそう考えて創作をしています。
だって強い女子ってカッコイイじゃないですか!

本作の作者様にも同じソウルを感じましたので、思わずこの様なレビューをしてしまった次第であります。 

もし違ったらすみません。

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