第13話 一石橋で待てばよい

 ときは元号が平成に代わるほんの少し前。

 ところはT県の西のはし、芯斗市中那村。

 ウチは、古い木造の日本家屋である。

 家族は姉と私、そして弟と父と祖母。


 五月の半ば、山にはシイの木の花が咲きほこっている。

 その晩、姉は私の部屋にきてお茶を飲んでいた。私の好きなお菓子「一条公」を手土産にしていた。このお菓子は、生地で包まれた餡の中に栗が入っているのが特徴であり、とてもおいしい。私は早速、ほうじ茶を淹れたのだった。


 まったりとした時がすぎる。そういえば、遠野の「シスケの山」では、今ごろ「カンコ花」が開いているんだろうか。

「ねえ、お姉ちゃん?」

「何?」

「前から疑問やったんやけど…」

「何よ?」

「その…『Xライダー』のことやけど…」

「何でも訊いて!なにナニ何?ナニについて?全体として、すんごい矛盾があること?路線変更に完全に行き詰まって、あきらかに失敗したこと?主人公が、アタマ悪そうに見えること?たしかに『敬介』は最終回の手紙で、よりによって自分の名前の漢字を間違ってたしねえ!だいたい、彼は希望の進路と入った大学、ズレてるんだよなあ。他にもヘンなとこいっぱいよ、あの番組は。『アポロガイスト』は復活したら頭脳が消えちゃってるし、『キングダーク』は『RS装置』無しで大地に立つしねえ。それまでの設計図の争奪戦はなんだったんだって話だよ。『敬介』は新必殺技『真空地獄車』の試しを『おやっさん』でやるしねえ。あんなワザくらって『ちょっと効いたぜ』ですませるおやっさんもおやっさんだけどねえ。『仮面ライダーX』は、あのシリーズで一番ツッコミどころが多い作品と思う」

「ええと……その…お姉ちゃん……自分の好きなシリーズ、よおそんなにケナせるねえ…」

「ちがうチガウ!違うよう、これは、要するに愛するがゆえのツッコミ!おかしなところも含めて楽しむ、そして愛するのがファンの心理なわけなんよー」

「あー、そーゆーことやねー。わかる!私もわかる。『必殺シリーズ』やって、シブい脚本のときでもツッコミどころのある演出、ようあった。もっとも私は、後期のマンネリ路線はダイキライやけど。中期までの、そういうのは、そんなのも含めたうえで楽しめるわー!」

「そーやろ!あんたもそーやろー!ヘンなとこ混ぜたうえで愛せるんよねー好きなものはねー。で、ええと、何やったっけ、質問?」

「あ、そーやった。そのことやったねえ。あの番組『仮面ライダーX』って、敵の組織の路線が前期と後期でめちゃくちゃ変わるやんか」

「そうやったねえ。『ギリシャ神話モチーフの怪人』路線から、『動物プラス歴史上の悪人の怪人』路線に切り替わる。同じ番組とは思えんほど敵の怪人が変わるし、ストーリーの内容にしてもしかり。東西の大国が手を組んで日本の壊滅をたくらむ組織との攻防戦が、キングダークの回路の設計図の争奪戦になっちゃうしねえ。あれほどの変化は、あのシリーズでも一番やろうと思う」

「そう、それって結局、いわゆる『テコ入れ』なんやろ?」

「間違いない。前半の、渋いドラマ路線のほうが、アタシは好きやけど、子供ウケはせんかったもんで、後半は明るくして分かりやすい怪人にしたわけよねー」

「そんなに、視聴率悪かった?」

「うーん…それほど…悪いほうでもなかったけど…ホラあ!大ヒットした『仮面ライダーV3』の後番組としては…ねえ、色々あるわけよ」

「あー!そういうことかー」

「それに、もうひとつ、真のライバルの存在もあるんだなあ」

「え?Xライダーのライバルってアポロガイストやん!他に、おったっけ?」

「まーまあ、トモ美、考えて。番組としての『仮面ライダーシリーズ』の敵って何と思う?」

「ええ?番組でいうと…ええと…『ウルトラシリーズ』?」

「うん、1号ライダーの…本郷さんが改造されたばっかりのころは、たしかに『帰ってきたウルトラマン』が仮想の敵やったと思う」

「変わるの、それが?」

「そう、第三勢力が台頭して、ライダーシリーズとウルトラシリーズ共通の敵になってくるのよねー」

「すごい話やねえ。何?ライダーとウルトラが共闘した相手は?」

「ふふん!それは!♪そーらにーそびえるー♪くろがねのーしろー『マジンガーシリーズ』だあああ!」

「ああああ!それがあったかああ!」

「この頃は、SFアニメが勢力を拡大しよってねえ。その中でも『マジンガー』と『タツノコプロ作品』は群を抜いてたんだよねえ」

「そうか…」

「番組としての『仮面ライダーX』は、『グレートマジンガー』と激闘していたわけよ」

「なるほど…」

「まあ、直後に来るオイルショックと『宇宙戦艦ヤマト』で、70年代の第二次特撮ブームはトドメを刺されるわけやけどねえ」

「はーん…」

 一瞬、七人ライダーとウルトラ兄弟が波動砲で吹っ飛ばされる姿が浮かんだ。

「で、トモ美、あんたの疑問って?」

「あ、そーやった、そーやった!Xライダーの後半のことやけど…」

「なに何ナニ?」

「その、『歴史上の悪人』の怪人って、人選がとんでもないやんか!」

「つまり、『ガマゴエモン』とか『ヒトデヒットラー』とか?」

「まー、そのへんは何ともいえんけど、他にもおるやんか。これって悪人といっていいの?ってやつら!」

「例えば?」

「ほら『タイガーネロ』とか『サソリジェロニモ』とか『クモナポレオン』とかあ!悪人と一概にくくったらいかんろう?『カブトムシルパン』とか『ヒルドラキュラ』なんて、こいつら実在せん人物やし。『トカゲバイキング』は、特定の個人やないし、民族やし!」

「まあー、そのへんに、スタッフさんらあの苦労がにじみ出るいうやつやねえ。アタシも、そのへんは、かなりムリがあると思ってる。造形もムチャクチャなのがあるしねえ。まえの『ギリシャ神話』怪人のときの造形は、彫刻がそのまま動き出したみたいによくできてるもんねえ。やっぱり、スタッフさんそうとう苦労したと思うよー、あの路線変更にはー」

「そう、その怪人のことやけどー」

「なあに?(キョーミシンシン)」

「ほら『ムカデヨウキヒ』って、おるやんか」

「うん、第三十三話に登場」

「悪人じゃなああい!『楊貴妃』は悪くなああい!ひっどおおおい!この偏見!」

「まあ、ねえ。そりゃあ、そうやねえ。あんたの言いたいことはよーわかるよ」

「悪いのは、皇帝やんか!自分の息子の嫁に惚れてアレコレ手えつくして、息子の嫁の『楊玉環』を自分のものにして、国政をないがしろにして、内乱状態にさせた『玄宗皇帝』が悪いんやんかあ!『楊貴妃』は、つまり『楊玉環』は被害者やんかああ!悪人に認定するのは可哀想でえ!」

「よおおおおっくわかるよおー。けどねえ、世間のイメージって、そういうことなんだよねえ。とくに、この番組つくった当時は楊貴妃は『皇帝をたぶらかして国を危うくさせた悪い女』というイメージやったんだよねえ。少なくとも、この怪人らを考案した『石森プロ』のスタッフには」

「まあ、そうなんやろーねえー。ホントは、気の毒な境遇の女性なんやけどなー、楊玉環は…」


 姉と向かい合って話していて、思った。この人は、やっぱり美人だなあ。着ているのは、いつもの赤ジャージなんだが、つくづく思う。ウチの姉は、とってもキレイな人だ。

「な、なに!何よおー!?人の顔、今にも『スペースリパー・スティンギーアイズ』放つみたいな目でじいいいいいっと見てえ!」

「お姉ちゃん…モテるでねえ…」

「え?」

「非公式やけど、『ミス芯斗高校』なんやろう?しかも、二年連続!」

「なななな、何!急に!ひとのこと、ジロジロ見よったと思ったら、ナニを言いだすがあーーー!?アンタはあああああーーーー!」

「評判でえ。『応援団の緒方さんは、キレイでカッコよくて面白い美人』いうて…」

「何なにナニ、なに言いだすんよ!きょうだいで!」

「キャッチフレーズあるやん、お姉ちゃん。『立てばシャクヤク、座ればボタン』…」

「うっわー、妹にソレ言われるとは思わんかったあー。参ったねえ、こりゃあ…」

「で、『たたかう姿はラフレシア』って!ピッタリやんか!お姉ちゃん!」

「ま…まあ…それは…気には…いってる…フレーズやけど、あらためて身内に言われたら、どーいうカオすりゃあええのよ!アタシゃあ!」

「男子に人気あるやんか。女子にもやけど、お姉ちゃん。ラブレターも来るのやない?男子から」

「まあ……ねえ……ない……ことも…ない…けど…ねえ……そうや……ねえ………」

「ほらホラほらあ!ほっらああーー!」

「けど、ぜえんぶゴメンナサイしよるで。アタシ、今、全然イロコイ沙汰する気ないけんねえ」

「まーねえ、そりゃあねえー、カレシおるしねー」

「おらんオランおらん!おらあーん!そんなもんは、アタシのまわりには、おっらああああーーーーんんんん!」

「またまたー。そんなコトをー」

「まあ、強いて言うなら…ねえ……ケンやったら、今は……こっちにはおらんし……。今頃アイツ、どこ飛びまわりよるろうねえ…。モンゴルか…ロシアか…はたまた…満州かねえ…」

「遠おーーーーい目をするな!それに、人類以外をカレシあつかいするなああああ!」

「えええーーー、ダメなのおおおーーー?」

「ブゥゥゥーー!、ダメェーーーーーー!」

「じゃあ、コーちゃん!」

「小学一年の男児を出すなあああ!お姉ちゃんはショタコンかああ!」

「あれ?アタシ、あの子と気が合うがよー」

「ヘンシンごっこしよるだけじゃろーが!」

「他には、おらんもん!」

「ええ?ええええええーーーー!?」

「…『やはらかに積れる雪に熱てる頬を埋むるごとし恋してみたし』…石川啄木…」

「…ジョウ治師匠!」

「あー、あのひととは何にもないけん。ほんとに。ホントほんとホント。単に、仲ええだけやけん、ホントに」

「ハタからしたら、充分、付き合いよるように見えるけどねー」

「もう十年のつきあいやけん…お互いのことようわかるし…通じらあね!マンガとかテレビとかの趣味も合うし、だいたいアタシの投稿好きは、あのひとの影響やけんね。あのひとは、『中島みゆき』と『谷山浩子』のオールナイトニッポンやったけどね。フォークソングの趣味も影響やし…」

「もはやノロケにしか聞こえませんなー、姉上え!」

「やっかましいいい!トモ美い、あんたもホントはすっごい人気あるの、気づいてないんやろう?」

「ええ?私があ?ナイナイナイナイ!そっりゃあナイ!あるワケ無い!」

「でも『緒方イモウトは、お人形さんみたいで超ーーとってもカワイイ美少女』ということになってるでえ、周りは」

「うっそおおおおおおーーー!そんなワケ無い!ナイナイナイ!絶っっ対ナイ!」

「ホントよおーーー!本人には、かえって伝わらんもんやろかねえ、こーいう情報って。でも、身内からみても、あんたはズイッブン美少女で、ホントに」

「うっそやああああーーーー!うそおおおおお!嘘ばっかりいいい!お姉ちゃああんんん!」

「ウソじゃないよお。あんたはキレイで、すんっごく可愛い少女!それに、周りのウワサも本当で!」

「信じられえーーん!全っっっ然しんじられえええん!私がああ!まっさかあああ!この私がああああ!こんっっっなチビ助の私があああ!信じられえええーーん!」

「本人は、気付かんもんかねえ」

「だって私、友達もヨシ江とルミ子しかおらんし…」

「友達はカンケイないと思うけど」

「だって私、この二人以外とは、浅ーい日常会話くらいしか、無いもん。ましてや、男子とは…」

「あ、そうか!あんた、トモダチとかダンシとかいう前に、あんたと本格的にディープな会話できる人が、おらんわけか…」

「そー!そういうこと!『必殺シリーズ』とか『鬼平犯科帳』とか、時代劇のことなんてみんな『何ソレ?』やし、野球もパ・リーグのことは全然知らんし、相撲もだあれもキョーミないし、ましてや歴史小説やら時代小説やら元禄やら文化文政やら天保やらいうてもだれもかれもチンプンカンプンやしーー」

「そうやね。ひとのこと言えんけど、あんたの興味あるもんって、一般の女子高生には理解の範疇を超越してるワケやねえ…」

「そーいうコト。世間一般の女子は『ヒカルゲンジ』と聞くと『ローラースケート』が出るらしいし、逆に『ローラースケート』いうたら『ヒカルゲンジ』らしいけど、私『ヒカルゲンジ』と聞いたら『あさきゆめみし』しか出てこんもん!」

「そりゃあ、アタシもおんなじやねえ。ヒカルゲンジに関しては『あさきゆめみし』やし、ローラースケートやったらアタシは『とんでも戦士ムテキング』しか出てこんよ」

「自分の好きなもん以外はキョーミないもんね、私らって」

「興味あるもんには、とことんノメリ込むけどねー。それに、アタシらの好きなもんというのが、世間一般女子とは隔絶したところにあるワケなんだなあコレが」

「そーいうコトやねー。けど、お姉ちゃんもそうかもしれんけど、まだ応援団とかしよるし、他の人と共有できるところああるやん。私、クラブも興味ないし、アイドルやら芸能界の話されてもよーわからんもん」

「友達が多けりゃあええってもんでもないで。2、3人おったら充分じゃない?」

「そう?」

「友達は多いけど、自分が無い奴、おるもんねー」

「そーいうのって、友達なんかねえ?」

「本人がよけりゃあ、それでええのやない?よー女同士で群れちょるのがあるけど、意外と内部は、足の引っ張りあいやったりするしねー」

「そーしてまで、何で一緒におらんといかんのやろう?私、わからん」

「わからんで、えーわね。あんたは自分の道行ったらええのやけん。アタシもそーやし」

「わからんでえーかー。私、レンアイもよーわからんしー」

「やってみたらどうかねえ?案外、ええ人おるかもしれんよ。ふふん!あんたやったら、とっかえひっかえも可能でええ」

「あの……会話が…全然通じんと思う…」

「あ………まてよ…あんたの理想のひと『鬼平さん』よねえ」

「うん!。『火付盗賊改方長官、長谷川平蔵宣以』!」

「そうやったよねえ。と、するとあんたの相手って、そうとうハードル高いぞお、こりゃあ」

「え……えーと…私、理想が高すぎる?」

「っというか…(にいっ)トモ美、アタシねえ、あんたの好きな人、もう一人知ってるんよねえー」

「ええ!わかる?お姉ちゃん?」

「あんた『おねえちゃん、あちきと遊ばない?』って言われたいのやろ?」

「きゃっ🖤」

「くっくっく、原作どおりのリアクションしおって、コイツめ!」

「やっぱーお姉ちゃん、バレてたかー」

「そりゃあ、わかるわい!三番目の人もわかるよー」

「ぎくっ!」

「バット持ってぇー、お酒!ブシュウッ!」

「ぎくぎくっ!」

「やっぱり、そーかー」

「参りましたぜ。その目は、ゴマかせませんなあ、ダンナあ」

「トモ美、気がついてる?」

「え?何に?」

「共通点に」

「何ソレ?」

「だからあ今出てきた、あんたの好きな人三人!『長谷川平蔵さん』『浮浪雲』『あぶさん』の共通点!」

「え?え?え?え?」

「この三人、揃いもそろってみいんな女房子持ちのおじさんやんか」

「げげげゲゲゲげげげゲゲゲげげげゲゲゲげげげゲゲゲ!」

「あんたは『鬼太郎』を讃える虫たちかい」

「気が………つかんかった…」

「あんた、イロコイ沙汰に興味ないのもホントやろうけど、ひょっとしたらあんたにとっては『高校生ていどのガキんちょなんて、相手にならん!』っていうことじゃない?実は?」

「うわああああ……ああああ……」

「しっかりした、大人の男性がええんじゃないの?あんたは?」

「わあああああ……えーと、えーと…あああっ!おった!おったよ!お姉ちゃん!私が好きな人!もう一人!それも独身者!ドクシンシャで!」

「えー、誰ぇーかなあーーー?」

「それは…」

「貴様は、『平賀・キートン・太一』と言う!」

「平賀・キートン・太一!はっっっ!」

「こんな手にひっかかるとは………このムスメは…」

「ああ!無念じゃあ!姉上!」

「そ…それはそうと、あの…トモ美…『マスターキートン』って、娘がいるよね…」

「うん、百合子ちゃん」

「だったらそれも、子持ちのおっさんじゃああああーーーー!」

「うわあああ……私…わたし…私ってひょっとして…オジさんシュミ?ねえ、お姉ちゃん!ねええ!私って、オジさんが理想?ねえ!お姉ちゃん!」

「じゃあー……最後に…こうしよう。最後に、もっとずっと若くてあんたがいいと思う独身の人をいってみようか!それで、この問題はおしまいにしよう。マンガ以外でも、アニメでも何でもええやんか。ほかにも出てくるろう、あんた、考えてみ!」

「うーーーーん……………んんんんーー!…んんんんんーーーー!んんんんーーーーーっ!……………ああーーーーー!もう一人だけ、いたああああああーーーーーーー!」

「誰?だれ?これは、アタシにも想像つかん!誰だれ誰ダレェ!?」

「ふっふっふ!教えてしんぜよう」

「教えてたもれ、我が妹よ」

「姉者!その人はーーーーー『水鴎流!拝一刀』!!」

「…………………………、………………、…………………………………………………」

「どーしたの?お姉ちゃん?固まったままやけど…」

「……ト…トモ美…その…人の…出る…作品の…タイトル…は?………何……やっ…たっ…け……?」

「もっちろん!『子連れ狼』!」

「タイトルからイキナリ『子連れ』かあああああい!」

「ぎゃああああああああーーーーーー!」


 私、マトモな恋愛って、できるんだろうか?


        一石橋で待てばよい 終












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