第4話 ✨👄✨✨

「え…、ああ、お祖母さんが屋上から落ちてきたコンクリートの破片で怪我をした事件ですか……」

 そういえば、もう事件が起こってから一週間ほど経つが、あの事件の犯人が捕まったと言う話は聴かない。



 テーブルに置かれたアイスコーヒーのグラスが『カラン』と乾いた音色をかなでた。




「ええ……✨👄✨✨ 許せないわ。

 犯人のヤツ!!」

 ルナは微笑んで、形の良い唇にストローをくわえた。



『ゴックン…😳💕💕』

 あの柔らかそうな唇にキス出来たら、どんな気分なんだろう。



 ボクは話し、そっちのけでルナの唇ばかり見つめていた。






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